川本かんとくの

    言わんばことは、ちゃんと言うバイ2012


●1月19日(土)記録者:糸原綾

 

<祈祷後>
まずは怪我をしないこと。そして自分を変えていこう。変わるためには目標を明確にしなければならない。竜は元々存在しないイメージ上のものだが、努力を積み重ねてあるときふっと上昇するように、自分の中の竜をつくりあげていこう。
心を変えるのは簡単だが、身体を変えるのには時間がかかる。しかし私たちにはもう時間がない。シーズンはもうすこぐそこに迫っている。練習を大切に、しっかり取り組もう。去年の自分よりさらに強い自分へ、どんどん更新しよう。

<練習前>
身体について自分で責任をもて。故障したとき、津田さんに連絡や相談をする。まずは自分でなんとかしようとしてみる。病院の診察を受けてもいいと思う。またそれは津田さんに報告し、先生にも報告すべき。どうして津田さんに相談すべきなのか?それは川本先生が信頼をおいているから。津田さんを福島大学に招いてから2,3年になる。わざわざ横浜から私たち陸上部のために来てくださっているのだから言われたことはしっかりやり、教わったことを無駄にしない。栄養指導をなぜやめたかと言えば、無駄になってしまったから。学生がしっかり考えて取り組んで結果として表せなかったからだ。先に進めたいのに、ちゃんとやらなければ意味がない。
せっかくナショナルレベルのトレーナーを呼んでいる。陸上部のレベルが上がれば、さらに上のトレーニングが学べる。津田さんに陸上部は成長しているといってもらえるくらい、やってみろ。この中にレッドコードや鉄棒をきちっとやっている学生が何人いるか?正しく行えなければ意味がない。
図書館で勉強したいという学生がいるとする。行ったのか?言っているだけじゃないか?まずは行動をおこそう。
最高のトレーナーが、最高のものがこの大学には備わっている。最大限活用しよう。フレックスクッションだって安いものではない。調べて理解しろ。ただの椅子として使うな。大学にあるそれぞれのものの価値がどれくらいあるのか考えろ。もちろん安くても使い方次第でいいものになる。高くても使い方を間違えば宝の持ち腐れになる。自分で調べて、分かって、大切にしろ。そこから工夫も始まるだろう。
ものの扱いと同じで、強くなりたければ色んなことを考えろ。そして周りを見る目を持て。その力がないやつは負けていく。なければつけるまでだ。


●1月26日(木) 記録者:斎藤啓

 試験に備えて普段からしっかり勉強しておけ。勉強することは学生の本分だからやらなければいけない。それは当たり前のこと。
 歩き方、話し方、全部しっかりやることで幸せはやってくる。100分の1秒、1cmで勝つか負けるかが決まる。勝つか負けるかは紙の表と裏と一緒。どんな行動をしたら表に出るのかをしっかり考えろ。
比べるものが自分ではいけない。大きな視界で見て比べろ。何が+で何が−なのかいつも考えることが大切。
女子の形体測定で体重が減らない原因は簡単なこと。体に取り入れたエネルギーが練習で使うエネルギーより多いからだ。普通に食べて太ったら練習が足りていない。全力で走るのとゆっくり走るのとではエネルギーの使う量は全く違う。
数か月後は暖かくなる。そうなればだれでも練習する。だから今ちゃんとやるかどうかが大事。試験の前だけ勉強しても他の人と差がつかないのと一緒。適正な体重でないと練習で追い込むことができない。
ハードル走はゆっくり走って跳んでも効果はない。追い込めないと意味はない。閾値を超えないと効果がない。
この世のすべては交換で成り立っている。お金を出して必要なものを買うのと同じで、勝ちたいならば練習できちんと力を出すこと。トップアスリートは太ってなんかない。トップアスリートのような体型になれば勝てる。OGの真似をすればいい。
勝負は11月から始まっている。人の体は3か月で変わる。この3か月で体はちゃんと良い方向に変わったのか。次の3か月後はインカレが始まる。きちんと体をつくれていない人が強い練習をしても意味はない。
勝つためにこんなに寒い中練習している。自分に合った練習をしないと痩せない。結果は自分で鏡を見ればわかる。きちんと変わって行こう。
インターバルを見ていると変わっていない。前は10本やっていた。なぜ次のステージに上がれないのか。このままだと女子は日本インカレ、男子は東北インカレで勝てない。ただやりましたでは何にもならない。
40秒走で何m後ろにいけた?1m後ろからとかはないのか?強くなりたいならやれ。先生は言っている。それをやらないで損するのは自分。
世の中は出せば返ってくる。しかし出さないと返ってこない。ほしいものは交換するしかない。勝つためにはきつい練習と交換。
「休みます」の一言で終わってしまう。手を抜いたら勝利の女神は負けとけと言う。手を抜かずにやって自信を持ってスタートラインに立て。幸せになりたいなら自分で考えてやれ。3か月かかって痩せてない。太るための練習だったのか。
時間、お金、情熱をかけているのに。ベンチプレスは上がるようになったのか?30sくらい重さ上がったか?たった10s上げるためのベンチプレスか。
脂肪が3s減ったら、筋肉が3s増えたらどのくらいの記録が出るのか。難しくはないはずだ。同じ重さではいけない。次の重さにしていけ。


