川本かんとくの 言わんばことは、ちゃんと言うバイ 2010


●4月7日(水) 記録:手嶋真紀
明日から10日間アメリカに行ってくる。怪我などをしないように、しっかり練習をこなしていくように。この10日間は大切な期間なので、10日間で上にあがれるようにしなければならない。
ただなんとなく過ごしてはいけない。
グランドにも緑が増え、桜もそろそろ咲くし、チューリップも芽をしっかり出てきている。福島では、この時期が芽を出す気候だ。だから、君たちの芽も出さなければならない。冬の間やってきたこと、どれだけ練習してきたかを、今、芽を出そうとしている。
東京の桜は福島にある同じソメイヨシノなのに白っぽい。それは、東京は寒くないからだ。福島は寒いからきれいに咲く。みんなも冬頑張ってきた。だから自然の流れのように、芽を出せばよい。
怪我をしたことは、あきらめて、自分でまたチャンスをつくればよい。
二瓶先生がいるので、相談をしなさい。
みんなは、なんでも一緒に考え支援されて育ってきている。
ただ、世の中は、支援してくれない。自分で切りひらくしかない。
人からやってもらうようでは、どうしようもない。
ゆとり教育がそうだった。
だが、ここには何もない。
聞かないやつ、自分を出さないやつには、何にも教えない。
みんなゆとり世代の時の先生ではない。
知りたかったら、自分で行け。Give and takeというものだ。
後輩だから教えてもらえるかもしれない。
しかし、みんなには手とり足とり教えてもらえるという心がある。
自分で伸びていこうと思いなさい。みんな一緒だと思ってはいけない。
環境は平等にあるが、行動する心がけが必要。
自分のものにできるかは、君たち次第、何もしない人には、何もない。
津田さんも平等にいらっしゃる。
差がつくのは自分たち次第、どうしたら自分のためになるのかを、逆の立場になって考えなさい。
聞いたことは重く受け止めなさい。君たちと経験の差は歴然としているのだから。
たとえば、ここにいる渡辺が言ったことと友達が言ったことは違うだろう?
先生と二瓶先生でご飯を食べに行った時、先生たちは大人だから、割り勘をする。
その御勘定が8769円だったとする。すると先生は8700円出して、二瓶先生は69円を出す。
先生と友達が言ったことは違う。差があること分ってほしい。
君たちは、ありがたく聞くことがない。
日本記録保持者の話は中々聞くことはできない。ここは恵まれた環境だ。
全天候のトラックを持っている国立の大学なんて日本に何校ある?
先日の合宿でOBは冬の練習はきつかった。と言っていた。
最初は、坂しか練習する場所がなく、練習場はなかった。
少し月日がたち1レーンだけ全天候になったが、長距離も1レーンで練習するし、今は本当に恵まれている。
今のこの環境を使いこなし、成果が問われる。
では、成果はどのようにすれば得られるのだろうか。
自分で伸びていくことだが、普通の考えでは、成果にはつながらない。
福大らしい考え方をしなければならない。昨年はそうではなかった。
普通の田舎の大学だった。OBをうまく使って良いチームになれるようにしていこう。
この10日間いないのは心残りだが、先生も世界で戦いたいという目標がある。
10日間でチームが変わったと思えるような10日間にしてほしい。
冬で蓄えたものが目に見えて分るように。心も体も変わったと思えるように。
新入生も入って来るので尊敬されるような態度で接するように。
その中10日間で変われるように、二瓶先生はチームを変えるために来てくれている。
国立競技場で悔しい思いをまたしないためにも、OBの話を聞いて、1人ずつ態度で表わしていけるようにしなさい。
10日間いないのは心残りだけどしっかり頑張って行きなさい。


●4月20日(火) 記録:戸崎孝則

新しい顔がたくさんいるな。最初が肝心だからがんばるように。
1日も早く新しい生活に慣れて、練習環境を整えて良い練習ができるようにしなさい。
上級生はインカレがあるのでがんばるように。


