2009年8月の日記

●8月1日(土)

朝、赤坂のホテルを出て、一旦自宅によって、大学に。
アップ終了後の10:30から練習を見ました。

午後は、原稿チェック。
「子どもの足が2時間で速くなる!
 魔法のポン・ピュン・ラン♪」
子どものコーチングとポン・ピュン・ランの極意が網羅された「育児書」です。
ママ達に分かりやすいようにイラストを満載。
メールでのやりとりなので、このチェックが大変です。
川本は、絵心がないので、本当に苦戦しています。
でも、イラストはいい感じですよ。
川本もイラストで登場します。
ちょっと変な感じ。

途中で、アスタキサンチンの研究チェック。
木田、坂水それぞれのチームで研究を進めています。
データも出そろいつつあり、ストーリー作りの段階です。
みんながんばっています。
分析的に考える力がつくといいなあ!と思ってます。
発表は、9月18日(金)のアスタキサンチン研究会で。
期待してね。


●8月2日(日)

今日は、世界選手権壮行4時間リレー。
昨年は12時間リレーをやりました。
これは、1本のバトンを12時間つなぐ企画。
とにかく400mを走って、400mの辛さを味わうという企画です。
このイベント、自分が走るのは1本なので、結構飛ばして、死にそうになる!という400mならではの醍醐味を体感できました。
400mを一生懸命走ったみなさんは、充実した疲労感だったと思います。
今年は、そんなに速く走らなくても!ということで、スピードを落として、
また、せっかく走るのだから!本数を増やして!
で、チームで1本のバトンを4時間つなぐという企画にしました。
10数人で4時間交替しながら走り続けるものです。
最初は、鈴鹿8耐に対抗して、8時間リレーを企画したのですが、「先生、そりゃあ走れないですよ」と菅野社長。
1周2分で走って10人で20分に1回。1時間に3周から4周。
これが8時間で・・・・32周ってことは、12キロを超える?
陸上部員は、簡単ですが、普段体を動かすことをやっていない自分に置き換えると、これは大変。
で、半分の4時間に。

心配された天候は、最高の曇り。
準備は、9時くらいから始まり、スタートは12:00。
参加者は、22チーム、358名!!
古手の卒業生たちは、お子さん連れで!
若手の卒業生たちは、恋人連れで?
チーム川本の方を始め、JAさんや各種団体のみなさんが走ってくれました。
また、地元の高校生もエンドレスリレー感覚で。
下は3歳から最高齢は、福島走ろう会の81歳まで。

JA中央会、JA新福島、JA   さんからは、米、肉、野菜、果物の協賛を頂きました。
また、大塚製薬さんからは、飲み物を!
みなさんからは、応援の力を頂きました。
本当にありがとうございました。

古手のOBチームは、主力が子供?
オヤジたちは、当然走れません。
そこで、青木と丹野にちょっとだけ走ってもらいました。
これでも辛そうだったので、川本もこのチームで3回ほど走りました。
3周では、あまり役に立っていませんが・・・・・
チーム川本も苦戦。
隣の菅野建設といい勝負です。
ここは、助っ人!2周だけですが・・・・お手伝い。

Eヴで時折お見かけする矢子先生(お医者さん)が凄かった!
400mを長距離走りではなくて、ポン・ピュン・ラン。
ずっと弾んで走っています。
普通のおじさんには、こんな走りはできませんから。
こんなお医者さんから「運動は大切ですよ」と言われると説得力がありますよね。

それにしても、みなさん笑顔なんですよ。
きついはずなんですがね・・・・・
本当に企画して、幸せな気持ちになりました。
周回は30分ごとに学生がまとめて、途中経過を報告してくれます。
まあ、勝負はご愛敬ですが。
ラスト30分は、どのチームも猛ダッシュ。

最高は212周
ちょうどマラソンの2倍でした。

終わってから、JAさんから協賛いただいた材料でバーベキュー。
J子ママ@Eヴのご紹介で、藤原やさんに大奮発してもらった生ビールも登場。
これは幸せになりました。
350名のバーベキューの準備は、大変。
鉄板などは、菅野建設ご協力です。
こういう、力業はさすが、菅野社長。
すばらしい段取りです。
準備は、3時くらいから始まります。
これは、準備係がいるわけもなく、走りながらの準備です。
学生などは、女子が野菜を切っている間は、男子が頑張り、男子が火起こしをやるときは、女子が頑張るというギリギリの展開。
また、3時間も走ってくると「もう、ダメ」という青年団もいますから、学生のピンチランナーを貸し出したり・・・・・バーベキュー準備は大変。
川本も生ビールの冷え具合を確認。
焼き上がっているソーセージが、うまい!!!
つい、つい、ソーセージに手が伸び、ビールをおかわり。
リレーは続いていますが・・・・・
気分は、BBQに突入。