●1月28日(土)記録者:霜触智紀

雪かきご苦労様。
雪かきも一人一人が考えて行うこと。全体も考えること。
何のための雪かきだ?練習のためだろう。
太陽はある。軽くやれば溶ける。ほとんどの人が知っていることだ。2、3年生はわかるだろう。細かくやらなくても、雪はすーっと無くなる。どこをやるべきなのか考えろ。
ジョグは内レーンでもいい。1レーンで十分。なぜすべてをやる必要がある?いや、全体的に雪かきできたことに越したことはない。ただ考えてみろ、必要ない場所をやる必要があるか?
上級生は早めに先生のところに来てメニューを確認し、どこをどうやるのか指示する。必要なレーンをあければいいはずだ。メニューを貼るだけなら、小学生でもできるぞ!
せっかく雪かきをしても使わないレーンが出てくる。余力があったら全部をやればいい。情報がないから全部をやろうとするのだろう。7、8、9レーンの雪かきをしている学生がいた。一生懸命でいいとは思うが、今必要か?今必要なことはそれか?
必要な時に必要なものがないとダメ。みんな震災で学んだはずだ。ただ雪をどかす、ただ綺麗になる、使わなきゃ意味ないだろう!先週やったから今日もやった、それは今必要じゃないだろう。考えてやらなきゃ。
1年がだめなら上級生がやればいい。上級生ができなきゃ1年がやればいい。君たちは、小学校、中学校、高校で考える力を学んできているはずだ。その力が使えているか?最終的に色々なことが考えられるようにしよう。優先順位があるだろう。それを1人ずつ考える。気をまわして色んなことを考える。過去にやったから今日もまた同じようにやる、はバカだぞ!
ものの考え方が下手な人は、競技力は絶対に上がっていかない。確かに君たちは真面目に雪かきをしていると思う。朝早くから大変なはずだ。ただその真面目のベクトルが違う方向にいっているぞ!君たちにはできる力がある。真面目さはある。それらを競技力のベクトルに向けていかなきゃ!いい方に!
大切なことは何か。やるべきことは何か。雪かきも簡単なところをやりたくなる。ただそれはやった気になるだけ。考えていける力を持て。
君たちに欠けているものは知恵だ。上級生は意識を持って考えられないか?責任を持て。また、指示がなければ1人で行動。人としての力だ。その具体例が震災だ。今の君たちは支援物資配給の待っている人たちにしか見えないぞ!それじゃダメ。何かできる力があるだろう。50人でも100人でも、何かを動かしていけ。
アリ、ハチはチームで動いている。1つの方向性を持って。こうしたい、ああしたい、という気持ちをもう少し出せないか?君たちは本当にやっていると思う。でも何か足りない!
ものの段取りを考えろ。すべてにつながってくるはずだ。すべては人生の試験だ。すべては次のステップへの経験だ。雪かき一つでもものごとの考え方を学べる。
役に立てる人になれ。自分の使い方があるはずだ。


