●リレー決戦:9月1日(土)
午前中は、400R予選。
北風、信岡、渡辺、高橋のオーダーです。
残念ながら、2−3走のバトンパスミスで失格。
ただ、選手たちは一所懸命走っています。
若い選手が多いチームですので、この経験を次につなげてほしいものです。
97年に原田さん@現ジュニア強化委員長と一緒に女子短距離のスタッフに入って6度目の世界選手権です。
女子のスプリント強化を掲げて、11年たちました。
結果は・・・・・残念ながらまだでていません。
いつかは男子のようにと思っていましたが・・・・・・
なぜ、結果が出せないんだろう?
本当に選手たちは一生懸命です。
女子短距離の強化を担当する責任者として責任を感じますし、とるべき責任もわかっているつもりです。
スタッフとして、何ができたのか?何がやれたのかをもう一度考え直して、次世代に託したいと思います。
一旦、ホテルに戻って、夕方からマイルリレー。
青木、丹野、久保倉、木田のオーダー。
女子のマイルリレーは01年のエドモントンに参加後、2度目のチャレンジです。
エドモントンでは、吉田真希子と一緒に参加しました。
その時も世界との隔たりを痛感しました。
いつかは・・・・!との思いがありました。
やっと大阪大会で出場が叶いました。
それも自国枠ではなく、標準記録を突破しての参加です。
福島大の教え子たちでメンバーを組めたことを誇りに思います。
よくみんなここまで頑張ってくれた!
標準記録を突破しての参加は、本当に意味のあることだと考えています。
サブトラでのアップも完璧でした。
本当にいい状態で、レースに送り出すことができました。
3分30秒17の日本新。
組7着、全体の11位でした。
やっとここまで!という感じです。
5月の大阪GPでも3分30秒、2レースとも30秒でそろえることができました。
全体的には、前半いきすぎたかな?という感想はありますが、あの大声援の中、前半からいかなきゃ女がすたる!
本当に長居のみなさん大声援をありがとうございました。
川本は、第4コーナーでレースを観ていましたが、大歓声があがるたびにグッとこみ上げるものがありました。
選手たちは、この大声援を受けて走れて本当に幸せだったと思います。
レースを終えて、サブに帰るとき、自分としては達成感がありました。
今の実力からすると、ベストパフォーマンスです。
次というと、性急すぎますが、個人で1秒ずつ縮めて、北京でチャレンジしたいと思います。
それには、トレーニングの開発も必要でしょうし、それ以上にハードトレーニングも必要でしょう。
選手たちのがんばりは、表に現れにくいものです。
ゆずの「栄光の架け橋」が一番選手たちの気持ちを表現していると思います。
カラオケで、前奏が流れると涙が出てしまいます(このときは、酔っているからかも知れませんが・・・・)。
それぞれが人生を懸けてやっています。
このことは当事者ではなくては、わからないことだと思います。
それぞれ仕事上の大変さは、当事者しかわかりませんよね。
それでも、見えるところを応援していただけるファンの皆さんは、本当にありがたく選手共々感じています。
これから彼女たちの再挑戦が始まります。
男子のマイルリレー予選、そして男子400Rを応援して帰路につきました。
本当に今日の大観衆、そして大声援、陸上関係者として涙が出るほど感激しました。
夜は、清田先生とビールを1杯飲んでミーティングの予定でしたが・・・・・
反省は延々と続きました。
連日の声援、本当にありがとうございました。
●閉幕:9月2日(日)
朝は、沿道でマラソンの応援。
それにしてもマラソンの応援はすごい!
マイルリレーの時も同じですが、ファンのみなさんの声援は、本当に選手たちの力になります。
ホテルに戻り、TV応援。
土佐さんの銅メダル。おめでとう。
最後は、女子短ミーティングがあったので、みんなで応援できました。
お昼は、スタッフのランチミーティング。
夕方から長居へ。
池田がTシャツを購入したい!と言うので、こっそり売店へ。
これは、苦労しました。
池田は非常にわかりやすい顔をしているので、すぐに発見されてしまいます。
まあ、これは仕方ないこと。
わーっと集まらないと、サインも写真も大丈夫。
派手な行動や、大声を出されると、一気に人が集まって、少し危険な状態になるので、そんなときは、「ごめんなさい」ということになります。
また、延々とサインや写真が続くことにもなります。
サインや写真をお願いされて、お断りしてしまったファンの皆さん、ごめんなさい。
それにしても、陸上競技の人気を実感できました。
昨日の超満員のスタンドは、感激でした。
これが、日本選手権やスーパー陸上などで再現できればいいなと思います。
それは、選手たちのがんばりが一番ですね。
世界水準に一歩でも近づくことが、ファン獲得の一番近道かと思います。
というか、我々現場サイドでできることが、それですね。
地道に練習を重ねていきます。
閉会式に参加。
ホテルに戻ったのが、0時ちょっと前。
今回の大会は、これまでより全体的に時間が遅かったような感じです。
今夜の夕食は難波ドックでファイナルバンケットが準備されています。
あまりにも遅い時間だったので、ホテルの近くで食事をして終わりました。
今回の世界選手権、チーム川本は、池田、久保倉、渡辺の失敗。
丹野、マイルの成功。
光浩のプチ成功。
池田の入賞、久保倉の準決勝進出があれば、よかったのですが・・・・・
世界は、広い!