4月22日(木) 記録者:松橋舞果

昨日のトライアルで2〜4年生は全く気持ちが入っていなかった。
ガツンといくかんじがなかった。あんなでは勝負事では勝てない。
東北インカレの選考レースとわかって走ってあの程度なのか。
風があっても、気温が低くて体が動かなくても、闘志や、インカレに出たいという気持ちがあるならもっと表に出るはずだ。
負けてヘラヘラしている気持ちがわからない。
トライアルのあとに練習することは悪くはない。
悪くはないが、まだやれるのか?大切な練習、大切なレースだったら、もう何も出来ないくらい力を出し切れないのか?
足りないのはそこだ。
出し切るべき時に出し切れないから、試合でもだめなんだ。
昨日はあまりにも気持ちを抜きすぎだ。
練習でも大切な練習なら結果が悪かったら、涙を流すくらいやれ。
昨日、力を出せなかった者は、東北インカレでも出せない。
選考のときに力を出せないやつを誰が信用するんだ。
ここ一番というところで出さなければいけない。
しっかりわかってドンとやらなければいけない。それが出来なければずっと負けていく。
自分で少しずつ、大切な練習とは何か、どうするべきか作っていくこと。
お前たちは振れ幅が小さい。頑張るときと抜くときの幅をもっと大きくしなさい。
100m1本、跳躍なら6本でもうそのあと何もできないくらい、体じゃなくて頭の疲労ですぐに寝てしまったというくらい、昨日は考えて出来ていなければだめだ。
普通では国立競技場では勝っていけない。
もっとメリハリをつけて練習していきなさい。


●4月28日(水)記録者:山内 杏珠

今日は午前中にOLが練習をした。
OLが、男子更衣室を開けると、靴が脱ぎ捨ててあった。
それも、靴がバラバラになって置いてあった。
こんなことは、言わなくてもわかるだろう。
ホテルなど、どこかに行った時には、靴を丁寧に揃えるかもしれない。
でも、日常的にやらなきゃだめだ。
上辺だけなら、身についているとは言えない。
身について、やっと行動が起こせる。
それもできないチームになってしまったのか。
こんなことは、監督が言うことではない。
普通は、キャプテンや上級生が気づいて言うものだ。
監督が言うのは、小学生だ。
基本的なことができていないのに、速くなりたい、強くなりたい、と言っても誰も味方してくれないし、応援もしてくれない。
身につかなかったら、何もできない。
目標に向かって進むために、このことを話している。
まずは、自分から行動しよう。
そして、お互いに注意し合おう。
先輩、後輩関係なく、気づいたら行動しよう。
後輩は、先輩に言いにくいかもしれないが、先輩が気づくくらいに行動すればいい。
競技場は、君たちだけの場所じゃない。
競技場を先生の家だと思ったら、汚く靴を置くことなどしないだろう。
自分たちの場所ではないということを、しっかり頭に入れておけ。
練習前は、掃除や準備などで、なかなか大変かもしれないが、細かい所まで、しっかりやるように。
全ては繋がっている。
そういう気持ちをもってやっていこう。


●5月14日(金) 記録者:今村久美子

今日は全体的に良かった。選手もサポートの学生も補助員も、それぞれ自分の立場でよくがんばった。
先生が座っていたところから見えたのは、風向・風速の補助員だったが、その時補助員をしていた小野寺と鈴木が、あそこに座っているだけでもいいことなのに、ハードルを準備する時に手伝ったりしていたな。
大切なことだ。+αは大切。
与えられたことをそのままやるのではなく、それぞれが与えられた仕事をどうしたらもう少し良くなるのか考えられたら、さすが福島大学だねと思われる。
自分たちの順位を上げるのは自分たちの競技力。

