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●オランダへ:8月1日(水)
今朝アップしたのですが・・・・なぜか消えていました。
不思議です。

ルフトハンザでまずは、フランクフルトへ。
よくよく考えたら、昨年も同じパターンでした。

宿泊したホテルも同じ、ホテルを出た時刻も同じなら、フライトも同じ。
フランクフルトまでは、12時間弱のフライト。
少し快適でした。

フランクフルトで、アムステルダムへ乗り継ぎ。
昨年は、ここで、池田からヘルシンキに戻れないかも?という電話でした。
今年は、そんなこともなく、アムステルダムへ。

池田と松ちゃんが出迎え。
それに加えて、オランダ出張中の嶋一家(奥さんのお姉さん一家です)が勢揃い。
おっと、カメラも1台。
ゲートを出てくるところから、池田との再会シーンまで、テイク3でした。
まあ、取材協力。
それから、空港の外に出て、記念撮影。

川本のスーツケースは、いつも少なめですが、今回は25K。
これは、嶋一家へのおみやげ。
これで軽くなる!と思ったら、またおみやげをいただいて、同じ重さに。

スキポール空港から、デン・ハーグまでキャロラインの車で。
途中、オランダらしい田園風景と街並みが、いい感じでした。
夜は、近くの日本料理屋さんで、食事。

時差は、7時間。
眠たいのを我慢して、現地の23時までがんばりました。
ちょっと、つらい移動でした。


●跳躍練習:8月2日(木)
朝イチは、日本からの電話。
電源をoffにするのを忘れていました。
日本は、10時でしたが、ここは3時。
また、寝ました。

散歩は8時過ぎから。
森の中に入り、すがすがしし空気です。
心まできれいになりそうです。
最近は、いやなことがあったので、そのストレスで、咳が出ていました。
きっと、のどのずっと下にストレスの固まりがあるんですよ。
しばらくは、イヤなことは忘れるようにします。
きっと、咳も止まるでしょう。
つまらないことで、ストレスを感じるなんて・・・・まだまだ未熟です。
でも、イヤなことは、イヤですからね。

食事は、池田と松ちゃんのお手製。
たくましい2人です。

10時にバスに乗り、グランドへ。
年配の方が、ミニサッカーに興じていました。

池田の跳躍練習をみるのは、久しぶり。
一本、一本、調子を上げていきました。
最後の3歩の入りを重点的にチェック。
12歩助走で、6m30くらいいけたので、まずまずです。
二人が目指すものが、できました。
やはり、こういう時間っていいですね。
コーチの醍醐味です。
池田も楽しい練習ができたと思います。

天候は晴れ、気温33度、湿度35%。
信じられないくらい、カラッとしています。
「おとといまで、天候が不順で寒かったんですよ!先生が夏を運んでくれましたね」
なんて、神様になったような讃辞をもらいました。

佐賀は、きっと蒸し暑いんでしょうね。
がんばれ、高校生!

遅い昼食を街の中華レストランでとりました。
3人の話は、とどまるところを知りません。
ホテルに戻り、川本は部屋へ。
「先生、昼寝はだめですよ」
と、言われても・・・・・眠いものは眠い。
気がつけば、ドアをノックする音。
「先生、夕食の準備ができました」
2人の作った夕食をビールとともにいただきました。

池田の治療に付き合っていたのですが、遠い国からお誘いがzzzzz
とりあえず、任務完了。寝ます。


●助走:8月3日(金)
今日の練習は、助走のチェック。
やはり、本人の感覚と、加速の感じが、少しずれていました。
修正したらいつものイケクミに戻りました。
これで大丈夫。

夜は、嶋一家と食事。
海外赴任終了もカウントダウン。
一家に明るさがありました。


●ストックホルムへ:8月4日(土)
8時にホテルをチェックアウト。
そのままタクシーで、空港まで。

スカンジナビア航空は、ターミナル3!と交通整理のお兄ちゃんが教えてくれましたが、実際にはターミナル1でした。
今回は、オーバーチャージが不安です。
松ちゃんなどは、これでもかと!機内持ち込みの荷物が重い!
3人で、76K。
今日の、窓口のお姉さんは、優しい人で、難なくクリア。
でも、持ち込み荷物は、みんなで30Kは超えています。

ストックホルムまで2時間のフライトです。
空港では、大会本部のボランティアの方が、一緒にストックホルムエクスプレスに乗ってくれて、ホテルまで案内してくれます。
ホテルは、昨年と同じ、駅のそばです。

ランチは2時までだったのですが、お願いして、食べさせてもらいました。
少々休んで、川本は街中をジョッグで回ってみました。
本当にきれいな街並みです。

19:30から1時間、池田と散歩。
その後、夕食で今夜はおしまい。


●眠れない夜:8月5日(日)
朝は、ゆっくり、散歩。
ゆっくりは、遅いスピードの散歩じゃなくて、ゆっくり起きて、散歩のことです。

起きる前に電話が2本。
1本は、寝てすぐ。
雪下先生@会津学鳳高校から、昨日のインターハイ400Hで生徒さんが(記野くん)が優勝。
電話を入れていたので、返事でした。
本当にうれしそうでした。
おめでとう!