もう一度、世界を目指して頑張ってみます。
連日、スタンドに脚を運んでいただいたファンの皆さん、TVの前で声援してくださったファンの皆さん、本当にありがとうございました。
そして、ボランティアをはじめ、運営スタッフのみなさん、ありがとうございました。
閉会式の後、トレーナーステーションに寄って、あいさつ。
チーフのI本さんが締めの挨拶をしているところでした。
松ちゃんなどは、朝4時過ぎから長居でスタンバイ、夜は11時過ぎまで待機というハードスケジュールの日もありました。
みなさん、ひとつのプロジェクトをやり終えた充実感で一杯だったように見えました。
充実感と、達成感。これが何事も大切です。
これだけのビックプロジェクトですから、それぞれの部署で達成感があったと思います。
川本もこの世界の舞台に教え子たちと立てたことを誇りに思います。
さあ、福島に帰って、練習です。
●解団式:9月3日(月)
9:30から解団式。
チームジャパンは、やれるとことは、精一杯やったと思います。
これが日本の実力なのでしょう、北京に向けて再出発です。
解団式では、いろんな表彰がありました。
日本記録樹立者も表彰されました。
木田、久保倉、丹野、青木が男子400Rについで表彰されました。
今回の日本記録は、リレーの2種目のみ。
本当に晴れがましい気分でした。
本当にナショナルチームでの世界選手権が終わりました。
次は、自分の目標と夢の実現のために頑張りたいと思います。
池田と浜松へ。
北京に向けて、筒井総監督と長時間話し合いました。
こんな時間を持つもことも大切です。
コミュニケーションが大切なことを痛感しました。
夜は、ノミニケーション。
8:44の新幹線で東京まで。
今日は東京泊まりです。おやすみなさい。
●福島へ:9月4日(火)
朝イチで福島へ。
午前中は、練習。
おっと、お昼近くに「陸上競技」の追試。
今日で最後です。
最後の最後で、走幅跳のパスラインの4mを越えることが出来た女子学生がいました。
達成感はあったと思います。
ただ、教授の立場からすると、もっと早くその気になれよ!
15時から市内で、世陸の報告会。
大勢の県内マスコミの方が駆けつけてくれました。
大阪から帰ったことがニュースになるですから、ありがたいことです。
本来は、大学でやるべきでしょうが・・・・・・
やっぱり大学では、やる気がしません。
人の気持ちって大切です。
終了後、特殊マシーンを使って、体の細胞の活性度チェック。
選手達はほぼ全員、最高値をマーク。
さずがです。
ただ、川本は最低値。いつ病気になってもおかしくない状態。
困ったモンだ。
県体協によって、世陸出発時の横断幕と見送りの件でお礼を。
今日は、地元TV局TUF(TBS系列)に木田、丹野、青木と生出演。
インタビューアーの力量って大切ですね。
その後、みんなをピックアップして、今日のメイン会場?串アンへ。
あたたかいもてなしを受けました。
何度でも言うように、ホスピタリティが重要。
●HP打合せ:9月5日(水)
午前中、練習。
お昼から、手紙とメールの整理。
山のようにいろんな用件が来ています。
ひとつひとつ、対応していると、どんどん時間が過ぎていきます。
ある中学生から電話。
「先生、もうすぐ試合です。速く走る方法を教えて下さい!」と切実な悩み相談。
ただ、みんなに対応していたら、これも川本の身が持ちません。
気の毒でしたが、ごめんなさい。
そうこうしている内に約束の時刻。
16時から市内某所で打合せ。
場所は、何とモデルハウスのリビング!
ゆっくりお茶を飲みながら、チーム川本のHP案を検討。
あわせて、11月11日のイベントの打合せ。
駅前通で、30mダッシュ大会です。
名称は「ももりんダッシュNO.1」
「ももりん」は福島市観光キャラクターです。
福島の足自慢を大募集!
詳しくは、もう少し待って!
●打合せ:9月6日(水)
7:47新幹線に乗って東京へ。
都内某所で、打合せです。
12:08の新幹線で、福島へ。
14:40から医大の非常勤。
みんなでテニス。
途中から台風の影響で、空模様がおかしくなってきました。
ぎりぎりまで空を眺めながら、頑張りました。
17時から研究室で、出版の打合せ。
2時間で足が速くなる本!です。
21時近くまでかかりました。
●疲労回復?:9月7日(金)
午前中、出版社と打合せ。
タイトルは未定ですが、2時間で速くなる本です。
専門書というよりは、作りとしては、読み物風ですね。
専門書は、月陸で着々と進行していない?
お昼に矢吹町へ。
台風接近中で、大学を出るときは大雨でした。
が、矢吹に着くと、雨はやんでいました。
今日は、(財)会田病院主催の救急の日記念事業で、講演。
矢吹町といえば、丹野の出身地なので、お受けしました。
丹野のお父さんもお見えでした。
終了後、そのまま平塚へ。
台風は去っていましたが、風が強い高速道路でした。
宿舎について、あまりの疲労感に「今日は鰻だ!」と近くの鰻やサンで二段重ねを奮発!
これで、力をつけよう。
とにかく寝ます。
疲れには、休養と栄養が一番!
●日本学生チャンピオンシップ1:9月8日(土)
7時にグランドへ。
競技開始時刻を待つ間に小沢トレーナーに背中と肩をほぐしてもらいました。
50歳が目前の体には長時間のドライブは、ダメージを与えます。
☆さんから、送ってもらった入浴剤を持参したのですが、宿舎はそんな状況ではありませんでした。
100mに丹野が出場。
11秒76(+1.1)そこそこの走りができました。
本人は、11秒5くらいでは、走る気でいたと思います。
競技会で3本を組み立てるのは、そんなに簡単ではありません。
100mを3本走ることの大変さがよくわかったレースでした。
松田、中村が決勝を走り、12秒07(6位)、12秒08(7位)でした。
もう少し、期待したのですが、練習を見ていないので、これくらいですね。
梓が準決勝組3着、紺野が組4着。
それぞれ、もう一歩でした。
次のエース候補ですから、ここはきちんと決勝に残る力をつけておきたかったところでした。
心技体ともに、この夏の練習が足らなかったのだと思います。
この大会は、夏のがんばりを計るには、最適な大会です。
夏休みは、フリー期間があるため、一人で練習することもあります。
こういうところに表れます。
400は金田一が3位(56.84)、武藤が7位(57秒17)。
彼女たちの力からすれば、もう一息の結果。
青木は100H。
インターハイを見たときは、ちゃんとやれば、13秒7・8くらいには、なるんじゃあない?
