●5月1日(月)静岡へ
告別式には、参列したかったのですが、朝早く、伊万里を出ました。
喪主の父からは孫代表で弔辞を読んで!と言われたのですが、
これも仕方ないことです。
弟や妹に代わりに読んで、と言ったら
「途中で泣き崩れてしまう」とそれだけでも涙ぐんでいました。
本当に育ての親も同然のおばあちゃんでしたが、
遺影を見ていたら「和坊、選手のところに行って来んね」と微笑んでくれました。
ばあちゃん、がんばるばい。
福岡から名古屋中部国際空港に飛んで静岡へ。
13時ちょっと過ぎに到着。
静岡国際参加チームのほかに大学の4継チームも呼んでいます。
今年は、栗本、長島、熊谷の最後のシーズンです。
最初は45秒を目指したチームでしたが、
昨年くらいから力がついたので、44秒を狙っています。
インカレで勝つためではなく、大学のレベルを上げ、44秒を出すために彼女たちはうちに来たのだと考えています。
リレーを核にして大きく育ってほしいですね。
助走つきの100mでは、3人が11秒を切れるくらいになっています。
もう一皮むけるとおおばけできると思います。
テクニックとスプリンターとしての心の成長が必要。
徐々に上がっています?
●5月2日(火)前日練習
午前中、練習
静岡国際組は、お約束の調整練習。
合宿チームは、しっかり練習。
池田が、非常に走れています。状態としてはあまりよくありませんが、全体的に力がついている感じです。
今年は確実性と勝負強さがテーマです。
具体的には3回までに世界選手権の予選通過記録を跳ぶ!
4回目以降、日本記録を狙う。
丹野は、タイミングが少し狂っていました。一緒に考えながら修正。
やっと走るコツを思い出しました。
これなら、明日の200は自己新くらいでは走れそうです。
23秒5を切らないと丹野の飛躍はありません。
吉田、久保倉は、ちょっと疲れているかな?
力がみなぎってきません。
学生はリレーの練習とスピードアップ。
やっぱり、学生が44秒で走らないとナショナルのレベルが上がりません。
800?の竹内、坂水は追い込み練習。
光浩は350で刺激。やっと走れるようになりました。
この感じだと46秒中盤?
午後、合宿チームは練習。
渡辺と学生はスタートからの加速練習。
静岡国際のアップに邪魔にならないようにと、気を使ってバックでやっていたら400Hの練習もあり、結構邪魔だったかな?
まあ、気遣いだけは感じてください。
ただ、記者さんからは「秘密練習ですか?」と聞かれました。
レセプションに出た後、富士化学工業の副社長さんと食事。
静岡の地酒「磯じまん」を飲みました。
このネーミングでのりの佃煮を思い出してしまうのは、おじサン年代でしょうか?
池田A標準突破
池田久美子:5月3日静岡国際陸上で、6m75(1.8m)
世界選手権大阪大会A標準突破。
実は・・・・織田では100mHで13秒04で走りB標準を突破しています。
世界選手権に走幅跳で出場するとなると、
Bを突破している100mHも出場可能となります。
が、走幅跳と100mHが同じ日なのです。
これは、残念。
●5月3日(水)静岡国際陸上
11:40、200予選
1組は、木田、栗本。木田は、まずまずの走りで24秒32。やっと復調。
栗本は24秒64。相変わらず、ばたばたした走りです。
2組までは絶好の200風。3組になると風が止まってしまいました。
丹野は、無風の中23秒83のセカンドでいい感じ。
松田も24秒60.そこそこ走ることができました。一時は目も当てられないくらい悲惨な走りでしたが、やっと復調の兆しが。
池田と畑の走幅跳は、12:00
午前中は、いい追い風が吹いていたのですが、12時を回ったら風がやみ、ついに向かい風が2〜3mになってしまいました。
ラウンド途中のピットの変更はないので、1本目は向かい風の中6m29。
コーチの私が、この1本目を捨てている感じがしていました。
世界選手権ではピット変更などありません。
「向かい風でも力を出す」をテーマにすればよかったと反省。
ピット変更中にサブへダッシュ。
1台目、2台目の入りをチェック。
「先生、池田さんの跳躍が始まります」の電話でメインへダッシュ。
2本目は6m50ちょっと(覚えていません)。
ピット変更中に助走練習はあるのですが、川本はサブでしたので、風向きの変化で足あわせで精一杯でした。
3本目までに世界選手権予選突破記録を跳ぶ!がテーマ。
池田は6m66で合格。