その次は、朝6時。
同級生のN村から、「佐賀にいるなら、今夜あたりどう?」
でしたが、あいにくストックホルムなので、お誘いをお断りしました。

午前中は、原稿書き。
お昼ご飯を食べて、14:30グランドへ。
今日は、軽めの刺激。
内容は、秘密。

佐賀インターハイでは、女子走幅跳で三浦さん@橘高校が2位入賞。
永冨先生にお祝いの電話。
三浦さんは、これまでに女子小学生で5mを跳んだ3人のうちの一人。
そのうちの一人は、池田、もう一人は、今年福島大を卒業した畑。
三浦さんは、念願の6m越えの2位。
おめでとう!!

夕方、ホテルに戻って、夕食の相談。
ホテルの食事も、なんだか食べ飽きた(ちょっと早いか?)ので、TVクルーに電話して、一緒にスウェーデン料理を食べることに。
旧市内に行くと、そこは、伝統ある街並みが続いていました。
予約してあったレストランは、雰囲気も料理の味もワインも最高。
スウェーデンを満喫しました。
食事の途中で、カメラのN崎さんが、「俺、8月8日に入籍します」
と告白。
8日はまだ、みんなスウェーデンにいます。
これは、お祝いをしなくては!
おめでとうN崎さん。

ノーベル博物館や王宮殿の外観を眺めて帰りました。
500年前に新築?された教会をみました。
ヨーロッパの歴史を感じますね。
それより、あんなに高いところにどうやって、あんなに重そうな、大きな石を運ぶことができたんでしょうか?
それを考えると、夜も眠れません。


●ハリプロ:8月6日(月)
午前中は、カメラ取材。
午後は、原稿も書かずにのんびりしてみました。
昨夜遅くホテルに入ったキャロラインが合流。
と、言ってもたくさんの選手を抱えていますから大変そうです。
簡単に打ち合わせをしました。

今日の練習は、16:30から。
池田は昨日のダッシュの影響か?やや重い感じがして、あの軽快な走りがみられませんでした。
そこで、動きを少し修正。
徐々にいけるようになりました。
最後は、松ちゃんの鍼で完璧に仕上がるはずです。

夕食は、ホテルで。
今日はサーモンがメインでした。
大きすぎて、やや大味な感じ。
今日の夕食のテーマは、気づき。
様々な角度から気づきについて盛り上がりました。

キャロラインが、ビッグな情報を持ってきてくれました。
詳しくは、決定してから。

最近、膝が少し痛いので、松ちゃんに鍼を打ってもらいました。
松ちゃんの鍼は、本当に絶妙。
稀代のの鍼師です。
鍼で筋膜を上手に押してくれます。
これが、抜群に効きます。
池田が松下さんじゃなきゃだめ!というのが本当にわかります。
ここまで、微妙な鍼の深さを探れるトレーナーさんに会ったことがありません。
明日は、膝の痛みが軽減することを期待して、飲んで寝ます。


●DNガラン:8月7日(火)
17時のバスに乗り、オリンピックスタジアムへ。
こぢんまりしていて、すごくいい感じ。
スタンド自体も趣があります。
日本もこんなグランドでサーキットをやりたいですね。

池田の試合は8:05から。
今日のナンバーカードは、「193」文字通り「イケクミ」
この試合をきっかけに世界選手権に向けて、上昇気流に乗りたいですね。

いままで、アップは森の中だったのですが、下のスポーツクラブで臨時トラックが完成。
大会本部のピストン輸送で、サブでアップをしました。
池田は、いい感じでアップしていましたが、キックのタイミングが少し狂っているようでした。
ここで、いじってしまうと、跳躍事態が崩れそうだったので、今日のところはそのままにいしておきます。

走幅のピットは1m前後の向い風。
その中で、池田h6m44のスタートでした。
3回目に48まで記録を伸ばしました。
最後の3歩思ったように走れません。
特に5跳目は、まとまりませんでした。

