2016年

●7月9日  記録者:安藤圭祐

明日は何の日だ?誰かの誕生日、納豆の日、等でもあるが、明日は選挙の日だ。18歳から普通選挙の選挙権が与えられる。国民に選挙権が来たのは、大日本帝国憲法の時代だ。明治維新が始まったころの選挙は、選挙権が与えられる条件が違った。当時は、15円(今では数百万円相当)の税金を払える、25歳以上の男性に限られた。女性の選挙権は、日本国憲法になってから。市川房枝さんをはじめとする女性の方々が、女性にも選挙権を与えられるようにした。そして今18歳から選挙が出来るようになった。

このような歴史を学んだのに忘れている学生がいる。君たちに教えた社会科の先生が泣くぞ。授業の準備をして教えて、忘れたって言われた先生の身になってみろ。我々は歴史上にいる。50年後、君たちがお爺さん、お婆さんの時、息子または孫の世代が勉強して、ノートに18歳から選挙をするようになったことを書く。

国民がどれだけ苦労をして政治に関われるように頑張ってきたか。過去の人々は、平等だ、人権だ、と言ってきた。だから今、我々は勉強が出来る。勉強をやって、陸上もやってきた。
明治維新の時、学生に選挙権を与えようとした人もいる。確保してもらった選挙権を無駄にしないためにも、明日はしっかり投票すること。

住民票を変えていない人は、地元、また別の場所に自分の選挙権がある。法律で考えなさいと言っている。君たちの判断基準で良いので、自分たちで調べる。立候補者、政党は何をしてきて、何をしたいのか、新人はこれまで何をしてきたのか。今はインターネットで調べられる。当たり前だが、1人1人が国民の自覚を持って選ぶ。選挙権がなかったらどれだけ大変だったか、歴史を紐解いていく。日本というチームを大切にする。そういう気持ちでやろう。

国の人たちには考える力がある。自分の意思を表に出していくこと。これはすごく大切なこと。忘れてもいい知識はある。手の中のスマートフォンでも調べられる。でも、この投票用紙がどうやって与えられたのか、まして女性がどうやって参加できるようになったのかは忘れない。

社会人としてやっていくとき、政治とは?社会とは?と聞かれたときに答えられないとならない。今は大学生だからしっかりと考える。50年前は特別な人が大学生だった。今は誰でもなれる。責任をもって考える。そうすると、責任とは〜と言えるようになる。1人1人何をするのか考えるように。明日は選挙の日だ。


●7月23日 記録:中山雄介

今日は4時間リレーがあるということで、外部から中学生が来ている。もう少ししたら他の参加者の人たちも来ると思うが、そういう知らない人にどのように挨拶できるかはとても大事。
大勢の人が来た時に、大抵の人は何もできなくなる。大勢の人がいるときでも、挨拶をしたり声掛けをすることができないと世の中でうまく生きていくことはできない
。大学では、何でも自由に自分で決めることができる。その中でどう主体的に考えていけるかが重要。世の中の常識よりも上のことをやれれば、それはできる人だと言える。裕福じゃなくてもそういうことができれば、幸福を得ることは可能。例えば、OB、OGは学生とは関係ないが、色々なことをサポートしてくれている。それに対するお返しができるかという話。学生はこれから4時間リレーがあると思うが、それぞれがどんな仕事をやるかで自分の力が養われる。何事も相手に立場に立って考えていこう。


●9月11日(日) 記録:坂本光

全日本インカレから一週間後に記録会をやり、その一週間後に26大学対抗戦を迎えるようなスケジュールになっているのはちゃんと意味がある。それをちゃんと理解しているだろうか。
全日本インカレで各々が得たことや刺激を受けたことがあったと思う。それを受けて、気合のはいった試合をして欲しかった。いい形で26大学につながるような記録会にして欲しかった。しかし、今回の記録会はそういう気合というか気持ちが伝わってこなかった。