畑は1本目、踏み切りで力が加わらずちょっと失敗。
2本目、3本目はファール。
昨年からずっとこんな感じ。
池田の4本目も6m66。
踏み切りの入りをすっかり忘れていました。
あわてて、池田にアドバイス。
これを一度のドリルで修正できました。
先日の100Hといい、非常に運動能力が上がっています。
で、5本目に6m75でA標準突破。
風もそのときだけ1.8m。
森ちゃんのことなど、他人のために何かしようという心がけが風を止めてくれたと思います。
今回は大会を盛り上げるために、観客の皆さんに手拍子をお願いしています。
自然にできだしたところが心の成長を示しています。
6本目は、うまく踏み切りませんでした。
結果は見ずにそのまま、200のアップのためにサブへダッシュ。
400Hは、1台目の入りが強い向かい風。
吉田、青木は、少し届かずに最後の数歩が間延びしてしまって、ブレーキで浮いてしまいました。
そのために2台目、3台目と加速ができませんでした。
久保倉は、もっと届かずに逆足で踏み切りました。
ただ、このためにリズムが狂わずにスムースに前半のインターバルを走ることができました。
一見逆足で踏み切ったことは、失敗に見えますが、今回は結果オーライ。
タイムは58秒22と満足できませんが、ラストの向かい風を考えると上出来。
青木などは10台目の空中で突風にあおられ、こけそうになりました59秒64.
吉田は、前半の乱れが響いて58秒57。
ちょっと結果が出せませんが、あわてることもないと思います。
200の丹野はラストのスピード持続が課題。
具体的には、信岡さんを最後に追い詰めることがテーマ。
今回は、これができたので合格の23秒55w。
木田24秒45、栗本24秒58、松田24秒61ともう少し速く走ってほしいところでした。
●5月4日(木)大阪へ
朝はゆっくり、8時過ぎに朝食。
午前中、領収書の整理。
非常に大切なことですね。
11時過ぎの新幹線で大阪へ。
ホテルは心斎橋。
びっくりするくらい人がいました。
どこからこんなに人が出てくるんだろう。
お祭り?と勘違いするくらいでした。
ホテルにチェックインし、長居競技場へ。
今日のグランドは絶好の400風。
400風?
ずっと追い風。
何箇所かは向かい風は吹きますが、基本的には風が回っていてバックとホームが追い風。
本番もそうありたいものです。
今日の目的はリラックス。
夕方は幹副社長さんが大阪お好み焼きをごちそうしてくださいました。
その後、遅くまで2人で焼酎。
●5月5日(金)こどもの日
息子が小さかった頃は、こどもの日は毎回記念写真が撮れたのに・・・・
いつからだろう?こどもの日に家にいなくなったのは?
このシリーズで家を空けるのは1週間以上になりますね。
ラストスパートです。
この時期は、選手のできにばらつきがあって、一喜一憂です。
午前中、練習。
光浩がやっと走れるようになってきました。
丹野は、スタートダッシュしたら200m付近まで走ってしまうくらい好調さを取り戻しました。
久保倉もいい感じ。
吉田は、まだ疲れが抜けきりません。
池田は、決勝前?(静岡が予選)ということで、軽めの調整。
池田の調整は、毎回そうかというと、毎回違います。
青木も体がだんだん競技ができる状態に仕上がってきました。
少々調子が悪くても、競技会に出ることが重要ですね。
どんなに頑張っても練習では、追い込めません。
それにしても、青木は「今すぐスパイクだけもって大阪に来なさい」と
急遽この大会に呼ばれてから、早1年。
青木にとっては、この大会が出世試合。
たった1年で、代走から、日本人で招待された4人の中の1人に成長しました。
「お昼はラーメンを食べたくないですか?」というイケクミのリクエストで
練習に来ていた金丸君に「近所のおいしいラーメン屋さんをしらない?」
大学1年の金丸君は友達に早速電話。
しかし、田舎もののチーム福島大は、その店を探すことができずに「そばや」に。
ラーメンが食べたかったイケクミは「天ぷらそば」を頼んでいました。
川本は、親子丼とそばセット。
このたまご系の関西風味付けが、川本の感性と完全にマッチしています。
やっぱり食べ物は関西ですね。
レセプションで、ある方から
「クミちゃんは、あまり波がありませんね〜!」と質問されました。
絶好調に仕上げないから、調子が落ちる幅も少ない!と答えておきました。
結構、本当ですよ。
詳しくは、川本の後期の講義「トレーニングマネジメント」で解説します!