最後の最後、ファールながら、60を超えるジャンプ。
これで、北欧にきた甲斐がありませいた。
やっと、修正の糸口が見えました。
世界選手権にまにあいそうです。
12日からの札幌合宿がポイントですね。
今日の池田の評価は、ボツボツかな?
クリフト(地元スウェーデン)は65のジャンプ。
これが、大体80くらいの実力。
2位のリッチモンドは49.
池田が48で3位、44,44と60〜70がアベレージの選手たちが続きます。
そういう意味では、池田は70位のパフォーマンスができたと思います。
及第点でしょう。

夜は、TVクルーのN崎さんの結婚祝い。
のはずでしたが、ホテル近所のレストランに入ったのが、22:50。
23時がラストオーダーです。
それも「パスタしかありません」
とりあえず、人数分のパスタを頼んで、あとは飲み。
本当に幸せに包まれて、いい飲み会でした。


●帰国:8月8日(水)
7時前にチェックアウトです。
荷物もたいしてないので、簡単にパッキング。

ストックホルム→フランクフルト→成田です。
ストックホルムでおみやげをみつくろって、長旅へ。
フランクフルトで時計を日本時間にセット。
7時間早まりました。
現地は12時ですが、日本は19時。
で、フランクフルトから乗った便は、ちょうど夕食時刻。
到着は、日本時間で明日の朝8時。
これなら、普通の感じでお酒も飲める!と川本はビールと共に機上の人に。


●日本到着:8月9日(木)
8時に成田到着。
マスコミ数社が、取材に。
馬塚マネ@スズキは、夕方からの壮行会準備のため、成田にはいません。
とりあえず、冗談交じりで、川本が広報役で、仕切りました。
広報川本もいけてますよ。

都内某所に行き、打合せを1件。
やまびこに飛び乗り、福島に着いたのが、15:10。
自宅に5分滞在。
ジャージを持って、大学に。
16時から練習。
今日は、佐藤知事が激励に。

学生の練習は、今日でおしまい。
10日間の夏休みです。
練習は、いつものようにしっかりと・・・・
今日も21時過ぎに帰宅です。

夕食は筒井さんから送っていただいた「うなぎ」。
それと、久々の日本のビールでした。


●「民」「官」:8月10日(金)
10時から、「陸上競技」の追試。
なかなか合格できません。
走幅跳は、距離と跳び方の2つ。
距離が行かないのは、仕方ないかも知れませんが、跳躍フォームは自分で練習してきなさい!
信じられませんが、その跳び方が、出来ないのに受験する!
まずは、出来るまで予習ですよ。学生さん。

11:30に「チーム川本」発足会の打合せにK野さん、O槻さん、I十嵐さんが来室。
着々と準備は進んでいます。
Tシャツのデザインも決まり、いい感じ。
「チーム川本」応援団が一体どんな風になるのか、想像も出来ませんが、ここは頑張りどころでしょう。

13時に内堀副知事が来室。
「チーム川本」とは別に県として協力していきたい!との申し出でした。
ありがたいお話です。
「できるできないはあるにせよ、汗はかきます!」と力強くおっしゃって下さいました。
俄然、やる気が湧いてきました。

「民」と「官」からの具体的な応援です。
足らないのは・・・・

15時からの会議に出席でないので、学生課に寄って、事前に会議内容を教えてもらいました。
「先生TV観ました」
「世界選手権楽しみにしています」なんて職員の方は、みなさん応援して下さいます。
いろいろ足らないけど、頑張ろうっと!