せっかく、全日本インカレにいったのに、そこで感じたことや、気持ちが伝わってこない悲しいものになってしまった。気持ちがまったくないとは言わないが、確実に薄いし、足りない。そこを変えていってほしい。
水泳でオリンピックのメダルを取った選手たちは、先日の国体でさらに記録を更新したりしている。大会の大きさなどに関係なく、いつでも全力で、どんな舞台でも力を発揮している。
記録会だからといっても、競技会は競技会だから手抜きなんてない。全力でやらないことは自分で自分の潜在能力を消している。
どんな競技でもトップの人はここぞというときに、全力をだすため、自分自身の全力を上げていくために日々取り組んでいる。もし全日本インカレに出たいなら、日々全力でちゃんとやろう。それは練習や試合に対してだけでなく、掃除や挨拶などの細かなこともそうである。当たり前のこともできない人が力を発揮できるわけがない。また、ウォームアップの話もこの前にしているのだから、実践していこう。教えてもらったことはすぐにやるようにしよう。

全日本インカレに連れていってよかったと思わせるような気持ちを日々の練習、試合で出していってほしい。


●9月22日(木) 記録:菊地沙貴

 小さなことではあるが、朝はおはよう、昼はこんにちはと正しい日本語を使おう。きちんと言葉を使い、自分が変わることはない。周りに流されずに普通に今までやってきたことをやろう。

 朝の挨拶に関して中学生はできるのに高校生はできない。形だけでなく、きちんとしたことをきちんとやっていかなければいけない。普段から家でも脱いだ靴をそろえるなど、身につくとはそういうことだ。集団でなく一人でいるときにきちんとできているのか。四年生は四年間やってきて、きちんとできているか。自分で評価してみてどうか。

 

 国公立の対校戦は第一回が七大学、その前の大会は四大学、福島大学は二回目から参加し総合優勝した。その時代はセンター入試で入ってきた学生たちで関東の国立大学に勝つことができた。今の福島大学は推薦入試もある。しかし東京学芸大学と福島大学以外は推薦がほとんどない。横浜国立大学に関しては全競技で三人しか推薦で入学することができない。このような中で福島大学に向かってくる学校はたくさんある。だから勝って当たり前のチームでなければならない。

 震災があり、いろいろな変化があった。今は昔に比べて人が多いわけではない。そのような状況で同条件の大学とどのように戦っていくのか。他大学との差は何か。今は推薦ではない人たちだけで勝てなくなってきた。それは何が違うからなのか。勝つことがすべてではない。でも成果を出すことはすべてだ。なぜなら時間やお金を使っているから。学生は授業をして税金を使っている。だから、成果を出して人材をして社会に出て行くことは当たり前のことだ。学生は大学で陸上だけやっているわけではない。でもだからといって負けていいわけではないだろう。

対校戦で戦うために自分を磨く必要がある。それは前日にがんばったって点にはならない。やるべきことはたくさんあるからだ。試合でがんばろうと思わない人なんていない。しかし、日頃の練習では手を抜ける。妥協できる。詰めた練習をしない人は勝てない。それは机に教科書を開いたまま勉強しないのと同じだ。

四年生は対校戦というものが終わった。しかし下級生はまだこれからもある。選手というのは学校の代表として出る。個人の大会は自分の納得のためだが選手は違う。選ばれたチームの代表なのだから恥ずかしいことはできないしそのためにも努力しなければならない。差を埋める努力は客観的必要量分しなければならない。三十万のテレビを買うのに千円しか貯金できなければそれは努力といわないだろう。

各自が詰めた練習を本当にできているか。レースペース、全力、軽く、それぞれいわれた通りにやる。練習でできるようにしなければいけない。跳躍の助走だったらファールがないように練習する。もし合わなかったら自分で合わせる。当日の調子、風の方向などを考えなければいけない。練習でできなかったら練習のない日、練習後などできるまでやる。ウォッチや計測器は何のために使っているのか。データは使っているのか。今のままでは工夫がない。言われなきゃできないことなのか。やかましく言われて一番になったところで何が残るのか。これから社会人として生きていかなければいけない。お金が出されるのはここまでだ。これからは自分で稼いで国に出す義務がある。今使っているのは中学・高校を卒業して働いている人のお金だ。これからはその立場になる。だから今成果を出すために挑戦している。世の中は簡単ではないから成果が出ないと何もない。