価値を上げるのはどんなことか。
例えば、自転車が倒れていたらそっと直しておくとか、ゴミが落ちていたら拾うとか、1人1人が気をつけてやっていけば、今回来ている500人以上のエントリー者と、応援に来ている人とを合わせたら1000では足りないくらいの人が来ているが、そんな中で1番良いチームだと言われるようになる。
1人1人ががんばろう。それこそジャージの着こなしひとつをとっても、格好良く着る、その姿勢が勝負事で違ってくる。
差が出る。
残念だったのは開会式の部旗の紐だな。長くてひらひらしていたのが気になった。
なぜだめなのか。そういうところに気が回らないやつは勝てないということだ。
自分で気をつけて、見栄えを良くしようと思わなければならない。
ジャイアンツの長嶋茂雄さんは、自分がユニフォームを着た後、鏡を見て寸分の狂いもないように確認していたという。
Tシャツの乱れや裾の長さなど、そこまで気にすることが出来る人なのだ。そうゆうことに気付かない人は、勝利の女神に見放されてしまう。
いろんなことに漏れがないようにしていこう。

さっきの話に戻るが、風向・風速の補助員がハードルを出す時に手伝っていたのを、勝利の女神が見ていたから、吉田を勝たせてやろうか、と思ったかもしれない。
誰も思っていなかっただろう?ラスト1200のところで吉田が前に出て、そのまま行けるとは思わなかった。
「こいつは9000mのラップが取りたかったんだな。」と思ったよ。
はじめの1000mのラップを取ることなら誰でも出来る。簡単なんだよ、最初の1000mは。
でも9000mのラップを取るのは大変だ。
だから、吉田は「東北インカレの10000mで、9000mのラップは俺が取ったんだ」って、それが言いたいんだと思ったんだよ。ラスト1周で抜かれて、やっぱりな、とおもっただろう?
いや、先生は信じていた。でも誰もそのまま吉田が行くなんて思わなかったから、やっぱりと思った人もいただろう。
でも吉田は負けなかった。その後押しは、チームとして何が出来ていたか、なんだ。それを忘れてはいけない。それぞれが良いことを積み上げていく。
例えばゴミを拾うとか、それは直接勝負には関係ないかもしれないが、細かいこと、小さいことを、1人1人ががんばれば勝てるんだ。
例に出すのは悪いが、今日亀田が負けたのは、全体にそれが足らなかったのかもしれない。
もう少しずつ積み重ねていけばいいんだよ。
今日がんばったことがベースになって、明日はもっと上のことが出来なくてはいけない。
その次はもっと。同じことをやっていても変わらない。
なんでもいいから絶えず、他の人とは違うことが出来ないか考えなさい。
言われるままでは人生は開かない。例えば跳躍の補助員だったら、ぼーっと過ごすのではなく、何か他に出来ないか考えなくちゃいけない。
今日+αが出来た人は、そうゆう人間になれたということが自信になるだろう。
雪だるまを少しずつ大きくすることと同じ。
1回転がっただけでは小さいままだけど、何回も転がせば大きくなる。物は考え方だ。
吉田は報告に来た時、「8点が取りたかったんです。」と、簡単に言った。
吉田はそういう人間になれたんだよ。
吉田の5000mのタイムから考えれば、このタイムがいっぱいいっぱいだった。
勝ったのは運もあるだろう。でも「絶対に8点取る」という吉田の気持ちが強かった。
それを叶えてくれる何かがあった。今日までの積み重ねがあった。
今日頑張ったからと言って、明日どうこうなることはない。
でも今日頑張ることが大切。晴れの舞台でなにが出せるか。
出せなかったら駄目だろう。自分で作り上げる。演じる。
自分を変えて、こうゆう人間になる、と思うことが、プレッシャーがかかり、期待されている中で勝てる人、ベストが出せる人間になっていく。
ドキドキすると言ってしまったらだめだ。
OGだってドキドキしている。
クローズアップ福島で放送されたように、丹野だって緊張して唇がからからになる。
誰にも負けない400mでも、今でも緊張する。
でも演じるんだ。誰だって怖い。でも丹野は丹野を演じきっている。
自分を作り上げている。だからいつも堂々としているだろう。
強い自分を絶えず演じなさい。「怖いです。」と口に出すやつが勝てるわけがない。
どう振る舞うかだ。