おっと、その前に16時のフィナーレを迎えて、表彰式。
それからBBQに突入。
達成感とBBQ、最高でしたね。
何時間でもいいのでしょうが、やり遂げた!感があるっていいですね。
本当に充実して、夕暮れを迎えました。
最高の日でした。
ベルリンを駆け抜けるパワーをいただきました。
あとは、日本記録を突き抜けるだけです。


●8月3日(月)

朝起きると、筋肉痛。
400をたった5本走っただけですが・・・・ちょっと哀しい。

9:30 ラジオ福島のスタジオに。
8月分の収録です。
ただ、8月は、明日4日の録音を終わったら、11日、18日は現地から生中継。
25日は、お休みです。
で、1回分の収録で終了。
深野アナと30分ほど話して、只見へ。
只見は、奥会津です。
26年の福島の生活で1回しか行ったことがありません。
磐越道を坂下まで行き、そこから60キロちょっと。
福島から170キロ走ってもまだ、福島県でした。
3時間かかって、只見町教育委員会へ。
福島大学の地域貢献事業のわくわくジュニアカレッジで、「夢のジュニアアスリートプロジェクト」です。
昨年は、丹野の出身地矢吹町で実施しました。
トップアスリートが小学校に出向いてパフォーマンスを見せたり、子供たちに陸上を体験させたりするものです。
日本陸連が日本各地でやっています。
福島県も2年前にやっと、その県内坂を大学の地域貢献事業としてやらせてもらっています。

で、今年は、福島市から凄く遠い只見町でやらせていただけないかと、県のK井スポーツ課長さんを通じて打診してもらいました。
学校の授業を変更してやらせていただくので、学校だけではなく教育委員会などのご理解も必要です。
矢吹町は、丹野の関係で町長さんと親しくさせていただいているので、直接お願いして「OK」をいただいたのですが、何せ1度しか行ったことのない只見町の関係者というと、残念ながらどなたもいません。
そこで、いつも応援していただいているK井課長さんに「何とかなりませんか」とお願いしました。で、何とかしていただき、川本が最初の話をしに行くことに。

会津に入ると、さすが観光地!
福島の梅雨はまだ明けていませんが、気合いの晴れ。
抜けるような空の青と深い緑の山々、気持ちよく愛車のハンドルを操ることができました。
坂下からは、満々と水をたたえる只見川沿いを駆け抜けます。
気持ちよく、只見に到着できました。

只見町には小学校が3校。
それぞれの校長先生に集まってもらって、企画の調整です。
概要や目的を説明して、ご理解をいただきました。
いい方向で企画ができそうです。
後は、オフィスの担当に任せれば、いいだけです。
帰りに会場になる只見中を下見。
今の只見中は、以前、朝日中があったところに3つの中学校が統合移転しました。
只見中と朝日小はお隣り同士。
中学生も見学に来る!とか。

とりあえず下見を終わって、帰ります。
帰りに奥会津の蕎麦でも!と思ったのですが、道沿いにお店がありません。
仕方がないので、磐越道のSAで喜多方ラーメンを食べて帰りました。

2時間ほど研究室で調べ物をして帰りました。


●08/04(火)

8:37の新幹線で東京に。
渋谷で世界選手権の結団式です。
豪華な豪華なセルリアンタワー東急ホテルでした。
11時集合でした。
公式ジャージに着替えて、気分も世界選手権モードに。