ところで、ブログらしく、みなさんの勝手なコメントもほしいですね。
たぶん返事は書けませんが・・・・・
●走幅跳日本新記録 5月6日(土)大阪GP
池田久美子が6m86(+1.6m)の日本新記録。
今シーズン注意していること
1.助走の流れ・・・・加速を丁寧に、高いトップスピード
2.踏切で減速しない・・・・1歩前の接地位置を変えました。
今回良かった点
助走スピードが高かった・・・・たぶん
これは、科学委員会の分析を待ちます。
最後の減速が少なかった・・・・たぶん
これも、科学委員会の分析を待ちます。
ただ、減速が少ないことがいいことかもしれませんが、
それを意識するあまり、池田の跳躍が狂ってはどうしようもありません。
最後の1歩で低下しても、跳躍スタイルは変えないでいこうとしています。
低下するなら、もっと速く走ればいいくらいに考えています。
夢だと思っていた7mが見えてきましたね。
●5月6日(土)大阪GP
8:30から陸連の強化委員会です。
会議内容は、それこそ企業?秘密です。
その会議内容を受けて、休みなしで、10:00から専任コーチ会議。
川本は、専任コーチでもあるのですが、席は高野コーチと一緒に強化委員会側でした。
会議は小1時間で終了。
11:00の競技場行きのバスに乗ろうと思えば乗れたのですが、ホテルのラウンジでお茶して、12時のバスで競技場へ。
池田のアップは、いい感じ。
申し分なしです。
非常に走れています。サブではあまり動かないほうがいいけどなあと考えていると、
池田が「今日はこれくらいにして、後は、中で動きます」と言ってきました。
自分の状態がきちんと把握できています。
男女400チームのアップも始まったのですが、池田の足合わせがあるので、とりあえずメインへ。
風が、少し弱かったこともあり、いつもの助走距離を指示しました。
なんと調子のいい?池田は40センチ近く4歩前マークを踏みこしています。
あわてて、40センチ下げてスタートすることにしました。
出だしの3歩は、彼女の欠点のオーバーストライドになる1歩手前のぎりぎりのいいところにきています。
絶妙。
助走のスタートが決まったので、川本はダッシュで、サブへ。
400チームのアップを見て、最終的な作戦を伝授。
そこからダッシュでメインに、ハアハアしながら池田の1跳目を見ました。
今日のテーマは、世界選手権決勝。
3回までにベスト8に残る記録を出す。
残りの3本で、1本を狙い、勝負をかける。
1跳目は6m61w。
悪い癖が顔をだしました。というか、いままでの池田の跳び方でした。
修正点を指示し、2跳目。
これは、助走、踏み切り準備、踏み切りと流れるように入れました。
「いった!!」という感触がありました。
記録は6m86。
日本新記録。
川本にとっては、二瓶、吉田、丹野に続いて4人目です。
池田自身も二瓶、吉田、丹野がサインに書く記録の後の「NR」の文字がうらやましいと思っていたので、本当にうれしかったと思います。
おめでとう。
記録樹立の瞬間、たくさんの方から電話をいただきました。
昨年2月に亡くなった池田のお父さんのことなども思い出されて、こっそりうれし泣きをしました。
ベスト8進出レベルの記録が出たので、3本目はパス。
池田も感涙して跳べませんでした。
下に行って(本当はルール違反ですね)、直接2人で喜びを分かち合いました。
そこで、ベスト8での戦い方を確認して、再度挑戦。
6m57、67そして最後は6m75。
記録こそ伸ばせませんでしたが、きちんと戦えたと思います。
今日は、満点。
400の国内招待選手は、吉田(8レーン)、久保倉(9レーン)、丹野(6レーン)、青木(2レーン)とうちの選手だけで独占。
200までは、吉田が絶好調というか、突っ込みすぎ?