●1月29日(日)                         記録者:白木駿佑

 この前、太り気味の選手が多いという話をした。太るだけのエネルギーを外に使うのではなく内に貯めてしまっている。食べたものをエネルギーとして使っていかなければならない。それをきっちりやることで3月の強い練習ができるかが決まる。
男子も同じくそうだ。口では「強くなりたい」だとか、「速くなりたい」だとか言っているが、天秤にかけてみると、身体が気持ちとつりあっていない。
身体の力が足りないのであれば、練習をもっとやればいい。足らない、やらないなら目標を下げればいい話だ。自分の人生だから、自分だけが損するのである。
11秒5から11秒3に自己ベストを伸ばしたいなら、やればいい。それは身体にでる。身体を作るために練習をしているのだから、なんとなくウエイトをやっていてもダメ。身体に返ってこないと意味がない。
身体が変わるのには3ヶ月かかる。3ヶ月後にはインカレがある。2月練習できなくて、3月からやるならもう3か月後にはもうインカレは終わっている。
11,12,1月でしっかり練習できたのか。1ヶ月やらなかったら間に合わない。心は変わるが、身体は簡単には変わらない。それが難しいのである。
100%やらなければ、意味がない。99%も0%も全く変わらない。とてももったいない。
山で例えると、頂上に到達すれば360度見渡せるが、99%山を登っても、周りは見渡せない。
○と×どちらかだけだ。そしてしっかり自分の身体を整えなければいけない。怪我をしては意味がなくなってしまう。ジョグや流しなど軽い練習をしていては強くなるはずがない。強い練習をしないといけない。楽な練習は何の効果も得られない。
まずは、怪我をしないことである。怪我をする前に津田さんに相談し、プラス自分で考えケアなどをする。普段からケアをしていかないといけないのだ。
休んでしまったら駄目。もし休みが必要なら、練習を休みにするだろう。
うちの練習は週に2日の休みを取っている。それはその分練習がきついからである。
練習が足らないなら、自分でやる。休んだら上に上がっていけない。休んだらすべてがなくなる。怪我が嫌だから自分でちゃんとケアしていく。“絶対けがしない!”という気持ちを持ちなさい。怪我をしたら、また11月からになる。その合間にライバルたちはみんな前へ、上へ行っている。怪我をしたら、下がってしまう。11月よりもっと前の場合もある。だから一生懸命怪我をしないようにする。
怪我をする前に絶対、痛みの予兆があるはずだ。それをほっといたら怪我をする。当然だ。予兆が出たときに対処しないと終わりだ。
11月から練習した日に丸を付けてみなさい。何日できたか。自分の目標と交換できるくらいやっているか。
タイム取りや雪かきでは速くはならない。
我々は激流を泳いでいるんだ。泳がないと下がっていくのは当たり前だ。
極限を生きていることを覚えとかないといけない。
日々ケアしていきなさい。もちろんオーバーウエイトも怪我につながる。
勝ちたいから身体の管理をやる。怪我をしてからでは、すぐには治せない。元気なうちにケアしていくから治っていく。
ここにはいろんなものがある。津田さんもいる。
前へ、前へ進むために、それらをどんどん活用して、“怪我をしない”と心に決めときなさい。
また辛い補強もしていきなさい。辛くないと強くなるのは無理だ。辛くないと、掛け算しても0になるのだから意味がない。辛いことをもっともっとやっていかないと。
夢に向かって、朝早くから雪かきしているのだから結果を出そう。
自分の心、仲間の心。ここに価値がある。
インターバルごときで「ファイト」などと声をかけているな。ここぞというときに言うから頑張れるのだ。ジョグや流しで言ってもダメ。辛いから声をかける。どこで励ますかだ。つらいけども、それを超える。そこから協力する力、仲間の力が出てくる。チームの中でやるから生まれる力だ。もう一度だけ言う。辛い練習だけやっていけ。


●2月4日(土) 記録者:和田 考平
試験があるけれどもがんばりなさい。
練習も並行してきちんとやっていくように。やらないと負けるから計画的にやりなさい。
それから睡眠不足はコンディションを下げてしまうから気を付けるように。