と、池田と言っていました。
それが、今では400Hの名選手に。
でも、今日は14秒21(+1.3)で6着。
たぶん、大学にきてからの最高だと思いますが・・・・
渡辺なつみは、800mに挑戦。
29,30,31、あとは、死ぬ気で走って、2分2秒!の予定でした。
が、入りが28を切るくらいの勢い。
これでダメ。
400を60で通過したものの、2分12秒17でかろうじて1位。
800は難しい!と思ったなつみでした。
1年の長沢が、2分15秒72でなんと、3位。
これは、収穫。
収穫と言えば、古瀬の5000。
なんと16分40秒45で2位。
長距離素人の川本は、レース相手の実力は知りませんが、まあ、この着順は立派でしょう。
20時過ぎに実施された男子の5000タイムレースでも、武藤が1組で1着!
これは、すごいぞ!
総合も6位。
男子長距離もやるもんだ。
●日本学生チャンピオンシップ2:9月9日(日)
200で中村が23秒96(+1.3)の2着で復活の兆し。
中村らしい走りが、出てきました。
秋のシーズンに向けて、上がっていけたらと思います。
松田の7着(24秒89)は、ちょっと不満。
1500で集団の後方に離れていた瓜生が、ラスト300からスパート。
ラスト150でトップに!
どう考えても、仕掛けが早い!
と、いうことで、最後は刺されて、3着。
まあ、しっかり走れた証拠です。
スピードのない古瀬が、ちゃっかり7着。
これは、もうけもの。
笹原が走幅跳5m85で6位。
400Hの金田一は、59秒13で優勝。
6台目まで15歩、でも、後半まとまらず、失速。
課題を残す結果でした。
でも、いつかは大化けします。
帰りは、川本がワゴン車を運転。
事故渋滞で、迂回。
でも都会はどこに行っても混んでいます。
22時過ぎに自宅に到着。
風呂上がりにビールを1本飲んで、寝ました。
●9月10日(月)
午前中、出版社と2時間ほど打合せ。
お昼から、大原看護学校の非常勤。
坂水先生が一緒です。
途中から、雨!!
しばらく雨宿り。
早めの切り上げです。
夕方、東京へ。
陸連で強化部長会議。
主題は、世界陸上について。
今日は、東京泊まりです。
●困った!:9月11日(火)
朝イチで、東京から帰りました。
自宅で着替えて、さあ出勤!というときに車がウンともスンとも言いません。
福島駅から自宅までは、快調に走ったのですが・・・・・どうしたのでしょう?
困った!奥さんの車を借りようにも、川本の車の後ろに駐車。
こうなっては、愛車もただの鉄のかたまりです。
すぐに出勤途中の栗本号に引き返してきてもらって、ピックアップされました。
練習には、ちょっと遅れました。
ディーラーさんに電話を入れて、午前中のうちに元気にしてもらいました。
お昼は、タクシーで自宅まで戻り、元気になったはずの愛車で、JA福島まで。
「トップセミナー」の講師です。
セミナーは2時間。
終了後、市内某所で打合せ。
その後、生ビールを1杯!がいつの間にか、焼酎まで突入していました。
少し反省。
●長い夜:9月12日(水)
午前中、練習。
K廣PさんとS田Dさんが来室。
番組制作の裏話などを聞きました。
何事も大変さは同じですね。
午後から郡山。
ギリギリもギリギリ、開演1分前にホテルに到着。
今日はNECさんの講演。
「勝利への伴走者」
おっと知り合いの顔もちらほら。
こんな時はちょっとやりづらい。
17時終了。
そのまま福島へ!と思ったら「これから情報交換会があります。川本先生も・・・・・」とMC。
人のいい川本は、少しなら・・・・
20分ほどいて、退席しました。
そこから福島へ。
加藤社長@スズキ自販を少し待たせてる形になりました。
ごめんなさい。
池田と3人で、世界選手権の慰労会。
2時間ほど焼肉を!
その後、イVへ。
なんと、郡山で講演を聴いていた方々が先客。
その後、支店長さんも合流。
話はいろんな方面に。
すごく長い夜となりました。
看板すぎまで、飲んでいてごめんなさい!
●スポーツ大陸:9月13日(木)
午前中、練習。
途中10:30から委員会。
ちょっと大学の構成員としての活動も!
お昼休みにいろんな仕事をこなして、13時から取材が1件。
14:30から医大へ。
医大は夏休みも終わって、前期の最後の部分です。
学生は来週から定期試験。
勉強もあるのでしょうが、みんなテニスで一生懸命汗を流していました。
今年の1年生は真面目な学生が多いようです。
大学に戻り、仕事。でもちょっとやる気が起きません。
安倍ちゃん病?
OLたちは、仕事をしていたのですが、「スポーツ大陸」のDVDを観てしまいました。
結局は、みんなで鑑賞。
今日も大して仕事がはかどらなく終了。
どんどんメールだけは入ってきます。
サーバーなんか故障しないかな?
と、逃避。
司くんと楽しんだ「探偵ナイトスクープ」は17日(金)放送です。
関西地区は先週終了しました。
司君のお母さんからお礼状が届きました。
川本もコーチの原点に戻ることができた2時間でした。
初心忘るべからず!
●チーム川本いよいよ始動:9月14日(金)
9:00から出版のための写真撮影。
東京から新大阪まで新幹線の中で読んで、足が速くなる!
なんて、夢のような本です。
たぶん夢で終わるかとは・・・・・
午後、ずっと仕事。
合間に「ももりんダッシュNO,1」の企画。
学生のプロジェクトチームにやらせています。
ここで、学生の柔軟な発想が欲しいところですが、今のところは、全然ダメ!!
15時過ぎに大学を出て、航空券代の入金。
上海GPの分です。
川本は、25日10時にシュツットガルトから成田に到着して、14時の飛行機で上海に向かいます。
好きなこととはいえ、ちょっと大変。
25日の成田では、うどんを食べよう!