君たちのことで言えばユニフォーム。格好いいよな。
男子のは紙みたいにペラペラしているけど、オリンピック選手だって着ている。
北京オリンピックのナイキのユニフォームは全部そうだった。
うちの大学が世界で初めて使った。
うちのを北京で使ったんだよ。最初は「型紙じゃないか。」と思った。格好いいよなあ。
形も大切だし、ナイキにサポートされていると思うことも大切だ。
私たちはそれに応える。全ての立ち振る舞いに気をつける。
スタートラインに立つ時、ピットに立つ時、ハードルを1つ運ぶ時でも全て見られている。
全部大学の代表として立っている。
ちょっとしたことでも大学の代表として見られる。
「福大のジャージを普段も着ればいい。」と二瓶先生に言ったら、「学生は、大会でこのジャージを着るのを楽しみにしているんです。」と言った。
お祭りのときに着るはっぴと同じような感じだよな。
大会で着るジャージは試合用のジャージ、つまり変身するんだ。
朝から晩まで強い自分を演じる。演じきる。
その点では今日は良かった。
残念な人もいたが、投擲種目で1、2、3位を独占して21点取ることはなかった。
福大には今まで投擲の女子選手が少なくて、仙台大とは投擲3種目で63対0からのスタートだとよく言っていた。そこからインカレはスタートすると思いなさいと話していた。
それが、1、2、3位がうちの大学なんて、誰も考えていなかった。
投擲ブロックがずっと頑張ってきたなかで、達成できたことなんだ。
トラックはずっと勝っている。フィールドも跳躍がいたから勝つことも時々あった。
でも投擲種目でこんなに点数を取るなんて、卒業生は誰も思わない。
誰も信じられないだろう。

君たちは伝統を作っている。歴史を作っている。今、ここにいる君たちが伝統を作っているんだよ。
良い試合が出来るように、1つ1つのことが、1人1人の立ち振る舞いがその歴史になる。
1人1人が背負っているんだ。
堂々とした態度で、試合をきっちり運び、正々堂々と戦いなさい。
どうしたら勝てるか、記録が出るか、それを考えて、たとえどんなに負けていても全部自分の力を出す。
ここで出せなかったら、今まで練習してきた意味がない。
普段やってきているのだから、結果を出さなければいけない。
強い相手だからと言って、自分の力を出しきれずに負けてしまうのは悔しいだろう。
まずは明日、そして次はその翌日、今日以上に選手は1人1人が自分の力を出し切ることを考え、それに対してサポート出来ることはサポートしていこう。
試合に集中して、福大らしい行動が出来るように、しっかりやっていこう。