200過ぎてからうまく風に乗って丹野がスパート!
日本記録にあと0.04秒と迫る51秒84のB標準突破。
持ちタイム51秒7の同レベルの外国選手に競り勝ちました。
うまくレース構成ができた久保倉は53秒19の自己新で吉田を抜いて歴代3位。
吉田は後半失速して54秒41。
「なんであんな素人みたいなレースをしたんだ」と聞くと
「イケの日本新を見て、感激して、これはいかなきゃ!!と思ったんです」
「あれでも抑えたんですよ」
納得!
ケガのため出遅れて、不調だった青木も54秒51といい感じに仕上がりました。
選手達の頑張りが、祖母への一番の供養だったと思います。
初七日でしたね。
仏前に報告に行きたいところですが、明日の練習のため大学に戻ります。
と、いっても報道のみなさんには、サービスもしなくてはいけません。
池田は、補助員の高校生のサインに「6m86NR」と嬉しそうに書いていました。
コーチのコメントを取材してもらって、池田の取材終了を待っていたら福島に戻ることができない時刻になってしまいました。
まあ、仕方ないか?
でも、明日の大学の練習はみたいので、とりあえず東京まで行くことにしました。
ちょっと気になったこと・・・・・
フィールドの選手紹介をピットで並んでやることが多くなりました。
走幅跳も選手紹介をと役員さんが選手をピットに誘導。
でも、トラックでは1500のスタート間近。
走幅跳の選手は整列したのですが、1500の選手紹介から、すぐに「位置について!」
スタートしたら、沢野君の試技が開始。
2万人の大きな手拍子が・・・・・
でも、1500は進んでいきます。
小林さんが、2人の外国選手と競り合っている好場面ですが・・・・・
走幅跳の選手紹介。
この間、1500の小林さんは外人選手の前に出て、先頭を走る外人選手を追うかという勢い
川本は、1500を見ていましたが、アナウンスがあるのでスタンドのみなさんは、走幅跳の選手達に拍手を送ります。
そうこうしているうちに1500は鐘。
小林さんは4分07秒87の日本新。
この2万人の中で、最初から最後まで小林さんの1500を見ていた人はどのくらいいるのだろう?
ラップも丁寧に追っていると、日本記録?というのも充分わかったと思います。
思い思いの競技を楽しむというのもいいのですが、
こういう競技会では、全体のディレクターって必要ですね。
ファンとしては、沢野の跳躍も見たいし・・・・
1500も気になるし・・・・
イケクミの笑顔は見たいし・・・・
ここいらへんが問題でしょうね。
先日の静岡国際では・・・・・
走幅跳のピットにパラソルがおいてありました。
これは、記録用です。
ですから、踏切準備局面の一番いいところに置く必要はありません。
で、一ファンとして陸連の事務局のKさんに電話。
「パラソルが観客の邪魔をしています。審判の妨げにならないくらいに後方に移動してもらえますか?」
「それと、踏切板の手前に審判の椅子がありますが・・・・
ここにどなたかお座りになるのですかね?そうされるとはっきり言って踏切が見えません。
審判するのにそこにいなくてはだめというのなら、仕方ないのですが・・・・・」
いちファンが日本陸連事務局のKさんに電話するかどうかは別にして、
見せる陸上競技をみんなで意識することは大切ですね。
●5月7日(日)練習
朝食は新幹線の中。
東京〜福島。自宅から車で大学直行です。
今日の練習は、各自の目標に応じた練習内容です。
課題をそれぞれ持って取り組んでいます。
14時くらいまで研究室で領収書の整理などをして、自宅へ。
近所のGSでタイヤ交換。
ちょっと前に夏タイヤには交換したのですが、少し偏減りをしていたので交換しました。
ローテーションでも何とかなりそうだったのですが、10万円をケチったばっかりにスリップ!!