これが今回のモチベーション。
16時からコラッセふくしまの8階の商工会議所の1室をお借りして、「チーム川本」のHP開設と会員募集の記者会見。
チーム川本に入会するのは簡単。
4000円のTシャツを購入するだけです。
Tシャツのモデルは、栗本と長島が務めてくれました。
川本とその選手達を応援しよう!というのがチーム川本です。
TシャツはHPという形になったことは、凄い前進です。
本当に動き出してしまいました。
頑張らなくては・・・・・
HPは http://www.team-kawamoto.jp/ なので、とりあえず、行ってみて下さい!
内容は、これからドンドン充実の予定。
そのまま今日は自宅に帰って、ゆっくりしました。
●送別会:9月15日(土)
午前中、練習。
14時、筒井総監督@スズキと研究室で打ち合わせ。
その後、池田、加藤社長@スズキ自販福島の4人で食事。
お昼には、遅すぎるし・・・・・
夕食には、早すぎるし・・・・・
微妙な時間帯での食事でした。
でも、おいしい食事でした。
19時30分から県体協でお世話になった、お二人が退職される(た)ので、送別会というより、前途を祝する会。
以前、体協でお世話になっていた吉田と星さんが一緒。
川本は、さっき食事をしたばかりだったので、飲み専門。
話は大いに盛り上がりました。
食事も終わって、カラオケ。
これまた盛り上がり、楽しい夜でした。
●おめでとう!杉森:9月16日(日)
午前中、練習。
TCの子どもたちも楽しそうに練習。
OLたちは、お休み。
12時過ぎに自宅に戻り、東京へ。
今日は杉森の結婚披露宴。
場所は、六本木のANAインターンコンチネンタルホテル。
すてきな披露宴でした。
川本は、NACの監督としてスピーチを。
酔う暇もなく、チーム出し物の準備。
スピーチと余興のコンセプトは「やりとうない!」
敦之は本当にいい男ですが、川本は、おっとお父さんは、「やりとうない!」この気持ちをOLたちと表現してみました。
ところで・・・・川本は50歳に手が届こうかという年齢です。
この年で、披露宴の出し物をやろうとは思いませんでした。
親戚のおじちゃん、おばちゃんが、祝舞や謡曲をやるのとは、趣が少し違います。
職場の仲間の出し物ですから・・・・
宴を盛り上げるための余興は、実は初めての体験です。
内容は・・・・勘弁してください。
これは、披露宴に出席した人だけの特典と言うことで・・・・
お開きの後は、幹さんとラウンジで焼酎!
いつものパターンですね。
そのままホテル泊まりです。
ホテルには、白いガウンがあって・・・・・
ひとりでウケました。
ウケた理由は、「わくわく!東京おのぼり日記」15日編を!
●とんぼ返り?9月17日(月)
朝は、近くのホテルに宿泊している栗本をピックアップして、東京駅へ。
さすがに7:04には乗れませんでした。
自宅によって、大学へ。
今日は、国体に向けて県陸協のリレー練習会。
東京は晴れていましたが、福島は霧雨。
そんな中でも学生たちは、ちゃんとテントをきちんと張っていてくれました。
今日は練習は休みでしたが、感心!
また、昨日、グランドから帰るときに「芝(まあ雑草が大部分ですが)が伸びてきたので、刈っておきなさい」と言ったら、今朝はきちんと刈られていました。
これまた、感心。
もう10年くらい前ですが、「グランドの草をとっておけ!」と言って、1週間以上できなかったことがあります。
当然、1週間後「明日までに全部きれいにしろ」と雷を落としました。
翌日は、きれいに草がなくなっていましたが、学生たちは徹夜で草むしりでした。
計画的に草むしりをしていれば、1週間できちんとできたのですが・・・・・
そのときのキャプテンの姿勢ですね。
迷惑したのは、部員です。
今回は、主務の仕事だとは思いますが・・・・
でも、きれいなグランドを見ると気持ちがいいものです。
リレー練習は、順調。
いくつかのパターンを想定して、リレー練習。
今年も準決勝勝負でしょうが、国体でのリレー入賞を目指して、頑張りたいと思います。
これがまた、結構楽しいものです。
短距離のコーチのひとりに五十嵐幸一先生がいます。
五十嵐先生は、高校時代国体の100mで3連勝しています。
これは、すごい!
で、往年の名スプリンターに「ももりんダッシュ」出場を打診。
最近アキレス腱を痛めていますから、少し難しい状況ですが、あの名スプリンターに挑戦できるなら、オヤジたちは、肉離れをかけても挑戦してみたいものですよね。
今年は、無理として、ゆっくり治療が終わったら、来年あたり胸を貸してほしいですね。
おっと、福島には、Y下先生という三段跳びの日本記録保持者もいました。
今度、出場を打診してみましょうか?
13時からは、そのももりんダッシュNO.1について打ち合わせ。
業界の人は、手回しが早い!
ももりんダッシュは、足回りですが・・・・
終了後、栗本に仕事を託して、自宅へ。
1時間ほどパッキング。
福島でチケットを買おうとみどりの窓口にいくと
「ご準備できるのは19時台です」
そうか!世間は3連休の最終日。
東北旅行の帰りですね。
ぐるっとみちのく3日間!なんかの企画ものがありますね。
とりあえず、スーツケースを押しながら、自由席の車両へ。
これが満席。
郡山で座れました。
●シュツットガルト移動:9月18日(火)
朝、成田空港へ。
出国前なので、各方面の方にずっと電話連絡で2時間使いました。
おかげで、退屈せずにすみました。
では、ワールドファイナルにいってきます!
ミュンヘン経由でシュツットガルトです。
池田と、松下トレーナーは、昨日飛びました。
ワールドファイナルに出場する選手がいるなんて、夢のような話です。
雉子波と国内サーキットを回り出した時みたいですね。
世界選手権では、ほとんど競技を見ることができませんでした。
まあ、女子短距離コーチでいろいろ手間がかかることもありますし、自分のところの選手たちのこともあれこれ心配です。
まあ、当たり前と言えば、当たり前。
今回は、池田だけなので、ゆっくり競技会を観戦して(勉強して)きます。
実際に池田の試合は初日。
9日間かけて行われる世界選手権の決勝だけが2日間で開催される!