終わって、15時にナイキジャパンに。

終わって、16時にナチュリルに。
会社で壮行会をやっていただきました。
終わって、そのまま共同研究の検討会。
木田チームのテーマは、木田が説明。
坂水チームのテーマは、丹野が説明。
富士化学工業のスタッフにも来ていただいて問題点などを検討しました。
終わって、東京駅に。
東京駅に着いたのが、18:03。
新幹線は、18:08。チケットは、なし。
こんなとき運試しに挑戦したいのが川本。
さっさとチケットを購入。
丹野と青木を乗せたタクシーは、八重洲口に回ってしまいました。
八重洲口は、新幹線には近いのですが、八重洲口に回ると時間がかかります。
時間への挑戦が好きなのは、木田。
川本のダッシュについてきます。
どうしようかと迷った渡辺は、丹野と青木を待って帰ることにしたみたいです。
久保倉は、NTCに。
窓口で木田がチケットを買おうとすると、駅員さんが「絶対ムリ!俺だって行けない」と言っていました。
この時点で、あと3分しかありません。
その横で川本はチケットを購入。
対応した女性の駅員さんは「走ってもらいます」と「私なら行けるわ」と余裕。
川本は「とりあえず、俺は乗る!」とダッシュ。
川本は1分前に着席できました。
これで、日本記録更新確実。
「ダメ」と言われた木田ちゃんは、ちゃんと乗れていました。
日本新!!確実
ビールでも飲んで!と思っていたのですが、いつの間にか眠ってしまい、ワゴンサービスに気がつきませんでした。
福島に早く着いたので、岩代寿司のオヤジさんと話しながら食事。
まだ少し早かったのでEヴに寄って、日曜日のお礼を!
チーム川本で4時間リレーを走っていただいたのですが、ほとんど「チームEヴ」。
ここは、順子ママにお礼いを。
と、ドアを開けると見慣れた背中が!!
なぜかK1先生!!
今日も楽しく飲んじゃいました。
完全に日本新です。


●08/06(木)

朝は、パッキング。
午前中、練習。
世界選手権組は、最後の練習です。
朝、K井スポーツ課長さんから電話がありました。
時間が合えば、福島駅まで見送りに行きます!とのうれしいお言葉でした。
選手たちは、14:47の新幹線と決めています。
というか、集合が18時なので、これで行かないと間に合いません。
ただ、川本は仕事が、全然終わっていません。
これは、絶対集合には間に合わないパターン。
とにかく、練習が一段落したら、必死で仕事。
終わって、とりあえず、帰宅。
大学を出たところで、アッ!パスポートを忘れている!というか、自宅に帰るので厳密には、忘れていないのですが、朝からパスポートのことを考えるのをすっかり忘れていました。
車の中では、パスポート、パスポートと頭の中で繰り返しながら運転。

とりあえず、準備をして新幹線に乗りました。
東京駅で少し時間があったので、食事を済ませて、成田のホテルへ。
21時30分には、チェックインできました。
明日出国です。頑張ってきます!!


●8月7日(金)

10時にロビー集合です。
その前に土曜、日曜の練習スケジュールをメール。

13時のフライトです。
飛行機は満席!夏のヨーロッパ便は、大人気!
そのために若手のコーチは、何人か先にアムステルダム便で、フランクフルトに飛んできます。
川本はオヤジなので、フランクフルトの直行便でした。

約12時間のフライトで、フランクフルト到着。
ここで、11日まで時差調整。
ホテルにチェックインしたのが、19時ちょっと過ぎ。
それから1時間ほど近くのグランドで体慣らし。
食事は21時過ぎでした。
飛行機の中で、機内食を食べているので、お腹がすきません。
夜は、コーチミーティング。
さあ、世界選手権の開始です。

今回も世界選手権と言うことで、HPには、様々な制限があります。
選手に関するコメントなどもNGです。
川本の日記と思って読んでくださいね。


●8月8日(土)

とりあえず、インターネットをつなごう!
無線ランがありました。
料金を見ると30分/3.95EUR、2時間/9.95EUR、24時間/24.95 EURって高くないですか?
でも、30日で29 EURを見つけました。
が、なかなかつながらない。
いろいろやりましたが、ダメ。
そうこうしているうちに練習時刻。

暑くもなく、寒くもなくいい天候です。
練習には最適ですが、12時間も飛行機に乗り、時差も7時間。
あわてずにじっくりやっていきます。

グランドからホテルまでは、2キロくらいですかね?
歩いて帰ってみました。

昼食を済ませて、再度、無線ランの接続に挑戦。
O嶋課長は、簡単に大丈夫でしたとのこと。
山田さん@陸連も「先生、私もつながりました」と涼しげな顔。
ちなみに山田さんは、女性です。