と、いうのもナンなので・・・・
思い切って?投資。
10万円が思い切った投資かどうかは、主観が入るところですが、
川本は思いきった!充実感があります。
自宅に帰り、昨日のVTRを観ました。
映像を通して分かること、現場で分かることが、よく分かりました。
夜はゆっくり家族と日本新を祝って食事。
息子がいないのが残念。
ただ、教育実習でもうすぐ帰ってくるそうです(定かでないのは、父として如何なものか)。
●5月8日(月)Back to campus
メールを開けてみて、ビックリ。
お祝いメールがわんさか。
ありがとうございました。
でも、まずは仕事関係のメールを開封して・・・・・・
大学の先生としての仕事を進めます。
返信が遅れた方は、ごめんなさい。
2コマ目は、医大に「共通必修科目セミナー」へ
各講座が開催するセミナーに出席が義務づけられているのですが、川本は4年にもなるのに
まだ、出ています。
4年生になって卒論をやりまがら、まだ共通教育を受講している学生の気分です。
研究室を出るときに免許証を自宅に忘れことに気がつきました。
免許不携帯なので、安全運転。
今日は「A short history of the synapse」
シナプスのアクティブゾーンを提唱したクトー(仏)の教え子の辻先生から解説していただきました。
いや〜、これは、勉強になりました。
研究室に大急ぎで戻り、昼休みは、県体協宛の「概算払い請求書」を作成。
それにもうひとつ、新入生のアンケート依頼のメールをクラスの学生に配布、そして段取り。
「概算払い請求書」を持って、県体協へ。
ここでも安全運転。
なにせ県体協のとなりは、県警ですから・・・・・
体協では、タッチ アンド ゴー
「お茶を・・・・」の声を背中に自宅へ戻り、財布(免許証)を取って大原看護学校の非常勤へ。
とにかく安全運転、信号も黄色で停止したくらいにして・・・もっと危険?
今日も楽しいテニス。
ただ、素人の学生さん達は、きちんとラケットに当ててボールを運べません。
よ〜く観察すると、とりあえずラケットを振っちゃえ!って感じでした。
そこで、「しゅうご〜」
まず、ボールにポ〜ンと当てよう。
これが効きました。
それにトップスピンを加えて・・・・・
みんなみるみるうちにきちんとボールを捉えだし、ストロークできるようになりました。
コートの外どころか、フェンスを越えていたボールたちは、
おとなしくコートの内側に行きだしました。
今日は、自分も教えるコツが分かり、満足。
終了後、大学に戻り、15:45からゼミ。
今日のテーマは「ハンドボールのスピード」と「ハードルの練習」
「いい勉強ができました(ゼミ生一同)。」
ゼミが終わってから、丹野と松田が研究室で次のテーマを探していました。
●5月9日(火)先生らしい一日
1コマ目:大学院の講義
大学の先生らしい!!
2コマ目:資料整理と教室の仕事
だんだん先生モードになっています。
昼休み:図書館運営委員会
これも、いかにも大学の先生らしい?業務。
会議好きが大学の先生です。
また、会議が長いのも特徴。
こうやって昼休みなどにやると、終わる時間が決まっているので、いいのですが・・・・
3コマ目:春季サーキットの精算など
ちょっと、大学の先生から離れました。
4コマ目:スポーツ実習・スプリント
いわゆる一般体育ですが、受講生は、足を速くしたい!!!!という学生の集まりなので、
これが熱心。
みんな一生懸命やってくれます。
スプリントに特化した授業なので、川本は、ある意味では、専門科目以上の力の入れよう。
やっていて面白いですね。
今日は、中間疾走の、ドライブ動作(上から下へのアクセント)と脚の入れ替え。
これがはまって、サッカー部の学生などは、あっという間に速くなりました。
陸上部の学生のが2名受講していますが、変化なし。
ダイナミックステレオタイプの修正は困難ですね。
4コマ終了後、そのままグランドに残り、練習。
インカレ間近なので、みんな軽め。
女子のリレーチームはバトンパスを頑張ってやっていました。
男子は大丈夫なのでしょうか?