何とお徳な競技会でしょう。
ずっと、見に行きたかったのですが、やっと念願が叶います。
ミュンヘンに定刻通り到着(だと思います。ちゃんと乗り継ぎができましたから)、入国審査後、乗り換えていくと、レストランやショップの感じが見覚えるある光景でした。というか、フランクフルト空港と全く同じ。ショップの並びもそのまま。ここはフランクフルト?と思わず確認したくらいです。ほんの少しの待ち時間で、シュツットガルトに。
何と、プロペラ機でした。
成田を出て、15時間。
やっと到着。
空港で大会本部のお兄ちゃんにピックアップしてもらい、ホテルへ。
街の様子は、夜のなのでわかりません。
池田、松ちゃんは、食事は終わっていましたが、川本の夕食に付き合ってもらいました。
まあ、無事到着というところで、今日は終わり。
日本との時差は、7時間です。
日本が14時なら、こちらは7時。
せめて、電話は14時以降にお願いします。
夜中に3度ほど起こされてしまいました。
●練習です:9月19日(水)
朝は、ゆっくり起きました。
というのも、夜中というか、明け方の電話のおかげで、その後、ぐっすり眠れました。
日本で、午前中に電話がかかってくるのは、いつものこと。
周りの人から必要とされているって、幸せではないでしょうか?
人生にとっては、いいことです。
午前中は、部屋の整理。
とりあえず、スーツケースから衣類などを出したりして、住みやすい環境作り。
何日も過ごすので、これは大切。
午前中、電話が数本。
いい時間帯です。
お昼から、練習。
気温は、低く、肌寒さを感じます。
メイン競技場が見える、古いトラックで軽めの練習。
M田記者が合流。
今日の練習は、時差ぼけの確認?
練習終了後、ホテルに戻って近くのシアターのレストランで昼食。
川本はハンバーガーでビール!といきいたかったのですが、
それらしいメニューはなく、とりあえずパスタ。
これがしょっぱい!
塩加減が日本とは少し違うようです。
まあ、ドイツビールがあるので、いいとしましょう。
M田記者も同席して、話は盛り上がり、夕方まで昼食は続きました。
夕食は、街に出て、日本食を!と思ったのですが、妙に混んでいて、断念。
日本人の方の宴会が入っているようでした。
昨夜、街中を探索していたM田記者の案内でブラブラと街を歩いて、レストランへ。
今夜の夕食は、いけてました。
お約束のビールとワインも登場。
●酒の肴:9月20日(木)
朝は、散歩から。
今日は、ちかくの動植物園を散歩。
朝食後、しばらくして練習。
助走練習を集中的に。
踏切のきっかけつくりを一工夫。
ぞくぞくと、選手たちがホテルに到着。
時差がないところから来る人たちは、このくらいでいいのかな?
それにしても、右も左も月陸、陸マガの世陸のページに載っている有名選手ばかりです。
夜は、あっさりしたものということで日本食を。
この日本食屋さんは、日本の味と同じ。
日本人が作る日本食は、日本食と同じ味。
海外では、時として外国人が作る、日本食がありますが、これは、ちょっと味が違う感じがします。
ということは、日本で、日本人が作るイタリア料理などは、イタリア人からすると違う味なのでしょうか?
いつもの調子で、「焼酎のお湯割り!」を頼もうとしたのですが、
ここはドイツでした。
やっぱりワインですよね。
酒の肴は、M田記者の苦労話!
女性陣は興味津々!
クールキャラのM田記者ですが、実は、人に言えないような苦労をしています。
人生いろいろ!が、わかった夜でした。
●前日調整:9月21日(金)
お昼から練習。
昨日、今日と天候が回復してきました。
水曜日の練習は、15度くらいだったのですが、今日は快晴25度まで気温が上がりました。
トレーニングエリアにK玉さん@ベースボールマガジン社が登場。
「見に来ちゃった!」は、驚き!
K玉さん、M田記者ととりとめのない話。
でも、敏腕記者さんたちは、こんな普段の会話から企業秘密を聞き出すんでしょうね。
で、ところどころでヒントを出しながら会話は弾みました。
池田の練習は、砂場を使って軽めの跳躍。
踏切のきっかけの練習です。
この様子は、DVD「イケクミ跳躍練習・最終調整編」の特典映像としてお届けできるかと思います。
DVDは、現在編集中。
楽しみに待っていてください。
ホテルに戻るとN村さん@ミズノがいらっしゃいました。
ミズノはiaafのオフィシャルパートナー。
ホテルにミズノのベースがあります。
夕食は、ホテルで。
ロビーのソファーで池田を待っていると、なにやら日本文化について熱く語る外国人二人。
片方が、日本のお寿司について熱弁をふるいます。
もう一方は、ときどき「そうなんだ」風に相づち。
そう、君たちも日本の良さがわかるか!
なんて、思っていたら、聞き手は何と!室伏選手!
全然違和感なく、外国選手にとけ込んでいました。
このくらいの自然さが身につくと、ワールドツアーが当たり前になりますね。
それにしても右を向いても、左を見てもトップアスリートばかりです。
凄いぞ、このホテルは!
●歴史の舞台に跳ぶ:9月22日(土)
ついに念願のワールドファイナルの日です。
この舞台に立てたことをコーチとして幸せに思います。
何せ、日本の女性競技者で初めての出場です。
世界戦選手権は、世界選手権として、ワールドツアーのファイナルにコマを進めるというのは、シーズンを通した活躍の証です。
ワールドツアーでポイントを獲得するのは、そんなに簡単ではありません。
今回の日本からの出場は、池田と室伏君だけです。
女性でヨーロッパを転戦して、よくぞシュツットガルトにたどり着いた!という感じです。
本当に簡単なことではありません。
池田のたくましさを賞賛したい。
朝から絶好の陸上日和です。
アップは、いつものように。
アップの感じも気負うことなく、いつもの感じでした。
スタンドは、3万5千人の入りです。
スズキ・インターナショナル・ヨーロッパの方も大勢応援に。
コーチ席は、観客席の最前列に8席確保してありました。
8人のコーチしか入れないのか!