その足で、信夫ヶ丘へ。
県の国体合宿初日です。
今日の目的は、高校生の名前を覚える!
短距離系は、もう大丈夫。
他は、やや不安です。

19時から研究室主催の世界選手権応援飲み会。
OLたちと飲むと一気に酔ってしまいます。
気を許している分、酔いが早いのでしょう。


●福島陸協激励会:8月11日(土)
午前中、練習
合わせて10時から陸上の追試
16時から県内メディア向けの記者会見。
チーム川本の代表5名が出席。
光浩は合宿、青木はユニバのため欠席。
17時から福島陸上競技協会主催の激励会。
佐藤知事や教育長も出席。
それにしても、福島陸上競技協会は、太っ腹!
県登録者は、光浩と木田、丹野。でも木田は北海道出身。
マラソンの橋本さんは高校まで福島県でした。
まあ、せいぜい激励はそれくらいです。
が・・・・池田@静岡、久保倉@新潟、真弓@新潟、青木@岐阜、なつみ@新潟も激励していただきました。
理由は、福島大で練習しているから!
有り難い話です。
これまで、福島陸上競技協会と一緒に歩んできた!ということが実感できました。
本当に大切にしてもらっています。
片平会長以下、陸協の方々に感謝です。
福島県は、広い!
それにも関わらず県内各地から各地区陸協のお歴々が駆けつけてくださいました。
正直、あんな遠くから激励会のためだけに行けないですよ。
みなさん「先生、おめでとう」
「世界選手権頑張らして、くなんしょ」
温かい言葉をかけていただきました。
本当に人生の半分をかけて頑張った甲斐がありました。
片平会長の挨拶の中で、思わず胸が熱くなり、こみ上げてくるものがありました。
本当にいい県で働けたと思います。

「会津の三泣き」の解釈はいくつかありますが、
「初めはよそ者扱いに泣き、
住むと気候・風土の厳しさに泣き、
最後は会津人の人情に触れて別れがつらくて泣く。「

「会津に来た時には閉鎖的な人間関係に泣かされ、
馴染んでくると人情の深さに泣かされ、
出ていくときは会津人の人情が忘れがたく泣く。」
などありますが、福島も同じです。
本当にいい人の集まりです。

選手達もあまり食事が出来なかったので、2次会は岩代さんへ。
その後、川本は、K1先生とEヴで合流。
本当に、気持ちよく酔えた一日でした。


●札幌合宿:8月18日(土)

8月12日(日)
札幌へ。
ホテルにスズキからランディが到着。
ホテルでは、メッセージ入りの手作りクッキーが・・・・・
札幌サンプラザホテル、昨年もお世話になりました。
今回は、酸素カプセルが登場。
弘進ゴムさんのご協力です。

北日本インカレが昨日から行われています。
ランディーで、円山まで。
終了後、練習。

8月13日(月)
午前中、ナショナルの練習。
リレーはバトンパス中心。
午後は、ナチュリルチームの練習。

8月14日(火)
午前中、ナショナルの練習。
原田ジュニア部長が激励に。
山ちゃんは、夕方帰りました。
午後は、ナチュリルチームの練習。
8月15日(水)
練習は、休み
今日から磯崎さんが合流。

8月16日(木)
午前中、ナショナルの練習。
午後は、ナチュリルチームの練習。
夜は、北翔大学のご招待で、札幌ビール園に。
女子短みんなで、北海道の味を満喫しました。
その後、K森さん、M田さんと合流。
バンコクから成田経由で、札幌入りした清田先生が合流。
本当にお疲れ様、そして、ご苦労さまでした。

8月17日(金)
練習公開です。
20数社、50名近くの取材でした。

午後は、ナチュリルチームの練習。
池田も残って、跳躍練習。
3時間跳び続けました。
最後にやっと開眼。
満点です。

8月18日(土)
バトンパスはモモコも入って、最終調整段階へ。
最終的なオーダーも固まりつつあります。

午後、福島へ。
19時過ぎに帰宅。
今回の合宿は、たくさんの方のご協力を頂きました。
ありがとうございました。
世界選手権では、女子短距離チームも世界に向けて、頑張ります。


●チーム川本発足会:8月19日(日)
午前中、練習。
10時からは、追試も平行して。
基本的には、OLたちは合宿明けなので、お休み。
トレーニングの関係で、杉森が練習。
光浩は、久々のチェック。
いい感じに仕上がっています。

午後から、池田が練習に。
補強を残して、川本は自宅へ。
途中、バケツをひっくり返したような雨。
久々にびびって車の運転をしました。

16時30分に自宅に戻り、着替えを済ませて・・・・・
今日は、18時から「チーム川本発足会」です。
菅野さん、大槻さんの呼びかけです。
その他にも、美女Sが後押し!
会場には、たくさんの方が駆けつけてくださいました。
本当に感謝です。
「今日は個人的に来ました!」と公人の方がたくさんいらっしゃいました。
「先生、草刈りと雪かきはまかせて」と「肩書きなど関係なしで、川本先生を応援したいという気持ちで来ました」郡山在住のおじさんもいらっしゃいました。
応援を背にしっかり走り続けます!!