●2月5日(日)記録者 五十嵐麻央

集合は場所が決まっているわけではないのだから、すぐに集まりなさい。
雪かきは練習の準備だということを考えてやること。テントは毎日立てるのだから、勝手に判断して決めては駄目。もし注意されたのが自分じゃなかったら何もしなくていいのか?
先生の弟が就職する時には、自分の名前じゃなく「おい」「ちょっと」「お前」と呼ばれるのは全部自分だと思えと言った。仕事はそんなに回ってくるものじゃない。先生は目に付いた奴にアドバイスをしている。それを知らん顔したらノーチャンスだぞ。
“転回”とは頭をめぐらすということ。名前を呼ばれたら返事をしろ。返事をしなければチャンスは逃げていく。それくらいその人のチャンスは大事なのだ。仕事を頼んで上手に出来たらまた頼むし、そうやって世の中で生きていく。“蜘蛛の糸”では自分でチャンスを断ち切っている。いつでも備えておきなさい。
富山に行った時、富山龍谷高校のマネージャーが缶コーヒーを買って来てくれた。そのマネージャーは「今飲まれますか?」と聞いて、缶を振ってハンカチで飲み口を拭いてから缶を開け、飲み口を先生に向けて渡した。やりすぎな部分もあるけど、その子に何かしてあげたいと思う。その時その時何をできるか考える。お前らは今まで、先生が教えるものだと思ってきた。授業は仕事だから教えるが、練習は違う。教えたくなるような選手にならない人には教えない。コーチが全部教えるのは高校まで。その幻想は捨てなさい。
クラブでは出し合うことが大切で、ギブアンドテイクでなければダメなんだ。チャンスや優しさは何度もない。自分を変えていきなさい。楽しく陸上をやりたいなら同好会でいい。雪かきや掃除もしなくていいのだから。それはそれで構わないが、陸上部の中で自分たちを磨いていきなさい。最終的には勝つためにやっている。楽なことで褒められるより、難しいことをやって褒められるほうが嬉しい。簡単なことはすぐ出来なきゃ駄目だし、呼ばれた瞬間に頭をめぐらしなさい。私たちは紙一重の中で生きている。どんな歩き方、立ち方、顔つき、気持ちでいたら運が向いてくるのか?考えれば答えはすぐ出る。牛だって犬だって人に言われればやる。人が伸びるのは考えるから。叱られるのが怖いから…と練習しても速くならない。それでは幸せにはなれない。自分で自分を変えていこう。その為にPX2もやった。しかし復習しなければ身に付かない。かけ算も嫌というほどやったから身に付いたのだから。準備一つでも差がでるんだ。


●2月8日(水)記録者:井戸坂 興一

おまえら試験ってまだやっているのか? 木曜ある人! 金曜ある人! まだある人!
おお しっかり頑張れよ。
土日はスペシャルオリンピックスがある。大会を成功させよう。人任せではなく自分たちで成功させようという気持ちでやるように。
ボランティアはただの手伝いじゃなくて自分たちを主役だと思ってやれ。周りの普通の人から見たらスタッフとボランティアは見分けがつかないぞ。
だからいろいろ聞かれてもちゃんと答えられるようにしっかり責任を持ってやれ。本当に役に立つ人間になれ。どうすればいいのかしっかり考えて行動するように。主催者側に福大に来てもらってよかったと思われるように
寒いけどボランティア頑張ろう。 テスト頑張れ。 


●2月14日 記録者:佐藤涼太

試験は終わったか?
判定Cの人は望ましい水準で、判定Dは望ましい水準に達していないが可の水準だ。
大学の立場だと、学生はシラバスをしっかり読むことが望まれる。そしてその内容をしっかり読み、理解することが大事だ。そうすればその授業の用途が分かる。本を読むことと一緒だ。
そして、授業の全体が分かっているかを試験を使って確かめる。
これを陸上競技に置き換えると、今の練習の用途は何か、何を身に着けるためにするのか、自分の全体像と照らし合わせてみることが大事だ。
これは積木と一緒で、1つの部分だけを重ねていくのではなく、横にも広くしていかなきゃいけない。これが大事だ。このことを自分で理解することが大切だ。
これから競技場の除染が始まる。大学としても、みんなに安全な環境・学びの環境を提供しようとしている。これから、フィールドの中やトラックもしていくだろう。
今、放射線量は高くはなく、危険ではないが0が一番いいだろう。これから不便な練習が続くかもしれないが3月いっぱいまで耐えよう。
メインとしては除染をしていて、そこに我々が練習させてもらっている。他の部ではないことだ。陸上部の努力は大学の人に見てもらっている。我々が雪かきをしながら練習をしていることを。練習は不便だが、メインは除染だから仕方ない。10年前にトラックを作り直す時も、あずまに行って練習していたんだよ。今はまだ、練習ができることを幸せだと思ってする。
工夫しながら練習をする。シーズンが近いから失敗しないようにすること。何でも使ってケアをしよう。いろいろな治療器具の用途を調べて使おう。体調が悪くなっては遅い。悪くなる前にケアをし、その状態をキープしていく。普段の人よりもより体調をよくしよう。我々は超人的なことをしている。ボルトも足が悪かったら速く走れないだろう?
最後に、女子のみんなチョコありがとう。幸せをかみしめながら食べようと思う。