5月15日(土)  記録者 菊田久美子

全体的に上手くやっていると思う。
だが、強かさが足りない。なんとか勝って行こう、というのがないので、もう一工夫必要。
やっと出れましたという人は、ワンチャンスで生かさなければ次はない。
やっと決勝に残れたけど、それで8位では明日はない。
小郷は7位になるレースをしなければいけなかった。
一人に勝てば良いのだから、前の人だけ考えれば良かった。
金森は、後ろはどうでも良くて、前の4人で1番になることを考えれば良い。
小郷はプラス3で拾われたから、8位で入って8位は当たり前のこと。
それではチームの勢いにならない。
まぐれで3位になったら最高だけど、1位は無理でも5位や6位になれば、チームに勢いがつく。
自分の役割を考えろ。
1円玉も、コンビニに行った時に持ってなかったら、千円札を出さなければいけなくなる。
全てに役割がある。自分が何番なのか考えて、戦略を立てなければいけない。
フィールドは、目の前の人を抜かすというものではないので、少し難しいかもしれないが、あと何cmかをなんとかしよう。
小郷の場合は一人でも良い。
余裕を持って58秒で入っている人には勝てないが、いっぱいいっぱいで58秒の人には勝てるかもしれない。そのためにはどんなレースをすれば良いか考えろ。
それが出来なければバカなままだ。君たちは決してバカではないのだから、きちんと考えろ。
6、7、8位で争って、なんとか6位になれたら、その次には3位になれるし、1、2、3位の中で1位になれる。
そこで6位になれなかったら次もない。
どこに行っても同じことだ。ここで勝つには努力が必要。努力できない人は、ずっと負けのままだ。
全日本インカレでも同じで、OLたちがすごいのは、常に勝ちを考えてやれるからだ。
同じくらいの人に勝つにはどうしたら良いのか、きちんと考えているから勝っていける。
そういうことを見習え。長沢は今回1位になったが、バカだと言われた。
1周目67秒で入って、2周目が73秒では、上に行ったら負ける。
その場その場の勝ち方を考えろ。タイムは何秒でも良い。
競っている人にどうやって勝つかだ。
セパレートレーンの時、センターレーンで勝負している人と、1、2レーンと7、8レーンで勝負している人に分かれる。
センターレーンに勝てたらラッキーだが、アウトレーンの中で勝つにはどうしたら良いか考える。
土屋は怪我をしていたが5番になった。
アウトレーンの4人で勝負して、5番になったからOK。
力を出し切れて5番になれたら、今度は真ん中で勝負ができる。そこで9番でした、ではダメ。
8番にならなければ次はない。
自分ができることをやることが大切だ。
センターレーンの時、ベスト8に残った時、どういう試合をすれば良いか、考えろ。
ただやるだけではダメだ。どうしたら良いか、ああしよう、こうしようときちんと考えろ。
そのためにラップタイムを取っている。相手のことが分かれば、戦略を立てることができる。
何のためにラップタイムを取っているんだ?生かさなければ意味が無いだろう。
タイムなんて、大会が終われば全部インターネットに出るだろう。
すぐ分かるようにしているのは、予選から決勝に進む時に必要だからだ。
流してこのタイムだった、300mまで全力だった、というのが分かれば、決勝はこのくらいのタイムで来ると予想ができる。
人のレースは見れないのだから、ラップタイムで見るしかない。
使えなかったらバカだ。
決勝は、もう終わっているのだから、記録なんて書かなくて良い。
決勝の後にラップタイムを見ても、ふーん、と思うだけだ。
大切なのは、決勝で勝負するためのデータ。
戦うためのデータが欲しいなら、自分でここのデータが欲しいと言え。
全日本インカレに出た人は分かると思うが、6台目までのデータを取るように言っていた。
次に必要だからだ。できるものは全て用意しろ。
勝つということは1位になることではなくて、6、7位で争って6位になることだ。
どうしたら6位になれるか考えろ。なんとなくの勝負ではダメだ。
勝って行く人は、きちんと考えている。
そこに行くにはどうしたら良いか、自分がどこにいて、どうしたら勝てるかを考えろ。
遠くにいる人じゃなく、隣に勝てば良いんだ。
競ってる人に勝つには、頭を使わなければいけない。
工夫して勝つことが大切で、それが陸上競技の面白さだろう。
どうしたら8位になれるか、勝っていけるのか、もう少し考えよう。
同じくらいのレベルの人は絶対いる。知恵比べをして、勝てるかどうかが面白いんだろう。
弱い人に勝って面白いか?トラッククラブの小学生に勝って楽しいか?
同じくらいの人に、頭を使って、これをやったから勝ったとかいうのが面白いんだろう。
ただやって負けました、ではバカだ。
競って、ギリギリで勝つから面白いんだろう。
だから、東北中の学生が集まったら面白いんだ。
跳躍や投擲も一緒。三段跳で、12m跳べとは言っていない。
10B差を逆転するにはどうしたら良いか、一跳一跳考えろ。
うわー、出て良かった、ではつまらないだろう。
今回は、そういう考え方がなかった。
ただ負けました、玉砕しました、では明日がないし、敗北感しか残らない。そんな陸上では楽しくないだろう。
こんな努力をしたけど負けました、こんなことをしたら勝てました、というのが楽しいんだろう。
頭をうんと使って負けました、なら良いけど、ただバーンと走った、跳んだ、投げたで楽しかったです、ではただのバカなお兄ちゃんやお姉ちゃんだ。
負けても構わないから、勝つために自分なりに工夫しろ。
分からなかったら先輩に聞けば良い。OLたちに聞いて、そういう時はこんな手を打てば良いんだよ、と教えてもらえ。
そうやって試合も練習も勉強する。
そういうことをしていって、トップアスリートに近付いて行くんだ。
全体的に工夫が足りなかった。決して能力が無いわけでも、劣っているわけでもない。
陸上は頭を使う、心理戦だ。今日だったら、女子の4継は、普通だったら負けていた。
先生が真剣に弘前大の監督をやれば、勝てせることができた。
そこでうちのチームが勝ったのには、何かがあったからだ。100mの選手は、今回は一人しか使わずに、あとの3人は走っていない人を使おうと考えていた。
雪菜が走ったら、100mの選手は2人いることになる。弘前大には100mの1位と2位がいて、6位と8位の選手のチームには、軽く勝てると思うだろう。
だから400mの選手を3人使って、「速いかもしれない」と思わせた。
200mを一緒に走っていたとしても、流していたのかもしれない、と思う。
もともとの福島大というブランドもあるが、弘前大に、「かもしれない」と思わせたら勝ちだ。福田が速かったら、福田も使っていた。
実際に良かったのは、里見がしっかり走れたことで、やっぱりね、と思われなかったことだ。
次の武石も、しっかり走れたから勝てた。
相手に、かもしれないと思わせることが作戦。
雪菜の方が速かったかもしれない。でも、100mの決勝が負けだったからはずした。
勝負事だから、負けたところははずしていく。
男子だったら、熊野をはずしたのはそういうこと。
また失敗するかもしれない、あいつがいたらラッキーと思われたらダメだ。
全てそうで、そうやって人の気持ちを変えることが大事。
君たちもそういう世界に生きているのだから、もっと考えろ。
陸上競技は、少しの気持ちで変わっていくものだ。全て理由があって、繋がっている。
今日の勝った負けたも、一人ずつコメントすることもできる。
そういうものを上手に使え。
遠くの人に勝てとは言わないから、近くに人に頭を使って勝っていく。
そういう試合をしていく。
その人に勝つにはどうすれば良いか、もう少し工夫していくこと。あと1日頑張りなさい。