大勢の方の応援する!という気持ちが伝わって、本当に幸せな夜でした。


●8月20日(月)
午前中、練習。
それにしても、暑い。
でも、暑い中で練習することも大切。

午後は、ちょっと仕事。
夕方、育英高校に挨拶に行っていた池田の練習。
夜、会食。
いよいよ、ですね・・・・・


●練習開始:8月21日(火)
午前中、練習。
今日から学生は、全体練習。
秋のシーズンに向かって、全力投球です。
ただ、残念なことに秋のシーズンの目玉にしている「国公立22大学対抗」の日程が変更になり、「東北学生選手権」と同じ日になってしまいました。
福島大は、東北学連所属なので、やはりうちとしては、東北学生選手権優先です。

当初22大学は、東北学生選手権の1週前に福島大主管、あづまで予定されていました。
ただ、グランドの関係で木・金・土の開催となっていました。
教育実習で参加できない学生がたくさんいる!ということで日程変更を余儀なくされました。
この期間は、多くの大学は夏休み中なので、大丈夫だと思ったのですが・・・・・・
例年、この時期に開催していますし、実習で参加できないのは、まあ仕方ないことです。
うちも例年、実習で参加できない学生がいます。
各大学、そんなに多くの部員ではないと思います。
後期の教育実習にかかるのは、どのくらいでしょうか?
たぶん、数名ずつでしょう。
でも、いつの間にか、全体の総意になっていました。
アンケートは、うちには来ていないような・・・・
都合が悪い人は、どこにでもいます。
個人の都合と大学の都合が、同列に扱われてしまいました。

10月のほかの日に開催を申し出たのですが、「この日程は、5大学対抗が入っている」との理由で、だめ。
ちょっと、待て、5大学はダメで、東北学生はいいのか!
まあ、箱根の予選会がある!というのなら、それも仕方ないでしょうが・・・・
ちなみに最初の日程では、東北学生駅伝が翌日でした。
それなら、22大学に出場しないだけです。
長距離はエントリーしないつもりでした。
いろんな日程の中でやっているので、重複するのは、仕方ないことです。
この問題の出発点は、優先順位の間違いだと思います。
各大学、教育実習で何人か出場できないことと、東北地区の大学がまるごと出場できないことのどちらを優先させるかということです。
「22大学対抗」にならないですよね。
日本インカレで活躍するような競技力の高い学生が出場しない大学もありますが、福島大は、いつもみんなで参加していました。
この大会を盛り上げようと、大切にしてきたつもりですけど・・・・・
「今回は、あなたたちが参加できなくてもやります。」なんて言われたら、「わかりました」というしかありませんし、その次の言葉も決まっています。

午後は、成績処理。
その他諸々の仕事を可能な限り片付けて・・・・・・
そう可能な限りです。
事務に行くと「先生、いよいよですね」「頑張ってください」なんて暖かい言葉をかけられます。
夜は、加藤社長@スズキ福島と池田の激励夕食会。

帰りに明日のチケットを緑の窓口で購入。
木田と真弓は、会社挨拶に今日から東京へ出発しました。
いよいよ、待ちに待った大阪夏の陣です。


●TEAM川本始動:8月22日(水)

6:30に池田をピックアップして、福島駅へ。
地元のTVカメラがお出迎え。
朝食を買って、ホームへ。
「TEAM川本・君たちが歴史になれ」の横断幕を持ったK1先生以下、県体協のスタッフの方が駅のホームにお見送りにきてくださいました。
いや〜感激。
K野さん、もう「TEAM川本」は、浸透し出しましたよ。

車内で朝食をそれぞれ食べ終わって、郡山到着。
何気なく、ホームを見ると、福島駅で見た横断幕が!!
何と!郡山にお住まいのK井事務局長をはじめ、これまた体協の方がお見送り。
これは、本当に驚きました。
K井先生が、「こちらの横断幕は、特別ですよ」
よく見たら、小さく手書きで「頑張れ佐賀北」
今日は甲子園、決勝。頑張れ佐賀県。
新潟出身のなつみが、みなさんの応援に本当に驚いていました。
他県では、どうでしょうね。

新神戸には12時ちょっと過ぎに到着。
12時集合でしたが、まあいいでしょう。
昼食をすませて、三木防災総合グランドへ。
ホテルからはバスで50分ほどかかりました。
グランドでは、地元の方がスタンドで応援。
熱い気持ちを感じます。

1600Rチームは、300_3。
なつみが元気になりました。
池田は、スプリントのタイミングを確認するために80_4。

甲子園では、佐賀北高校が、大逆転優勝。
いよいよ、佐賀から風が吹いてきました。
佐賀北は、普通の県立高校です。
生徒さん、先生の大変さは、普通の国立大教員の川本は、十分理解できます。
本当におめでとう。