●2月28日(火)記録者:大瀬貴仁

短長ブロックの誰かが生理学実験室にウインドブレイカーを忘れたので二瓶先生が忘れた人にわたしておくように学生に頼んだ。それをホワイトボードに書いて、終わるな。直接一人一人確認すればいい話ではないか。便利なものに頼るな。知らない人に聞くのではないだろう。たった数人に聞けばいい話だ。それで、手渡しで渡した後、二瓶先生に報告しろ。
言われたことに責任を持て。やらなければ二度と頼まれごとは来ない。行動で人の信頼は決まる。口では意味がない。行動だけだ。報告、連絡、相談は徹底しろ。人任せにするな。きちんとできるようにしろ。こんなこと小学生の低学年でもできる。2月になってもできていない。上級生がほったらかしにしているから悪い。はっきり言うとだめだ。温かみがない。そんなことで人は友達になれない。人は信頼しない。人の信用を得るにはどうしたらいいか考えろ。
こんなことも出来ないチームなのか。その程度で寂しくないか。私の中学、高校のチームの仲間はそんなんじゃなかった。この程度では体育の授業の時にできる仲間と同じではないか。そこには有機的な繋がりがない。絆ということを考えてみろ。人は一人では生きていけない。震災を受けて学んだではないか。
小さなアパートという箱の中に一人でいて何が楽しい。失敗してもいいからお互いにいろいろなものをさらけ出していけ。水野ハイツの仲間と部屋を越えて仲良くすればいい。
そして、密度の濃い大学4年間を過ごせ。失敗してごめんですむのは大学までだ。今回のようなことを会社でやったら出世できない。
物事の考え方を変えろ。行動基本を変えろ。だめのものはだめだ。だめなら変えればいい。自分のものに固執しすぎるな。そこに自分の進歩がある。


●03/01(木)記録者:齋藤衿香

毎日雪かきで大変だな。しかし、ここは福島だからしょうがない。このグランドが土だったら、雪が降れば雪かきはもっと大変で、草刈りもしなくてはならない。何が大変?と思うか思わないか。大変なことだと思えばストレスがかかり、ダメージを受ける。普通のことだと思えば何てことはないし、ダメージは受けない。毎日大変だと思い、やりたくないと思ってやっていたら、競技力は低下する。一昨日、一人の部員が、川本が雪かきしているときに「手伝いますか?」と言ってきたが、グランドの雪かきは自分たちのこと。聞くまでもなく、自分たちで綺麗にするのは当たり前のこと。
雪がたくさん降ると雪かきは大変だが、練習は時間通りに始められるようにしよう。会社で○時に荷物を届けてくださいと言われたとする。途中で何があるか分からない。例えトラブルがあっても、時間通りに届けなければならない。
放射能の問題があり、一年前はグランドを使うなと言われた。これを大変だと思ったら大変になる。何かトラブルがあるのは当たり前。大変だと思わずに、普通にあることだと思うようにしよう。
二瓶、吉田とローマに行った時、空港を出てホテルの迎えの車が来なかった。吉田が確認してみたら、迎えに来ることになっていなかった。文句を言ってもしょうがない。我々が次にやることは、ホテルに行くこと。どうしたらホテルに行けるか考えて、実行すればいい。