川本のPCはいくらやってもダメ。
O嶋さんが「MACだからですかね?」ということで、MACの中のWINDOWSを立ち上げて、トライ!でもダメでした。

子どもポン・ピュン・ランの原稿チェックがあるので、何としても繋がなくては・・・・
最後は、少々割高ですが、部屋のLANケーブルでつなぎました。

で、午後は、原稿チェック。

16時から全体ミーティング。
その後、女子短距離ミーティング。

後は、原稿チェック。
夕食までに終わりました。
夕食を食べ終わった、木田たちにも原稿チェックしてもらいました。
OLたちは、絶賛!(するしかありません)。
自分で言うのも何ですが・・・・いい子育て本ができました。


●8月9日(日)

時差ぼけは、初日に頑張ったので一切ありません。
西に飛んでいくとそんなに時差は感じません。
東(アメリカ)に飛ぶとちょっときつい感じがします。
午前中、練習。
歩いてグランドまで、20分ほどです。
今日から本格的な調整練習に入ります。
調整期の練習で大切なことをひとつひとつ丁寧にやっていくだけです。
後は、選手たちの体調が上がってくるのを待ちましょう。

帰りも歩き!

午後は、仕事。

木田と真弓がアスタキサンチン研究会の抄録の相談に来ました。
ストーリーをきちんと作って、結果を並べてみては?というアドバイスを。


●8月10日(月)

練習は午前中です。
インフォメーションボードに練習会場への移動時間が記入されています。
段取りは、苅部コーチと土江コーチ。
川本、ASB先生、SAY田先生は「健康ウォーキング」と書いてありました。
こういうユーモアっていいですよね。

今日は、木田ちゃんがウエイトを少々。
他は、いつものようにトレーニング。

夜遅く(22時くらい)、トランジット組が到着。


●8月11日(火)

ベルリンに移動です。
飛行機で1時間ほどです。

空港から選手村になっているホテルへ。
ベルリン市内は外側を高速道路で囲まれています。
空港は、その左上の端っこ。ホテルは右下の端っこです。
空港から、約1時間。ホテルは、街外れです。
気のせいでしょうか、街並みがちょっと淋しい感じします。
街らしい形跡はありません。本当に街外れっていう感じですが、ホテルは巨大。

まずは、ADの取得です。
このパスが大会期間中、全てです。
パスさえあれば、どこにでも!
地下鉄やバスなども無料です。博物館なども無料のときもあります。
北京五輪では、紫禁城へは無料でした。

パスをいただいて、とりあえず食事。
コンベンション会場を使用しているので、広々としたレストランです。
ホテル全体も採光が十分で、非常に明るい感じです。

部屋は、ASB先生と同室。

着替えて、とりあえずグランドへ。
高速を使って30分。

サブはこんな感じです。 サブの第1コールから、メインの第2コールまでこのなが〜い地下通路を歩いていきます。

この通路の先にあるメインへは、準備の都合で入ることができませんでした。
が、「こっちから入っていけますよ」と散策していたASB先生。

何と!表彰台の後ろからメインに入っていけました。
本番のトラックの状態を確かめられるのは、選手にとって非常に心強いことです。

また、本番用のスタブロもおいてありました。
選手たちは、とりあえず「位置について」「よーい」「ドン」

夜は、スタッフミーティング。
いよいよ始まりです。


●8月12日(水)

女子短距離は8時集合。
そこから散歩、食事です。
スタッフは、8:30またぎで食事。
最低1日1回は、互いに顔を合わせて、情報交換。

 

ホテルのシャトルバス乗り場に不思議なモニュメントが・・・・・
ん?あれは・・・・壁?
どうやらベルリンの壁のようです。
たぶん、本物だと推察されます。
絵が描いてある方が旧東独側、絵がない方が旧西独側という噂です。
当時は、当然ですが、こんな絵は描かれていなかったと思います。

午前中、練習。

遅い昼食を摂って、夕方、全体ミーティング。

その後、スタッフミーティング。
確認したり、分担したりすることが山ほどあります。


●8月13日(木)

昨日と同様の感じで1日終了。
サブとメインの間に屋外プールがあります。

もしかして・・・・「前畑頑張れ!!前畑頑張れ!!」のプール?
中は、見えません。
腕を伸ばして、中のプールを撮影しようかとも考えたのですが・・・・それはどう見ても、プールを盗撮するオヤジにしか見えませんから、やめることにしました。


確かめに行ったら、やっぱりそうでした。
(ただ、ここまで行くのには、10分ちかく歩きます。)

落ち着いて考えると、この競技場は、1936年のベルリンオリンピックのメイン会場でした。

西田修平さんと大江季雄さんの「友情のメダル」は、小学校の頃、道徳の時間に勉強した記憶があります。
感慨が新たになりました。

おっと、サッカーのワールドカップの決勝もここでしたね。


●8月14日(金)