長島が好調です。インカレは期待しましょう。
大阪で好記録をマークした丹野はやる気満々。
これも期待大?
●5月10日(水)モスバーガー
1コマ目:「人間を科学する」
「スポーツ科学をトレーニングに活かす」というテーマで1回の講義です。
昨夜、この講義のためにパワーポイントを作成したのですが・・・・・
MacからWinに変換するとき文字化けをしたり、うまくグラフが読み込めなかったりしたので、
やっぱり、明日のプレゼンはMacだ!
ということで、帰宅したのですが・・・・・
朝、研究室に行くと、プロジェクターとMacをつなぐコネクターが見あたりません。
いつもは、本棚にポンと乗っているのに
今日に限って、どこにもありません。
Macの使い手、白石先生の部屋に行ってもありません。
ん〜困った!
授業開始の8:40は迫ってくるし・・・・・
そうだ、Winにオープンキャンパスで使ったパワーポイントの原稿があった!!
内容は少し違いましたが、まあ今日の講義には充分活かせます。
で、タイトルを「スポーツ科学をトレーニングに活かす」に書き換えて講義に使いました。
まずは、福島大学陸上競技はこんなに凄い!!
から始めて、その謎解きをしていくというお約束の展開です。
内容は、エネルギー系の話が多いのですが、
相手が素人の学生さん(今日は経済経営学類、行政政策学類の1年生)なので、
エピソードをふんだんに織り込みながら話しました。
出席代わりに書いてもらった授業後のレポートには「福大陸上部の強さの秘密が分かりました」と
みんな書いていました。
90分間250名の学生にきちんと聴かせることができて
授業としては、合格点でしょう。
2コマ目は、PC上のこまごまとした仕事。
久保倉の隠れた才能を発見。
木田が中村先生の仕事を手伝って、郵便振替用紙に番号の印を押す作業をしていました。
枠にきちんと数字を入れなくてはいけないので、神経を使ってそんなに早くはできません。
その作業を、久保倉はポンポンポンとためらいも、淀みもなくやれるのです。
3倍くらいの速さです。
試合では、どこか度胸の据わった行動をとる久保倉です。
こんなところに適正がありました。
2コマ終了前にこのブログを盛り上げるために「オフィス川本OL日記」のコーナーを作ることを提案。
まあ、教授が「やろう!」というものを
OL達が「NO」という訳もなく、
吉田は、さっさと日記を書いてくれました。
今日のお昼ご飯はモスバーガー。
なんと、昨日から福島大の生協でモスバーガーを販売しています。
都会の大学では、学内にマックがあったりしますが、
田舎の大学では画期的もいいところです。
「車をもたない学生は絶対食べられませんからね」とOL2号。
早速買ってきてもらって、今日のお昼はモスバーガーでした。
12:30に学生は、東北インカレのために仙台へ。
13:30から教授会
OLチームの練習が気になったので、グランドへ。
今日は、追い込みやポイント練習。
久保倉は、週末の北陸実業団の200に向けて
「コーナー必殺スタート」と「ハイテクコーナー抜け」の練習を念入りに
風さえよければ、23秒台も!
これは期待しすぎか?
でも、スタートはいい感じでした。
レース構成がうまくいけば、好記録間違いなし。
三ツ星アスリートは、新潟県記録をねらっていました。
18:00から健康運動科学実習バドミントン。
学生がシャトルを打っている間、時間があったので、古くなったグリップを巻き直しました。
これが結構楽しい。
帰ってきて作業をしていると、黒須先生が
「これ食べて下さい!」とお寿司を持ってきました。
今日は、新任教員の歓迎会でした。
川本や中村先生は、18時からの授業のために参加できません。
そこで、黒須先生が持ってきてくれました。
練習が終わって残業していたOLたちは喜んで食べていました。
明日から東北インカレです。
頑張ってきます!!