改めて感動。
今日のテーマは、助走でオーバーストライドにならずに踏切準備動作に入っていく。
でしたが、1本目はやや走れすぎて、オーバーストライドになり、4歩前を15センチ踏み越して、2センチのファール。
2本目は、スタートを少し下げて、6m48(−0.3)。
ここで、4位。
やや向かい風のためにみんな記録が伸びていません、
1位は60。
3本目は数センチファール。
これはいい跳躍でした。60前後の跳躍です。
4本目、30。
ファイナルは、4本でおしまいです。
池田は4位で終了。
優勝はレベデワ、6m78、2位64,3位52と続きます。
世界選手権入賞者に勝てたというのは、大きいと思います。
ただ、本人は記録の面でやや不満のようですが・・・・・
その時その時のコンディションで、跳躍距離を比べるものですから、気にしない。
記録は、出るときには出るものですから・・・・
コーチパスを返しにTICに行くと、池田がミックスゾーンから出てくるところでした。
ちょうど男子100の開始です。
ホームストレート真ん中の入り口から出て、トラックの真横、それこそ走る選手の数メートル横の同じレベルでレースを見ました。
パウエルのスピードは、凄い!!のひとこと。
他の競技者を圧倒していました。
9秒83のスピードを実感できました。
ホテルに戻って、遅めの昼食。
夜は、スズキの方と食事。
フランスワインで乾杯でした。
「歴史の舞台に跳ぶ」これは、毎日新聞に連載中の池田のタイトルです。
まさに歴史の1ページを飾った日でした。
●陸上観戦;9月23日(日)
9:00から月陸のインタビュー。
こちらにいらっしゃるM月さんがインタビューアーです。
池田と、アジア以降の総括を。
11:00からは、市街地に出て、陸マガの取材。
こちらは、写真とインタビュー。
O山さんの仕事でした。
午後、スタジアムに行き、観戦。
今日の試合はおもしろかった!
久々にゆっくり陸上競技を観戦しました。
それにしても、観客のノリの良さと、競技進行のうまさに驚かされました。
本当に魅せる陸上競技が運営されていました。
日本でもこんな感じで(どんな感じなんだ!)競技会ができないでしょうかね?
世界陸上のときに感じたのですが、スタジアムに人が大勢入ることの効果ってありますよね。
之だと思います。
一杯になりさえすれば、盛り上がる!というのは、ちょっと乱暴ですが、
大観衆の醸し出す雰囲気というか、その中の観衆も周りに乗せられるというか、
すごい力を競技者に送ります。
おっと、その前に大観衆を集めることが難しいんだ!
●帰国の途:9月24日(月)
11時にチェックアウト。
シュツットガルト〜ミュンヘン〜成田です。
長旅ですが・・・・・
ゆくり休澆泙后
●トランジット:9月25日(火)
10時過ぎに成田到着。
到着ロビーに出ると、お約束の囲み取材。
そのまま、ラーメンを食べに5階へ。
でも、途中で考えが変わり、お寿司。
おいしく食べました。
池田、松ちゃんと別れて、ANAのカウンターでチェックイン。
福島からきた久保倉と合流。
フライト時刻まで、少し時間があったのですが、1時間以上は、電話。
14時過ぎに上海行きの飛行機は、成田を飛び立ちました。
フライト時間は3時間。
「オーシャンズ13」を最後まで鑑賞できずに、残念。
近すぎるのも、どうか!
初めての上海です。
でも、高速が混んでいて、ホテルまで凄く時間がかかりました。
結局、成田をでてから6時間くらいかかってチェックイン。
ホテルは、高級感たっぷり。
今までのイメージが変わりました。
また、食事もヨーロッパのホテルで食べるのと、全く変わりません。
油断大敵ですが、快適に暮らせそうです。
●開発進む:9月26日(水)
今回は完全な時差ぼけがきています。
昨夜、なかなか眠れませんでした。
ヨーロッパが夜になった明け方に寝付きました。
朝、久保倉を10分ほど待たせることになりました。
「仕方ないですよ」と笑っていました。
散歩に出ると、ここはどこ?
というくらい中国の感じがしません。
周りは、新しい住宅地です。
ここは、ダウンタウンから40キロほど離れた松江区というところ。
たくさんの大学が移転している地区です。
八王子の感じですかね?それとも筑波?
それにしても、昨年訪れた広州とは大違いです。
自転車に乗っている人もいるのですが、これが電気自転車。
電動アシスト自転車より、もう少し電動に頼っている自転車が主流です。
みんな裕福な感じがします。
清潔感もあり、日本の郊外の住宅地みたいです。
午前中はゆっくりして、午後から練習。
今年の上海GPは、例年使用している上海スタジアムでパラリンピックみたいな行事が行われているため、上海大学タウンスタジアムで開催されます。
そのためにホテルもこの「上海高速」と呼ばれるほど開発が急ピッチなこの郊外にあります。
あの高層ビルが建ち並ぶ上海は、どこにもありません。
夜のネオンもなし。
上海蟹はどこにあるんだろう?
グランドは、スーパーXを引いたばかりの新品。
まだ、建設中の感じさえします。
バックは仮設スタンドです。
それにしても、お金があるぞ!って感じで、派手なセッティングをしていました。
今までのイメージが一新した上海です。
練習は、サブで行う予定だと思いますが、我々が乗った車は、当日のアナウンサーと同じ。
アテンダントもあまりわからずに「この車でいいよ」といったので同乗したのですが、
彼はマイクテストのためにメインに。
まあ、いいかとメインで練習。
ちょうど、サニア・リチャーズが練習していました。
ダッシュを30、40、60と繰り返していました。
これが、速い!