午前中、丹野の前日練習。
いい感じです。

午後も、練習でサブに。

フランクフルトは、長袖で練習していました。
500キロほど北にあるベルリンは、何と!急に夏!
こちらに来てから、連日いい天気が続いています。
日陰で30度くらいあるのですが、湿度が20〜30%なので、そこまでは暑く感じません。
その代わり、のどが渇きますね。
ただ、今日は、少し涼し目。
丹野は、アームウォーマーをつけて走っていました。
オヤジたちも久々に長袖のジャージを着ました。


●8月15日(土)

丹野のレース。
スタンドに上がっていくと、青木さん、磯崎さんのナイキコンビに偶然遭遇。
この7万人収容のスタジアムで・・・・・すごい偶然です。

予選は、52秒の前半をと考えていたのですが、
27番目の53秒30。
53秒13までが準決勝へ。
練習を通した川本と丹野の手応えは、もう少し速いタイムでした。
残念ですが、また、挑戦です。

午後は、練習。

夕方のオープニングセレモニーは、選手の入場もなく、簡単でした。
まあ、これでいいのかも知れません。
が、選手宣誓は必要ですね。
これは、川本の持論です。
選手宣誓の意義とスポーツマンシップについては、「コーチング論」の1回目の授業です。


●8月16日(日)

福島、高橋さんの女子100m1次・2次予選でした。

スタンドで、生のレースを見て勉強。
サブは、混雑していて、ちゃんと練習を見ることがなかなか困難な状況です。

スタンドでは、選手席が毎回決められています。
これまでの大会では、最高によくて第4コーナー角(100のスタートの斜め後方)くらいです。
ヘルシンキは、第2コーナーでした。
そして、今回は、第3コーナー付近だと選手たちがいっていました。
が、オヤジは、いい場所を求めてメインに。
昨年の北京では、係のチェックをすり抜けて、ホームストレート1段目で勉強していました。
ボルトの100,200とも目の前で観戦することができました(ただの自慢ですね)
で、味をしめて、今回もホームストレート1段目に陣取ることができました。
というか、今回はチェックが非常に緩やか。
ADを持っていれば、どこにでも入れそうな勢いです。


●8月17日(月)

それにしても・・・・ボルトは速い!

比較的サブが空いている昼間の時間に練習をします。
渡辺が走れるようになってきました。
あまりに調子がよかったので、120+60の練習を変更して、100+60に。
ただ、100のタイムが知りたかっただけですが・・・・・
今まで、見たことのないタイムでした。
4月のMt.SACでも今まで見たことのないタイムで走りましたが、今回はそれ以上。
外国があっている渡辺です。

夜は、400Hの予選です。
56秒5を目安に久保倉、青木は調整を重ねてきました。
久保倉は、25番目の56秒91。
56秒73までが準決勝に進めました。
残念。

青木は・・・・・ドイツに来て、毎日、毎日速くなっていました。
昨日の練習は、8日のフランクフルトから見ると別人の青木沙弥佳でした。
こんな選手を見るのは、初めてです。
本当に二人とも手応えを感じていて、日本記録更新も行けそうな感じでした。
4台目の転倒は、本当に残念です。
でも、よく立ち上がって、最後まで走りきってくれました。
ヒザと腕に擦過傷です。


●8月18日(火)

 
昼間にオフィシャルパートナーのアシックスの歓迎会。
初めて街に出ました。
大きな百貨店があり、その1階はブランド店が入っていましたから、たぶん、銀座みたいなところだと思います。

女子短距離スタッフのASB先生、SAY田先生、川本はレースがあるので、ちょっとだけ顔を出してサブに直行。

夕方から寺田さんの100mH。

終わって、400と400Hの勉強。
本当に世界は広い、高い。
でも、乗り越えるしかないんですね。


●8月19日(水)

午前中、ゆっくりして、木田ちゃんの案内でナイキのブースにお昼ご飯を食べに行きました。
地下鉄で乗り換えて、街に出ます。
いつも感心しますが、ナイキのホスピタリティは、すごい!
ホスピタリティは、すごい!という表現は、日本語では適切でないかも知れませんが、すごい。
もう少し近かったら、毎日過ごしていてもいいですね。
K口さんも「昨日、到着しました」といつもながらかっこいい格好で登場。
いつものK口さんファッションは、川本の感性と少し離れていますが、
今日は、ちょっと真似してもいいかな?というものでした。
写真がなくてごめんなさい。