●5月11日(木)東北インカレ
昨日、2年生の金田一@陸上部が「先生、欠席届です」と今日1コマの「陸上競技」の欠席届を持ってきました。そのときはなんとも考えなかったのですが・・・・夕方から徐々に暗雲が心の中に広がりました。
そして、今朝、ハッと浮かびました。
今日の休講掲示を出していない!
前回の授業でも告知していなかったかな?
マネージャーに連絡して、2年生に確認してもらいました。
こんな悪い予感は、確実に的中します。
で、仙台に行く前に大学に行き、授業を・・・・・・
1コマ目、陸上競技の授業!!
のはずでしたが、グランドにきたのは、ビデオカメラを片手に持つ大学院生2名と学生4名。
他の学生は、陸上部がインカレだから、きっと休講!!
と決めて自主休講。
まあ、川本も休講するつもりでいたので学生をしかることもできません。
次回の授業では、注意はしておきます。
今日は、大学に研修届けを出していなかったので、どのみち大学には一度出勤をしなくてはいけませんでした。
また、来週の新入生合宿研修の段取りも事務とやっていなかったので、それも必要でした。
今日中に処理が必要なメールも着いていましたし・・・・・
やっぱり、今日は大学に一度は行かなくてはダメな日でしたね。
高速道路を一路北上。
スピード(パトカー、覆面パトカーと置き換えてはいけません)には十分注意。
女子100予選に間に合いました。
1組の栗本は、まだ、まとまりません。11秒93
2組の長島は、最近の好調さをみせて11秒84
松田は、どうした?!というくらい走れませんでした(12秒15)。
リレーの練習ではいい感じだったので、明日の決勝待ちです。
ただ、正午になるとだんだん気温が下がってきました。
最終レースの混成400が始まるときは、ブルブル。
大学を出るときが、25度だったのですが・・・・・
帰りのFM仙台では「今日は7月上旬の暑さでした」と言っていましたが、
ここ利府町グランディ21では、15度を切っていました。
どんどん気温が下がる中、女子400決勝の丹野は52秒94とまずまずのでき。
青木は55秒かかってしまったのですが、条件を考えるとまあ仕方ないか。
男子もトラックでは400、1500でそれぞれ頑張っていました。
今日は1年生女子の活躍が目立ちました。
最初の円盤投で片山が自己記録に迫る41mで優勝。
また、1500でも瓜生が優勝。
頼もしい1年生たちです。
実は・・・・川本がこの仕事を始めて、インカレで最初に入賞したのが円盤投(渡部真紀)です。
教えたというより、円盤を拾って投げ返しただけですが・・・・
22年昔をちょっと思い出してみました。
●5月12日(金)東北インカレ2日目
東北インカレのタイムテーブルは基本的には日本インカレに準じています。ただ、参加人数の関係で組数が少なかったり、準決勝がなかったりしていますが・・・・
で、今回は日本インカレを来月に控えて、学生たちがどういう試合の進め方をしていくかを観察しました。
もう10年位前ですね、福島大学の学生がやっと日本インカレの決勝に進出できるくらいのときです。ちょっと力のある学生は、予選、準決勝と軽く流して、決勝だけ1本しっかり走るという競技スタイルをとっていました。
ただ、日本インカレでは、予選、準決勝と調子を上げて、3本目で!という戦い方はできません。
当時、男子100の増子は、そのことに気がついて、相手がいない東北インカレでも予選からきちんと走るようにしました。そのことで、田舎の大学にいながら入賞することができました。
今では、福島は精神的には都会と思われています。
自分たちが競技会をリードしているくらいの気概は持っています。
それでも短距離系では、増子のようにきちんとしたリハーサルをいつでもやっておくことが大切です。
昨日の予選の女子チームの状況は、みんなきちんと日本インカレの予選を通過できるくらいのパフォーマンスで、抜けていきました。
100Hの熊谷は、残念ながら好条件にもかかわらず、14秒2ほどかかってしまいました。インカレ優勝を目指している選手のやることではありません。