スタッフミーティングは1時間ほど。
その後、女子短距離ブロックミーティング。
終わって、池田と明日の練習の確認。


●結団式:8月23日(木)
8時から全体ミーティング。
内容は、当然ながらひみつ

9時から結団式。
河野会長の激励などを受け、いよいよという感が高まってきました。
朝原主将と池田副主将の決意表明なども新鮮でした。
その中で「前回の世界選手権東京大会の時は、ここのいる選手たちは大部分が小・中学生でした。僕は大学生でしたが・・・・」のアドリブ?に一人受けていました。
なつみやももこは、小学校にも上がっていませんね。

終了後、バスで大阪移動。
世界選手権、まずは、ADセンターでADの取得。
大会期間中は、パスポートと同じくらい大切です。
そう、国内での大会ですが、AD発給にはパスポートが必要です。

次は、お昼ご飯。
今回のホテルは、レストランがない(簡単な軽食はOK)ので、歩いて数分の系列ホテルで食事です。
大阪で東アジア大会があったときに名スプリンター神野さんに鯛飯をごちそうになったホテルでした。
味は、超一流。

ホテルにチェックインして、15時過ぎにグランドへ。
今日は万博記念グランドで練習。
人も少なく、集中して練習ができました。
池田は、最後の跳躍練習。
本番で使用するスパイクの最終チェックも同時に行いました。

さあ、跳ぼう!としたときに夕立。
あっという間にピットは、水浸し。
「すみません、ピットの水をとりたいので、ブラシをお借りできますか?」
国体なら、インターハイなら・・・・・・
ここで、水をとってくれるのでしょうが、ここは世界選手権。
自分のことは、自分でやりなさい!ということでしょうか?
はい、ブラシ!

池田は、スコップを使って雨で硬くなった砂場堀、川本はピットの水かき。
今までの世界選手権でも、砂場馴らしの担当補助員はいたような・・・・・・?
ここは、「世界」小さなことを気にしていたら、何もできません。

でも、外国の選手にもそうですかね?
もう少し、ホスピタリティがあった方がいいような気がします。
日本各地で、大会前の練習をしても、もう少しホスピタリティがある感じですが・・・・
「日本の印象」としては、いかがでしょうか?

夜は、明日からの英気を養って・・・・・・


●ファイナルアンサー:8月24日(金)
8時からスタッフミーティング。
9時からブロックミーティング。

終了後、清田先生と長居へ。
信岡さんと、久保倉の練習。
内容については、ひみつ。
暑い!だけは明かしていいでしょう。

一旦ホテルに戻り食事。
ちょっと休んで、再び長居へ。

マイルチームの木田、青木、なつみの練習。
内容は、ひみつ。

池田も練習。
今日の練習は、ひみつ。
公表できることは・・・・・・
昨日、本番で使用するスパイクに関して、決断をしました。
2社に「7m跳べるスパイクを」と会社(スズキ)を通じてお願いしました。
それぞれのメーカーさんが、必死で製作してくれました。
池田のオーダーに合致したメーカーさんを選びました。
アパレル(ウエアー)などは、パフォーマンスに対する影響は少ないと思いますが、
スパイクは、直結。
本人が、いける!と思えるスパイクが大切です。
今回は、池田のフィーリングに合致しているスパイクを選びました。
本番のスパイクに期待して下さい。

S續選手のスパイクもすごい。
これも、TVで確認してください。
スパイクは、本人もですが、メーカーさんの意気込みもすごい。
そこいら編がわかるといいですね。


●開会式:8月25日(土)
朝は、マラソン観戦。
午前中、長居で400R、1600Rチームの練習。
サブトラックですが・・・・ん〜困ったことばかりです。
具体的には、差し障りがありすぎるので書けませんが・・・・

13時過ぎに練習終了。
一旦ホテルに戻り、昼食。
ジャージに着替えて、再び長居へ。

開会式です。
スタジアムは、思った以上に観客の方が入っていました。
半分以下だったらシャレにならんな〜って考えていたのですが、本当にありがたい思いです。
みなさんから「がんばって!」と声を掛けていただいて、やる気満々です。

開会式に参加した後は、競技を観戦。
各選手の論評は、ルール上できないことになっていますし、写真もだめ。
ちょっともの足らないブログになりそうです。


●女子短距離の悲願:8月26日(日)
悲願でした。
実際に外国の女子選手の体を間近でみると、「絶対おいつかない」と十人が十人そういうと思います。
それくら圧倒的な違いを感じます。
でも、誰かがやらなくては、決して追いつきません。