夜は、福島さん、高橋さんの200m予選。

97年に400リレーで世界デビューした女子短距離です。
本当に手も足も出ない感じでした。
00年シドニーで金沢イボンヌさん(現ラスベガス大コーチ))が準決勝(24人)進出。
07年の大阪で、丹野が準決勝(24人)進出。
08年の北京は、久保倉が準決勝(16人)進出。

そして、今大会は

100m:福島さんが準決勝(16人)に後1歩の17番目。
200m:福島さんが準決勝(24人)に後1歩の26番目。
400m:丹野が準決勝(24人)に後1歩の27番目。
100mH:寺田さんが準決勝(24人)に後1歩の30番目。
400mH:久保倉が準決勝(24人)に後1歩の25番目。

もう1歩のところまで来ています。
どうしたらこの1歩を突き抜けることができるか?
毎日、AB先生と、ときには、村外の街中のホテルにいるSAY田先生も加えて、ミーティングを遅くまでやっています。


●8月20日(木)

お昼は、街で!ということで、街に出て食事。
そのままグランドへ。
今日は、リレーの2日前と言うことで、大部分の選手はレスト。
寺田さんと青木の2人が練習。

今日は、暑い!を通り越してます。
14:30の日陰で35度!
日向は45度!って風呂より熱いぞ!
この時間はサブも人影はまばら。
「先生、お風呂もそんなに長く入っていられませんよ」なんて話をしていると・・・・
ありゃ〜!!アマルフィで観たあの織田裕二さんが突然登場。
いやぁ〜いい男!
スクリーンのまま格好いい!
激励に来てくれました。
青木、寺田さんは、記念撮影。
「オヤジも1枚いいですか?」とミーハーぶりを発揮(写真の掲載は、織田さんと川本の力の差がありすぎるため、割愛)。
織田さんは、選手の名前と顔や成績もよく知っていて(tbsのレクがあったのかも?)、青木のケガも気遣ってくれました。

青木は打撲の後は、少々違和感があるのですが、元気に走れました。
ひと安心。

 
SAY田先生は、短距離系のアディショナルコーチとしては、街のホテルで一人です。
そのため夕食は、我々のホテルに食べに来て、タクシーで帰ったりしています。
そこで、今日は、街に出てASB先生と3人で夕食を摂ることにしました。
やっと、ドイツらしさを実感できました。


●8月21日(金)

午前中は、ゆっくりしました。

今日は別のグランドに行きリレーの最終調整です。
ここも新しいサーフェスになって、準備万全!って感じでした。
400R、マイルRともいい感じで仕上がっています。

練習終了後、選手たちは、ホテルに。
女子短距離コーチ陣は、男子400Rの応援に。
途中から雲行きが怪しくなってきました。
メインに着いたときは、土砂降り状態。
3人とも傘を持っていたので、そのまま競技場まで行きましたが、靴はグショグショ。ジャージもビショビショ。
ヤリの予選B組をやっているはずですが・・・・
もう終わったのかな?
そんなことはない!などと言ってリレーの時刻を待つことに。でも、時刻が来てもリレーが始まる気配がありません。
どうも、雨のために競技が中断しているようでした。
女子走幅跳の予選がやっていたので、他の競技が中断したことがわかりませんでした。
こんなことなら、ソーセージでも買って少し暖まれたのに・・・・・
雨に濡れたままなので、寒い!
昨日の35度の嘘のようです。

男子400Rは期待通りの走り!で決勝進出。
それにしても塚原君、高平君の走りは、凄いですね。
本当に自信を持って走っているのが、スタンドから見ていても分かります。


●08/22(土)

午前中、TVでマラソン応援。
佐藤選手の復活に力をもらいました。

午後、グランドへ。
400R予選は、福島、高橋、渡辺、和田のオーダーで44秒24と全体で14位。

マイルリレーは青木、丹野、木田、久保倉のオーダーで3分34秒46と全体で14位。

いずれのリレーも「日本記録更新!」と意気込んでいただけに残念です。
その中で、男子400Rが4位入賞!おめでとう!
夜は、ASB先生と今後の強化策について、ずっとミーティング。


●8月23日(日)

午前中、女子マラソンの応援。
女子短距離チームは、ブランデンブルグ門に一旦行き、そこから1Kくらい歩いた地点で応援。
1周10キロの周回コースなので、次は35分くらい来ません。
そこで、近くのベルリンの壁が残っているところを見学に。
ここは、宿泊しているホテルからレンタサイクルに乗ってきたSAY田先生がガイド役。
女子短距離は、最初からベルリン入りをしていますが、初日からずっとレースが続いていたので、観光の「か」の字もなく、ちょっと可哀想。
なので、せめて、応援はベルリンに触れましょう!ということでした。
マラソンは、本当に応援のし甲斐がありました。
特に尾崎さんの銀メダルは感動!!