最後は、ゆうくりしたテンポ走で200+200_1
日曜日にシュツットガルトで400を走りました。
金曜に400を走り、日曜は横浜で400です。
まあ、久保倉も同じ。
土日に実業団で、400H,400を走っています。
久保倉の練習も奇しくもダッシュ。
トレーニングの組み立てが、同じでした。
200+200の代わりに、ダッシュ前に流しを多めに入れました。
サニアは、その後、TVインタビュー。
タイソン・ゲイがバックで練習開始。
これもTVがついています。
豪華な顔ぶれでした。
さあ、帰ろう!としても車がありません。
アテンダントもいなくて、とにかくサブに行こう!としたのですが、フェンスがありすぐにはいけません。
出入り口が施錠されていて、サブにたどり着くには、相当大回りが必要。
どうしようかと、思案していたら選手を乗せた車が到着。
「ホテルまで乗せて!」と言ったら
「スー ○○」スーは4?
そうか!○○は30,4時30分と言っているのかな?と解釈。
1・2単語ですべてを理解する吉田が乗り移りました。
エブリィ30分がシャトルバスの正規の時刻です。
今は4時。
そこにまた、選手を乗せた車が。
これは、正規ではなく、乗れなかった選手を乗せてきたんだ!と吉田がまたまた降臨。
ホテルまで、待たずに帰れました。
ホテルの周りを探索。
「超市」に誘われて行くと、スーパーでした。
とりあえず、ビールを購入。
昨夜の10分の1の常識的な値段でした。
1本30円くらいですかね。
それからもう少し近所を散策。
レストラン街を歩きました。
水槽に上海蟹が!
でも、隣の水槽には、死にかけた魚が!
ここは、ちょっと・・・・
やっぱり今年は、上海蟹は、あきらめですね。
地元の市場もありました。
新鮮な野菜、肉、魚が大量に。
にわとりやあひるが生きたまま売られていました。
ペットショップではなさそうでした。
夕食をすませたら、睡魔がきて、昼寝をしてしまい、
時差ぼけの最悪なパターンに陥っています。
眠れない夜が、待っています。
とりあえず、買ってきたビールでも飲んでみます。
●念には念を:9月27日(木)
相変わらず、時差ボケが・・・・・
昨夜というか今朝も遅い寝付きでした。
ボーとした頭で、散歩。
午前中は、久保倉とちょっと松江の街へ。
夕方から練習。
気温は25度くらいだと思います。
が、湿度が高い!
ただ、昨年の広州のように空気が悪いと言うことはありません。
大気汚染も感じられず、快適です。
久保倉の調子が上がってきました。
鋭いハードルでした。
これは、少し期待ができます。
夜食事をしているとキャロライン(池田のARをお願いしています)がスタートリストを持ってきてくれました。
久保倉の相手はみんな54秒台。
こりゃあ大変だ!なんて言ってリストを見ました。
佐藤由香さんも来ていて、「ちょっとリストいいですか?」なんて見ると・・・・
名前がありません。
女子走幅跳と男子三段跳が中国陸連から招待されています。
日本からは、佐藤さん、男子三段は、十亀くん、藤林くんが参加しています。
その他に走高跳の青山さんと1500の小林くんが上海GPの日本組です。
その招待は、ノンGPのようで、リストには中国の選手だけが出ています。
ちょっと、待て!
中国の選手だけって?日本の3選手は?
そう、名前が入っていません。
すぐに12階のアスリートルームへ。
そこでは、ADやナンバーカードの配布があります。
が、そこには、ノンGPのため男子三段跳と女子走幅跳のコーナーがありません。
「日本選手3名の名前がエントリーされていない!」
「我々はIAAFのメンバーで、その種目は、関知しない!」
「じゃあ、どうすればいいんだ?」
「ノンGPのことは中国陸連に聞いてくれ!」
「ってどこにいるの?」
「ここには、いないけど・・・・」
「どこにいる?」
「さあ、我々ではどうすることもできない。このシート(3人の名前が書かれた中国語の招待状)を今朝もらっただけだ」
すごく気の毒そうに話してくれました。
「エントリーは可能なの?」
「ここでは、インポッシブル」って映画じゃないって!
「インポッシブル?」
「我々では、インポッシブル!」
やっぱり中国陸連!
って、ことで、北京の担当者に電話。
そこから、何とかやってもらえそうな感触でした。
「川本さん、安心して!」
「明日の朝もダメなら、そちらに競技副委員長がいるから、そこで頼むと大丈夫!」ってことでした。
とりあえず、一件落着!
部屋に戻るときに、帰国の段取りのチェックを!
で、シートを見ると藤林くんの帰りが未記入。
「浦東」を中国式漢字で書いたらよろこばれて、いきなりそこの大学生と仲良くなりました。
川本の欄をチェック。
フライト時刻が間違っていました。
久保倉は、全面的に違っていました。
リコンファームって大切ですね。
やっぱり、念には念を入れる!
●上海GP:9月28日(金)
昨日アップしたつもりの日記が消えていました。
ショック。
今日も時差ボケに悩まされています。
朝、ボーッとしながら散歩、食事。
「お昼ご飯は13:30から。起きてこなかったら、先に食べていて」
で、起きられたのが、13:30。
ドイツで起きていた時刻と同じくらいです。
今回は、どうしようもなく、時差がとれません。
最近では珍しい現象です。
夕方、グランドに、レースは20:05。
スタンドは、満席。
後で気づいたのですが、スタンドの外は、入場できなかったと人ちたちが、1000人以上あふれていました。
上海の人たちは、誰にでも惜しみない拍手を送ります。
反日感情が少し心配でしたが、久保倉もレーン紹介の時に大きな拍手をいただきました。
心配が杞憂に終わってよかった。
久保倉は、スタートに失敗。
9レーンだったため、「フライングがあった感じがして」ゆっくり出ています。
リアクションタイムが0.3秒台と遅いのが、証明しています。
いつもの鋭いダッシュではなく、何となく出てしまった感じです。
ただ、歓声が大きく上がったので、レース成立と思い、そこから走り出しました。
1台目からは完璧なレース構成ができました。
非常にいい感じで走れて、10台目も17歩できちんとカバー。
世界選手権入賞のシャオシャオに次いで6位。
格上の選手2名に勝ちました。
タイムは56秒35。
今季5度目のB標準突破です。
もうひとランク上に行くには、何かが足りません。
一緒に考えてみます。
そのことに二人で気づけば、北京の決勝が見えてくるはずです。
男子で行けている世界です。
絶対に女子で行けないはずはありません。
こうやって、一緒にレースをやってみて、違いを肌で感じないと分からないことがあります。
今回は収穫の多いツアーでした。
●スーパー前日:9月29日(土)
朝、ボーッとしながら久保倉と食事。
1時間後集合ね!