自分のためだと一人ずつが思うこと。大変だ、辛いと思った人は成長することはできない。暖かいところがいいなと思うだろう。しかし、沖縄は汗をかく。紫外線が強いために焼けるし、半袖で練習なんかできない。一長一短ですべて良い所なんてない。福島には福島の良い所がある。昨日降った雪だって、頑張ればこのように綺麗になる。先生が来た20年前は、このコンクリートの壁くらいの雪があった。しかし、今はこうやって練習ができる。しかし、先生は20年前のような雪でも、今と変わらずにやろうと言う。身の回りのことをしっかりやっていく。現状に甘んじない。自分が快適に練習するために、自分の練習環境をいつでも良い状況にしておこう。そして競技力を上げていく。凍っているよりも凍ってない、寒いよりも暖かい、自分で考えること。先生はテントをピンと張れと言う。ピンと張れば、雨が降ってもテントに溜まった水を出すことはない。風が強く吹いた日に支柱押さえに行くことはない。練習に集中することができる。

絶えず自分で考え、周りを良くしていく。他とは比べない。我々はここにいるだから。ここでやって、ここで成果を出して、ここで勝つ。そのために自分で考えて行動していこう

 


●3月4日(日)  記録者:霜触智紀

雪かきご苦労様。
力を合わせることが大切。お前らはそれを知らない。
同じ雪かきの道具があればみんなでできる。でも違う。だけど使えるものがある。それらをうまく使って雪かきを行う。ブラシしかない人が先陣を切って雪かきしても意味ないだろう!
例えば飛行機と戦う時に竹ヤリを使うか?それでは負けてしまう。ただ、竹ヤリの使い道はある。使い道をしっかり考えろ。今、自分は何をすべきかを。
どうしたらいいのかを考えられなきゃ、人を見る。そこから学べることもあるはずだ。そして太陽もでている。みんなで効率よくやれる方法を考えろ。
お前らの雪かきはただやっているだけ。考えてない。凍った固い部分を弱いスコップでやろうとしているから効率も悪くなる。弱いものに強い負荷をかけたら壊れるだろう!
人間も同じ。弱い体に強い負荷は壊れてしまう。ただ人間は強くなればいい。
雪かきは鉄のスコップがあれば全て出来てしまう。そうしてしまったらほかの出番がなくなってしまう。全部やってしまったらほかの人は何をすればいい?
それが世の中だ。周りの人のことを考えられるようにならなきゃいけない。次の人が活躍できるように自分の出来ることをする。与えられたもので自分が満足して終わりはダメ。もっと力を合わせてやってみろ。それぞれに役割がある。それぞれの役割を活かし、互いに引き立たせる。「絆」って言葉は何だ?
烏合の衆じゃダメだ。今のお前らはそれに近い。お前らは簡単な雪かき1つでダメ。自分の働きをは何かをしっかり考えなさい。そして自分の目の前の仕事を考えてやりなさい。


●3月7日(水) 記録者:古里彩加

 

まず大事なのが怪我をしないこと。その上で練習を積むことができる。
バウンディング、ホッピング、出来てるか?これでやりな、と歩数を指定している。できないから仕方ないで終わっていたら、成長もせずにずっと出来ないままだぞ。最低限のことは出来るように自分でやっておくのが練習。
2桁の掛け算と同じ。掛け算九九ができなかったら2桁の掛け算の方法を教えたって、正しい答えは出ない。
本練の後の時間を空けておく意味を考えてみろ。自分で改善するんだ。出来なかったら次を教えてもらえない。先生から見ればやってきてないんだなあ、と思うわけ。できないまま負けていく奴もいるんだよ。考えてみろ、普通の子だって出来てるんだよ。脚の長さなんて関係ない。出来てる奴に聞け。出来てる奴から盗め。答えを知らない者同士やっても意味ないぞ。何も考えずにスティックを並べて、走るだけはもったいない。自分で聞きに行く。出来ていないのに教えることもない。また、聞かれていないのに教える必要もない。コーチでもないのだから。
出来ないことを出来ないままにしない。やはりこれが大切。二瓶先生に提出しているウエイトシート。あれだって、頑張ってるかどうかデータを見るんだよ。ウエイトを始めた頃と今を比べて伸びてるか?自分で増やすんだよ。頑張っている奴と頑張っていない奴どっちにアドバイスをしたくなるか?3年生でトレーニングセオリーを勉強するが、勝つためには必要なものがあるんだ。出来ないことを出来るようにする、出来たら次に行ける。簡単。ゲームと同じ。どうしたら2面にいけるか?次のステージに行きたかったらクリアするしかない。テクニックを磨くんだ。出来なかったらまた戻る。バウンディングで左右差があったらいけない。100mで50歩だとしたら右で25歩左で25歩走るんだ。そのためのホッピング。
口では勝ちたいという。でもそんなんで出来るわけない。他の人と比べてデータの値が低かったらやればいい。能力は上がってなんぼ。変わったかが大事。何で勝負するか、自分を持っているか?雪かきを無駄にしてないか?
変わるためには100%の努力が必要。99%では駄目なんだ。1mのところにあるものを考えてみろ。50cm跳んで取れないことは分かっている。99cmならどうだ?つかむためには100cm跳ばなければならない。やっただけで満足しては駄目。時間はまだある。悔しさを心に刻んで。よーし、いつまでに変えよう、できるようになるぞ、と思って具体的にやってみろ。強くなる。それが練習。