お昼は、SAY田先生が「おいしい!」というカレー味のソーセージ。
大きな交差点それぞれ4つの角にこのソーセージを売っているスタンドがあるのですが、
SAY田先生オススメのお店だけが、混雑しています。
で、食べたら・・・・・・カレーとケチャップそしてソーセージがいい味を出していました。
やっとドイツに巡り会えました!

満足して、やり投げの応援に。
村上君がやってくれました!
銅メダルおめでとう!
村上君のパーソナルコーチの浜M先生がいらっしゃたので、祝福を!
本当に素晴らしい!


●8月24日(月)

ドイツ出国です。


●8月25日(火)

夕方、帰国しました。
そのまま「岩代寿し」にみんなで、GO!でした。


●8月26日(水)

朝、3時に目が覚めてしまいました。
午前中、練習。
午後、仕事。


●8月27日(木)

また、また朝3時に目が覚めてしまいました。

午前中、練習。
午後、仕事をしようかな?とメールを見たら・・・・
山形の先生から連絡。
そのまま、山形へ。

帰って、18時過ぎから「世界選手権ご苦労さん!お留守番ご苦労さん」の慰労会
焼肉やさんへ。
今日のワインは、おいしい!

先生、お疲れ様でした〜とみんなは帰りましたが、幹社長@M&Kと飲み。
さすがに2日で8時間しか寝ていないので、酔いが回りました。


●8月28日(金)
今日は、朝までぐっすり!
これで時差ボケともさようなら!

11:00秋の特番、世界一受けたい授業体育編、日本記録を量産する新走法 ポンピュンランで大運動会という企画打合せ。
結構盛り上がって、打合せができました。
日テレの番組対抗で、世界一受けたい授業をやるとのことでした。

2時間ほど打合せ。
そのままスタッフを福島駅まで車で送り、そのまま杉妻会館へ。
13:30うつくしまスポーツ元気創造懇話会です。
2時間ほど。

終わって、市役所に。
期日前投票。

その足で、16:00ラジオ福島で、次回分を収録。

大学に戻って、仕事。

夕方、T田さん@ダイヤモンド社「先生、見本が完成しました」と電話。
<タイトル>
【キラキラ輝くハッピー子育て塾】
 子どもの足が2時間で速くなる! 魔法のポン・ピュン・ラン

<発売日(首都圏大型書店・アマゾン)>2009年9月4日(金)夕方〜
福島県内には、9月9日(水)くらいに配本予定です。
<内容紹介>
子どもがかけっこを通じて、外で元気に遊べる子、何事にも全力でぶつかれる子、運動会でキラキラ輝く子に育つ魔法の本!
福島大学陸上部監督の川本監督が、誰でも、何歳からでも、2時間で足が速くなる「魔法のポン・ピュン・ラン」をイラスト満載で解説。運動嫌いな子、太っている子でもあきらめないで! この本で必ず速くなります!
<本体価格>
1000円(税込1050円)

売り切れが予想されます(著者の希望的観測)!
早めのご予約を! 前作は初版10000部でした。
が、今回は強気?に出てしまいました。
何と初刷り17,000部。
本当に大丈夫でしょうか?返本の山!とならないよう周りの人に勧めて下さいね。
今回は、スプリント技術をイラストで説明してママと子ども向けです。
子育て本として少し力を入れてみました。
競走しなくなった社会に向けてのメッセージを込めました。
何故、競走は必要なのか?に真っ正面から対峙した渾身の自信作!
競争社会を生き抜くヒントが満載。
とりあえず1050円持って書店へ、ポン・ピュン・ラン。


●8月29日(土) 

午前中、練習。

練習中に教え子の菊田先生からうれしいニュースが!
菊田先生が指導してる坂下薫乃さん(杉妻クラブ)が全国小学生交流大会(日清カップ)走幅跳で4m63で6位入賞。
おめでとうございます。
菊田先生のところは、昨年も走幅跳で男の子が3位でした。