●5月26日(水)  記録者:楠橋茉美

雨の日を大切にしていこう。
これから梅雨で、試合でも雨ということがある。
アップの仕方など、考えてやっていこう。


●5月30日(日) 記録者:佐藤深奈美

今日は小学生がたくさん来ているから、そこら辺をちょろちょろしていたら「ダメだよ」と声をかけてあげるように。
自分の妹や弟だと思って、兄ちゃん姉ちゃんが面倒を見てあげるように。
学生がしっかり見て危なくないようにしていこう。それも練習だ。頑張っていこう。


●6月22日(火)記録者:手嶋真紀

日本学生個人選手権に行ってきたが、学生の大会と高校生の大会は違う。
高校生の大会は、誰が速いか分らない。県大会、地区大会、そして、全国大会と勢いで来る。
しかし、学生の大会は誰が速いか分っている。そこで、名前負けするのか。それでは、話にならない。
では、どうしたらいいのか。高校生は東北で勝ったから自信になって試合にのぞんでくる。
一年生だから知らないかもしれない。
ただ、来年も続けてしまったら話にならない。どのようにして戦えば良いのか。
日本の学生と比べてどうなのか。楽しみのためにやっているわけではない。
力をつけて高い所でやればよい。日本インカレに参加すればいいのではない。
出てからどうするかである。
日本インカレの標準を切るだけでは何になるのか。
特に男子にはそのような雰囲気が蔓延している。出ればいいのではない。