●3月11日(日) 記録者:和田 考平

震災から一年が経った。
それぞれが本当に大変だった。
男子はこちらで、女子は合宿先から遅れて帰ってきた。
先生も大変だったがみんなと6週間後に再会できた。
我々は被災地に住んでいて、色々思うこと、分かることがある。
これをこれからの人生につなげていくことが大切だ。
先生は大学を出て35年になるが、
知り合いで、色んなところで色んなことをしている人たちがいる。
この1年を忘れないで活かすこと。
被災地から来ている学生がいる。教え子で亡くなった者もいる。
鎮魂の気持ちをずっと持ち、忘れてはならない。2万人の方が亡くなったのだ。
それから、原子力発電所があの状況である。
あれをなんとかしなければならない。あのままではいけないからだ。
だから誰かが行かないといけない。
でもよく考えてみろ、あれを今、お金で解決しようとしているではないか。
現場に行っているのは先生でも君たちでもない。
極論になるが、あれは徴兵制のようなものだ。ほとんど戦争と一緒だ。
日本中が考えるべき問題じゃないか。
放っておいてはダメだ。
先生も反省した。
誰かが行かなければいけないんだ。一人ずつ考えてほしい。
がれき処理も済んでいない。
がれきを受け入れる、受け入れないで各地が揉めている。
日本人は一体どうしたんだ。
助け合う気持ちが大切ではないか。
困っている人に手を差し伸べる行動を取れる人間に、君たちはなってほしい。
自分さえよければいいではダメ。
リスクがあっても、助け合う気持ちが必要だ。
今の日本はどこへ行ってしまうんだ。そんな人間になるな。
人を思いやる行動を起こす。大変だったら声をかける。
陸上競技よりも大切なことがある。我々は幸いにも陸上競技ができる。
まだ食事することもままならない人もいる。
その中で、我々は成果を残す。
例えば、雪かきの成果はなんだ。トラックが見えてくることが成果だろう。
トラックが見えてこなかったら成果でもなんでもない。
ちゃんと成果を出す。だから、できないことを一つずつできるようにしていくこと。
津田さんが教えてくださったこともちゃんとやらなかったら前に行けない。
ちゃんと何かをやり進んでいくんだ。
我々がやるべきことを忘れないことだ。
最後に、今回の震災で亡くなった2万人の方々は、無念だったんだ。
哀悼の意を込めて、黙祷をします。


●3月24日(日) 記録者:鈴木智仁

無駄なことはやめよう。使わないところは雪かきしないで放っておけばいい。
自分の練習環境を整えるためにやっているんだから。どこに雪があったら、水があったら邪魔なのか、もう少し考えよう。
今の競技場の状態を考えると、使えるところは少ない。君たちは全部やろうとする。
真面目なのはいいけれど、どこをやればよかったのか考えて。
行動の前に考える癖をつけよう。何のためにやるのか、どうしたら早く終わるのか、全てのことは考えてから行動しよう。
少ない人数でチームを作って、適材適所に人を割り振って成果を出していく。雪かきにしても他のことにしてもそういう能力が大切。1年、2年、3年とずっと言われること。1、2、3年と同じことしていたらしょうがない。