午後は、仕事。
OLたちも遅くまで残って、いろいろ仕事でした。


●8月30日(日)

午前中、練習。

午後、仕事。
やってもやっても机の上はきれいになりません。
まあ、休んでいた反動で仕方ありませんが・・・・・
書書いても書いても、書くべき書類が出てきます。
今は、キーボードがあるのでいいのですが、これが手書きだったらと考えるとゾッとします。
本当に便利な世の中になりました。

一度にたくさんの業務が並行して進んでいます。
インカレ段取り:吉田
わくわくJrカレッジ:これは光浩がメインです
アスタキサンチン研究会発表:木田、坂水がメイン
地域スポーツ指導者養成講習会:青木かな?
みんなでやっぺ!ももりんダッシュ:坂水
その他にもトラッククラブ、スポーツユニオンの事務局。
もう少ししたら、小学生クロカンリレー、陸上教室の企画・運営が入ってきます。
OLなしでは、絶対こなすことができません。
OLたちもそれぞれ自分の会社のこともあります。
結構大変なオフィス川本です。
川本の手元にあるのは、DVDブックの原稿。
目標:約45分と書いてありますが、とても終わりそうにありません。
これから原稿チェックが始まります。

夜は、仕事とマネージャーの指導。
なかなか「ほうれんそう」ができません。
自分でやろうとするのは、いいことなのですが、事前の相談がないばっかりに
やり直し!ということが多々あります。
普段の業務だと、まあ、それもOKなのですが、インカレとなると
ゆっくりしたこともできません。
何年か前は、インカレ当日にマネージャー失格ということで、急遽別の部員をマネージャーにしたこともあります。
そうならないためにも、ちょっと注意を。
「日本一のマネージャーになりたい」と言うことなので、それらしく鍛えています。

インカレでは、応援や待機場所の確保が大変です。
以前は、開門前に並んで、ダッシュ!ということもありましたが、
最近は、事前の話し合いで決定しています。
今年もそうなのですが、今年は「学連は関与しません。自分たちで決めて下さい」との通達です。
とはいえ・・・・・学連としても事前に何もしないと言う訳にも行かず「昨年の優勝校の筑波大と福島大で仕切ってやっていただけませんか?」という要望がマネージャーに来ています。
ここは、うちのマネージャーにとっては、一世一代の見せ場!です。
これまで、鍛えられた人間力で、立派に全国のマネージャーを仕切ることを期待しています。
マネージャーのインカレは始まっています!


●8月31日(月)

もう8月も終わりです。
月の初めに原稿チェックしていたのに、もう本ができあがってきました。
これは、編集のT田さんが、いつも急かしてくれるから、こちらも休むことなく、一気に作業ができた結果です。
何事も集中力が大切!
そういう意味では、T田さんは、言い訳をさせずに集中させる天才です。
できあがった本を手にして、「凄い!」となぜか感じてしまいました。
今回もページの端にパラパラまんが付きです。
1章は川本のメッセージなのですが、カラーイラスト満載なんですよ。
2章以降が、技術解説。読みやすいと思います。

午前中は、仕事と院生指導。

午後も仕事。
中村先生が「成績報告書来ている?」
成績報告書・・・・そう言えば、自分も見ていないような・・・・
机の上を探しても、そうれらしい封筒がありません。
では、机の周りは・・・・なし。
本棚は、・・・・なし。
困った・・・・・もう一度、机の上の封筒を探しますが、ありません。
「中村先生、ありましたか?」
「あった、今年は、薄くて普通の書類みたい」
っというヒントを頂いて、チャンと見るとありました。
今年から報告シートが薄くなったので、手応えがなく、見落としていました。
例年は、マークシート用紙の厚いヤツなので、持った瞬間に分かります。
先入観って、ダメですね。

成績処理のことで、別の先生の研究室に。
久々に会話したので、1時間ほど話し込みました。

わくわくJrカレッジの件で、事務のK野さんが来室。
舞台設定の川本のこだわりと、実際の大変さの間をK野さん達事務方ががんばって埋めてくれます。
教員だけでは、事業は(当然、大学運営もですが)成功しません。
本当に足並み揃えて、ひとつの方向に向かうことが大切。
何とかやります!なんて言っていただけたら、そりゃあうれしい!
昨年もそうでしたが、達成感がありますね。
もしかして・・・打ち上げも必要?