先生が高校の時、数学氓ヘ、とても難しかった。
でも、数学を勉強したら数学氓簡単に思えるようになった。
高いとこを目指す。
出られればいいやつと入賞を目指すやつ。ここで勝負がきまってしまう。
出られてよかったと思うのか。
今までの先輩たちは出られてよかったではなく、高いところを目指していた。
日本選手権でも一緒。
東北インカレで優勝目指すだけでなら、日本インカレでは、戦えない。
男子は上を目指せ。標準切るにはどうすればよいのか。
切るのも、ギリギリではなく余裕を持って切ることが大切。
日本インカレで勝つにはどうしたらいいのか。
名前が分かる相手以上に自分を高める必要がある。
東北インカレでチャンピオンになってB標準を取ってもしょうがない。
きちんとAやBを切って余裕を持って上を目指す。
出るだけでは東北インカレは意味がない。
四年生が一年生に教えるのも大切。チームとしてそこができていればよかった。
前日の準備上手く出来ていなかった。
チームとして考えられることができなかったから、マネージャーも準備や段取りができていなかった。
チームで行っているのにそのようでは、平塚で勝てるわけがない。
学生の中で大きな大会は日本インカレ、次に日本学生個人選手権だ。
マネージャーですらサポートができていない。
このようにしようとか、チームの中で、何がサポートできていたのか。
しかし、みんなはサポートしてほしいという。
どのようなチームなのか考えてみなさい。それは、上級生が考えることだろう。
キャプテンも練習みんなで頑張って行きましょう。と言うが、みんなでできているのだろうか。
チームとしてどこに向かうのか。各県選頑張るのか。それでは、同好会と一緒ではないか。
じぶんのことは一所懸命だが、人のことは、知らなかった。
では、チームとしてどうなんだ。
日本学生個人選手権の初日の結果に福島の残りのチームメイトが一喜一憂していたのか。
そうでなければチームとして、成り立つことはできないだろう。
仲間のこと気にならないチームってどうなんだ。
みんなでやろうとしてない。自分のことしかやっていない。
自分のことだけ考えてただ走っている。
どこにそんなチームがある。チームとは何なのを考えることが全体的に欠如している。
先生が先日探せと、言われたことができていなくて、みんなは、知らん顔をして、平気で練習している。
最低なチームだ。互いに、大きな大会に出ることは知っていたはずだ。
だからこそ、みんなでどうだった。と声をかけることができるだろう。
競技場に来て、初めて話したようではチームとは言えないだろう。
今日研究室に入って来る四年生は、監督に「お疲れ様です」の一言もない。
普通は言うだろう。そういうとこも考えよう。
チームとは何なのか。それぞれが何をやっていけばよいのか。
弱いチームになっている「お疲れさまです」の一言がなかったのは、初めてだ。
二瓶先生もボランティアできているわけではない。
もう少し考えよう。今なら、速くなっても無駄。
日本インカレで勝てるわけがない。県選で頑張ってろ。
そしたらそのへんの人たちと一緒。そんなチームでいいのかよく考えていきなさい。


●6月26日(土)記録者:戸崎孝則

今日は気温が高いから、熱中症等にならないように、気をつけるように。
これから各地で、県選手権がある。しっかり自分の成長した姿を見せて来なさい。
しかし、それが苦手な人が多い。
スポーツに応じて、人間性ができてくる。陸上競技では、待っていても自分の順番はくる。
球技は、そんなことはない。種目によっても、人間性が鍛えられる。
今のチームは、一人になったときに前に出て、行動することができていない。
それでは、人として成長できない。陸上競技では、人よりも前に出ることをやっている。
「人よりも」を考えなさい。普通ではダメだ。自分の行動をしっかり考えなさい。
今のチームは、それが欠けている
。授業でも、リーダーシップがとれていない。
やろうとすれば、何でもできる。
表に出て、やっていきなさい。人の後ろではダメだ。