10年前、原田さんとアテネの世界選手権に400Rで出場して、追いつけない距離を感じました。
いつかは、追いつきたいな!と考えていました。
あれから10年。

誰かが世界を追わなければ、追いつきません。
無駄な努力かも知れませんが、誰かがやらなくては・・・・・
10年かけて、やっと世界のドアの取っ手を掴むことができました。
何とか、こじ開けたいと思います。
世界に届かなくても、何とか明かりが見えるところくらいまでは、川本があけたいと思います。
その後は、志ある若手に託します。
今は、自分ができる精一杯のことをやってみるだけです。

2年前の世界選手権で、丹野は予選を突破することができませんでした。
理由はいったい何だろうと、一生懸命考えてきました。
そのときも予選を突破する力はあったのですが、力不足(ちょっと変な表現ですが)で準決勝へ進めませんでした。
この溝を埋めるために2年間、丹野は必死でがんばりました。
ねらったことは、自分のレースをする。
今日は、52秒0をねらって、レースを組み立てました。
スタートの入りから、バックストレート、第3コーナー、ホームの走り、ずっと練習してきました。
今日のレースは、完璧。

丹野が52秒13で走り、準決勝進出を決めた瞬間、ガッツポーズがでました。
そして、涙が止めどなく流れました。
本当にいい選手と巡り会いました。
丹野の基礎を作ってくださった、古川先生@矢吹中、菅原先生@郡山東高、ありがとうございました。

女子短距離は、今日のレースで世界に一歩近づくことができました。
まだまだ世界とは遠いですが、準決勝という形ができました。
雉子波から10年。
自分で言うのも何ですが、よくやったと思います。
明日は、日本新をねらったレースをやりたいと思います。

ももこの100をみて、ダッシュでサブへ。
400Rのチェック。
終わって、久保倉の前日アップ。
終わって、池田の前日アップ。
二人とも、明日は期待大。

ホテルに池田と帰って、遅い食事。
食事中にマイルチームが練習に出発。
30分遅れで出発。
ホテル滞在は45分。

マイルチームは、ポイント練習。
木田が好調。250を30秒9。いい感じ。


それよりも、今日も大観衆。
3万5千人の観客です。
本当にありがとうございます。

それにしても、サブトラは不満。
立場上、詳しくは書けませんが、46都道府県ではあり得ないことがここでは平気でやられています。
本当にホスト国の一員として、恥ずかしい!
もてなしの心は大切。


●挑戦の明暗:8月27日(月)
池田、久保倉と一緒にタクシーで長居に。

池田は10:30、久保倉は10:50いやなタイムテーブルです。
池田の動きは、いい感じでした。
久保倉のアップの途中で、メインに。

池田の助走練習の踏切をみたときは「いける!」と思ったのですが・・・・・
助走もうまく走れていました。
結果は、まさかの予選落ち。
なぜ跳べなかったか、本人とじっくり検証してみます。

運もありませんでした。
1本目は、ちょうど石野さんの100Hの出発。
2本目は、久保倉のレース途中。
あれだけトラックの競技時間が空いているのにことごとくぶつかりました。
神様の試練なんでしょう。
もう一度、北京に向けてがんばります。
おっと、その前にグランプリファイナルがあります。
そこで、復活の兆しを見つけてきたいと思います。

久保倉は、途中で踏切脚が逆足になってしまいました。
国内では、楽に走れるのですが、自分より格上の相手と走るにはまだまだ力不足。
積極的に海外に出て行って、力をつけさせます。
手始めに9月の上海GP。
久保倉の挑戦も始まりです。

午後は、丹野の準決勝。
川本の務めは、池田ショックをひきずらないで、丹野のコーチングに徹すること。
丹野は、丹野。
大切です。
周りが暗いせいか、今日は走れていました。
札幌合宿から、修正点が改善されてきて、日に日によくなっている感があります。
昨日は、52秒0の感じでしたが、今日のアップは日本記録更新の感じがしました。
リラックスの中に集中力が見えて、いい感じ。
準決勝で力を出すことが、この2年間のがんばりの証だ!と送り出しました。
期待通り、51秒81の好タイムでフィニッシュ。
満足のいく2年間でした。
ただ、日本記録レベルでもトップとの差は歴然。
このレベルを埋めていくのは、容易なことではありませんが、やるしかない。

清田先生、丹野の3人で100決勝を観戦。
世界の速さを肌で感じました。

夜は、遅くなったので、清田先生とお好み焼きで一杯。
北の新地のお好み焼きは、高級でした。


●ファンの皆さん:8月28日(火)
午前中、400Rの部分練習。
15時ちょっと過ぎに池田とお茶。
やっと、ゆっくり話す時間がとれました。

16時ホテルを出て、マイルチームの練習。
今日は、明日の刺激のための刺激。
木田、青木、渡辺ともいい仕上がりです。
練習タイムもそれぞれの持ち味を示しています。
本当に誰が走っても大丈夫なように仕上がりました。