国公立の大会では同条件の人と戦って勝たなければいけない。同じ国立大学だから授業、レポートやバイトをやって合間に練習する。みんな特別な人じゃない。自分たちが成果を出すために努力している。成果を出せなかったら変えなければいけない。正しい工夫がなければいけない。成果を出すためには無駄はいらない。工夫がなくただがんばるだけは無駄で役に立たない。だから先生やコーチはいつも「無駄か、無駄じゃないか」と考えさせている。ただしている気になっているだけではだめだ。時間は限られていてすべてのことができるわけではない。だから、考えてやらなければいけないことをやる。

福島大学は目標にされているチームだ。だからこそよそに勝たせてはいけない。先輩たちは勝っていた。高崎経済大学は「自分たちは底辺だけど、マイルリレーで決勝に残ることができた。」と涙していた。しかし、福島大学の男子四継は予選落ちした。勝てたことに涙するチーム以下である。三年生以下には考えてほしい。このままでいいわけではない。死ぬ気で変えなければいけない。先輩たちは以前マイルリレーで3分12秒の大会記録で優勝したこともある。それを目の当たりにしたキャプテン中心に先輩を超えていかなければいけなかった。高校を卒業してすぐの一年生ができることではないが、主役となった四年生ならできるはずだ。自分たちの四年間は何だったのか。四年間やってどこまでできたのか。自分を高める四年間だったのか。がんばった四年間、時を過ごした四年間、では刑務所にいるのと何も変わらない。

上級生は下級生よりも長く福島大学陸上部にいるのだから先生、コーチ、先輩たちから教わってきたことを伝え、指導する義務がある。これらができたらいいチームができる。良いものを下に伝え四年間で成果を残す。四年もあれば力はつく。今も昔も同じ学生なのだからできないわけはない。また勉強、試験、レポートなど学生は大変だ。だけど大変だからこそ人は育つ。何もないと人は育たないがストレスを乗り越えることで成長することができる。二瓶先生は四年生のときにMVPを獲得した。一年生の時は四位、二年生の時は三位、三年生の時は二位だった。そうやって少しずつ成長していけばいい。

今の学生は練習での工夫が足りてない。気持ちも足りてない。すごい人を見るだけでなく自分もやらなければいけない。ただやるだけのつまらない努力は意味がない。監督やコーチの意図を考えて効果のある努力が必要だ。どのようになりたいかを主体的に考えて頭を使って工夫することが大切だ。さすが福島大学だ、といわれたくはないのか。例えば、タープテントは日差し・風・雨の方向を考えて工夫が必要だ。福島大学はタープテントに関しては日本一やっているつもりだ。だからもっとテントを張ることにプライドを持とうじゃないか。監督やコーチが言う前にしっかりやろうじゃないか。できないのはみっともないと思わないのか。他大学と同じではだめだ。テント張りでも工夫ができないから練習でも工夫ができない。教わっていることをいざ活かせなくては意味がない。競争なのだからどんなことにも気合いをいきたいものだ。創意工夫があり、見合った努力があったら一番になることができる。

今大会についてはもっと何かできたのではないか。結束力や工夫が足りなかったのかもしれない。優勝は欲しくないのか。対校戦なら欲しいだろう。それぞれの金メダルはあるがうちの大学の金メダルは優勝カップだ。それに勝つのは先生ではなく学生だ。だから、自分たちで目標に向かってやらなければいけない。監督、コーチの仕事は本気で勝ちたい、優勝が欲しいという学生を助けることだ。だから甘えず、優勝が欲しかったら自分たちで気持ちを作っていこう。そのためのキャプテン、四年生がいる。下級生が四年生のためにがんばろうと思える学年を作り上げよう。いる時間が長い分絆は深まる。だから先生は年月が経ってもお金を使っても飲み会にもいく。悔しかったらそんな学年を作れるように努力しよう。

強い思いを持ち、ふさわしい行動をとることが人生を切り開く。今までの先輩たちはそれをやってきた。だが震災後、まだ心はその時まで戻っていない。だからいつも惜しいところで負けてしまう。

今回は終わってしまったが、対校戦とは何かを考えよう。そして時間を使って自分が納得するような成果を残そう。三年生以下は目標と必要なことを定めてぬかりなく金メダル目指して伝えていこう。先輩たちができたことは何も変わらない。だから、もう一度強い福島大学を作り上げよう。