と9:20ロビー集合。
実り大きな上海GPでした。
川本は、成田へ飛びます。
久保倉は、今日から就航の羽田便。
上海空港の免税店はいまひとつ。
とりあえず、お約束のみやげをゲット&フライト
やっと日本に帰ってきました。
今回は少し疲れました。
でも明日はスーパー陸上。
全身全霊を懸けて、選手たちと最善を尽くします。
●スーパー陸上:9月30日(日)
あいにくの雨。
信じられないくらいの低温です。
それもあの熱い!大阪からたった1ヶ月しか経っていないのに・・・・
池田、丹野ともにいい感じだったので、それぞれ心に期するものがあってこの大会を迎えました。
特に丹野は、学生としてあと少しのシーズンです。
もう少し、学生記録を更新してみたいところでした。
池田の100Hが最初のトラック種目。
雨が降りしきる中、競技開始。
オイオイ!ブロック合わせに競技服(セパレート)で?
ジャージも脱がされて、冷たい雨に濡れて、「ハイ出て!」
そのまま、ずっと濡れたまま、選手紹介。
今回は、大型スクリーンを使って、VTRなども流して、凝った選手紹介でした。
それは、「スーパー」陸上ですから、過剰演出はファンサービス。
それは、否定しませんが・・・・・
普通なら、こんな氷雨の中なら、ジャージを着たままブロック合わせですよね。
次に選手紹介VTR。
そこから選手が出てきて、場内コールに併せてレーン紹介!
大雨の時は、レーン紹介が終わってから、選手登場もありますが、ファンの皆さんの手前そこまではなしでいいのですが・・・・
でも、現場では、「そういう決まりだから」
「上から言われているから、競技服になって、ブロック合わせを!」
選手たちは、一般的な雨の日の心ある対応をお願いしたのですが、その部署の審判は「スーパー」陸上のため、特別という気持ちが働いたのでしょう、マニュアル通りの対応で、選手たちのジャージを脱がせて、ブロック合わせをさせました。
決まり事を守るのは大切です。
でも、臨機応変というのもあります。
選手がパフォーマンスを発揮しての「スーパー」陸上です。
スーパーな陸上をお客さんは、雨の中、見に来ていただいています。
みんなで、選手たちのスーパーを引き出さなきゃあ!
「選手たちは、こう要求しているけど、変更していいか?」くらいは、総務に確認してもいいかと思います。
インカムでも、携帯でもあるのですから・・・・・
何度も言いますが、決まりを守るのは大切です。
で、ハードルのレース後、大会本部にお願いして、決まりを常識的な雨バージョンに変えてもらいました。
先ほど書いたように選手たちをできるだけ雨(というか冷気)から守ってから走らせるというのは、結構、陸上界の常識だと思います。
地方、地方では、大会本部とそれぞれの部署が近いので、こんなことは、簡単にやっていることですよね。
難しかったら、決まりを変えればいいのです。
今回は、電話して、すぐに変えてもらえました。
これは、日本陸連の強化委員をしているからかもしれませんが・・・・
たぶんそうでしょうね。
ですから・・・・先に責任ある方が、このくらいのことは指示すべきなんですよね。
決まり事を守って、日本の陸上競技はきちんと運営されているのですから・・・・
川本も陸連の一員として、いい競技環境を選手に提供する義務があるのでしょうね。
先に、「今日の選手紹介は、どうなっていますか?」と毎回聞きますか?
これも必要ですね。
何度も聞いていると、どなたかが、いつもちゃんとやってくれそうですね。
選手の皆さん!
いろんな嫌なことは、決まり事なので、その場で、文句を言っても仕方がない部分があるってことも承知しましょう。
各部署が、勝手な判断をすると、日本の陸上競技会は成り立たなくなります。
そんなときは、「総務に確認してください!」と丁寧にお願いすると、案外選手の主張が通ることもあります・・・・・
レース前のテンションが上がっているときに、冷静に言えないか?
でも、選手と審判の衝突は絶えませんからね・・・
このことの解決策については、次回に。
池田は、13秒48で2位(日本人1位)、熊谷は13秒88(日本人4位)
熊谷は、もう少し走れて良かったかな?と感じました。
やはり、福岡大の学生さんには勝つべきでしたね。
この辺が、今ひとつのプロ意識が足りません。
400mには、多数出場。
結果はちょっと不満でした。
丹野:52秒94、久保倉:53秒81、青木:54秒89、なつみ:55秒11、木田:55秒12
残念。
丹野は、「条件がそろえば、50秒台はでます」とリチャーズとの差の中で感じていました。
次回に期待しましょう。
200mは、丹野が24秒20、中村が24秒73。
これも結構記録をねらっていました。
残念。
中村と丹野の差は0.53秒このタイム差をどう考えるかですね。
池田の走幅跳は、6m41。いい感じで跳べるようになりました。
今日は、助走速度を抑えめにして、最後のタイミングをとることに集中してみました。
とにかく、寒い!スーパー陸上でした。
この雨の中、スタンドに足を運んでいただいた陸上ファンの皆さんに感謝です。
また、雨中の審判も本当にありがとうございました。
新横浜で食事をして、東京のホテルに。
K森さんが新幹線の中で取材。
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