練習が終わって、池田とメインへ。
ハードルの準決勝です。
12秒台へのヒントがたくさんありました。
20:50から走り幅跳び決勝。
ピットはバックストレート側。
こればっかりは、間近で見たい。
で、池田とバックへ移動。
ちょうど砂場の上が空いていました。
カメラの下だったので、あまり周りからわからずに観戦することができました。
というのも、つかの間。
3列ほど前のオヤジが池田に気づき、立ち上がって、カメラを構えます。
その前にも、何人かの人に「池田さんだ!」とわかりカメラを向けられたり、握手、サインを求められたり。
サインは、パニックになるので、やんわりとお断りして、カメラは、まあ仕方ないか。
で、そのオヤジ。
他の人は、さりげなく振り返って、カメラを遠慮がちに向けるのですが、オヤジは遠慮なしに「池田さんこっち、こっち」と大声。
これで、おわりです。
急に周りがざわめき出しました。
試合どころではなくなるので、そのまま席を立って、移動。
観戦はあきらめました。
TV関係の方にガードしてもらって、やっとホームにたどり着くことができました。
ん〜、決勝は見るものではなく、出場するものだと痛感!!
それでも、バック通路では、カメラを片手にした大勢のファンの方々から「次はがんばってください!」と温かい声援をいただきました。
本当にイケクミは愛されているのがわかりました。
本当にありがとうございます。

仕方ないので、メインからバックの走り幅を見学。
助走の流れしかわかりませんでした。
800の決勝。
400H決勝といい勉強ができました。

「ドキュメント・スポーツ大陸」9月1日の初回放送も含め、再放送3回の日時をお知らせします。
池田と川本のドキュメントです。
日本選手権から世界選手権までの物語?です。
まだ、編集作業は続いていると思いますが、どんな作品に仕上がっているのか、楽しみです。
ヨーロッパまで追っかけてきたあれです。
N崎さん@TVクルーのカメラさんの8月8日の入籍が、懐かしい思い出です。

初回  9月1日(土) 23時10分〜23時59分 NHK BS-1
再放送 9月3日(月) 18時〜18時49分 NHKハイビ ジョン
再放送 9月8日(土) 8時〜8時49分 NHKハイビジョン
再放送 9月9日(日) 11時10分〜11時59分 NHK BS-1

何度でもあるので、どれか観てね!


●リレーの準備:8月29日(水)
午前中、信岡さんの200予選。
400Rチームは、バトンパス練習。
いい感じで、パス、加速ができました。

1600Rチームは、木田、青木、渡辺がトライアル。
清田先生が、スタートと計時係。
3人がフィニッシュした後、清田先生が
「川本先生、計時ミスかも知れません」
「距離が短かったかも・・・・・」
先頭のタイムは、52秒9。
これは速い。
次も53秒3、と53秒9。
普通の計時なら信じられないタイムです。
いい感じに仕上がりました。
1日のマイルリレーも期待大。

久保倉が遅れて、練習。
スピード持久力で刺激。

ホテルに戻り、近くの中華料理屋さんのランチ。
これが、結構いけていました。

夜は、丹野の練習。
今日は軽めです。
すごくいい感じは、持続中。

終了後、丹野とスタンドへ。
男子400準決勝、女子400決勝、男子1500決勝を観戦。
興奮のままホテルに戻りました。
世界の戦いは、本当におもしろいですね。
世界は広い!速い人がたくさんいます。


●再始動:8月30日(木)
今日は、午前中お休み。
練習は夕方からです。
池田と昼食。
今後の計画を話し合いました。

夕方、長居で練習。
丹野、高橋、北風が調整練習。

池田が、グランプリファイナルに向けて、練習開始です。
まずは、スプリント練習から。
練習のスタイルは変えずにやっていきます。
また、がんばります。


●前日練習:8月31日(金)
午前中、400Rチームの前日練習。
みんないい感じです。
遅い昼食を清田さんと。

15時、女子短距離ミーティング。

夕方、マイルリレーチームの前日練習。
池田も練習。
リズムジャンプとバウンディング系の練習。

夜TVで「探偵ナイトスクープ」がやっていました。
そう、川本が登場するのは、たぶん来週の放送です。
これは、関西だけですね。
東北はその翌週、14日に放送です。

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