13秒台で楽に抜けていかなくては、いけないのですが・・・・・
手を抜いているのではなく、力がないわけでもありません。
その気がなかっただけです。
これが問題。
言われて、やる!のでは、進歩がなく、ただの操り人形です。
自分で状況を考えて、実践していくことが大切。
誰もやっていないチームならともかく、チームメイトが周りに力を見せ付けて勝っていく様を見ていいたら自然とわかることです。
200の丹野、栗本、松田はきちんと24秒中盤で予選を走り、合格点。
400H青木も合格点。
他は、きちんとリハーサルができていました。
東北学連は、登録競技者が少なく、女子などは残念ながら予選は2組しかありません。
それこそ走りさえすれば予選を通過できるのですが、そこに意味を持たせることが重要。
100の決勝は、長島、栗本が飛び出して、1・2フィニッシュ。タイムは風と気温で12.00とダメ。
それ以上に2人で意識しすぎて、硬くなり走れませんでした。
最後の東北インカレで、優勝!!という気持ちが強く出すぎて、空回りした感がありました。
空回りといえば、松田の走りが空回り。
男子100の小原はもう少しいけるかと期待したのですが、3位に終わってしまいました。
熊谷の100Hは、仙台大の斉藤さんと競り合ってやっと優勝。
2m以上の向かい風で14秒00の評価は難しいところですが、
相対的にみると、斉藤さんを紙一重の差というのは・・・・・・
熊谷には、日本インカレ優勝という目標があるのですから、インカレの決勝に残るであろう斉藤さん(昨年7位)と、いい勝負というのは、いただけません。
前回(織田陸上)の対戦では、余裕で勝っていたのですから、その後の斉藤さんの頑張りと、熊谷の心に芽生えた慢心(安心感かな?)を秤にかける必要がありますね。
安心した熊谷は、非常に弱く、誰かに脅迫感を与えてもらえないと力が出せません。
ただし、やる気にモードにガツンと入ったときの熊谷は部類の強さを発揮します。
こんなこといつまで続くのだろう?
これは、川本の目指すコーチングスタイルと大きくかけ離れています。
陸上競技の主体はあくまで競技者です。
その手助けはコーチとしていくらでもやるのですが・・・・・
もう4年生、早く、自立した競技者になってほしいものです。
800は荒川が練習どおりのレース展開で優勝。
新人瓜生はまだまだ。
400Rは、今シーズンの44秒台をめざして、当初、熊谷・栗本・松田・長島のオーダーで臨む予定でした。そのためにこの4人を静岡に集めて実に合宿もやったのですが・・・・・
熊谷の自覚を促すため、オーダー変更。
合宿費が無駄になりました。
長島・栗本・松田・渡辺梓でバトンをつないで、45秒98。
タイム的には不満は残りますが、夕方から低くなった気温を考えれば、まあ、上出来かな?
この時期にこのタイムなので、44秒台は堅い?
男子の400Rもまずまずのできでしたが、女子に比べて練習が足りません。
これは、主任の自覚のなさからかな?
●5月13日(土)東北インカレ最終日
今日は小雨。気温も上がらず10度ちょっと。
4月上旬の気候で、競技会には最悪。
青木の400Hは60秒をきるのがやっと。
レース展開としては、いい感じでした。
200は、2mを超える向かい風の中、丹野は24秒42でまずまず。
気温が高くて、追っていれば、レースの感じとしては、そこそこのタイムは出たと思います。
栗本は24秒9、松田25秒1と相対的に考えるとこんなものかな?
男子の小原も100のレースの割には、200が走れました。
畑の走幅跳は、あいかわらずファール連発5m88に沈みました。
笹原も5m85とそれぞれ6mを跳ぶ力があるのに出し切れていません。
ただ、手応えは十分。
5000で2人が17分台で走りました。
全日本大学女子駅伝?
16分台が3人そろったら考えましょうね。
総合は、男子99点で3位。
やっと、芽が出てきた感じです。
まだまだ、日ごろの気魄が足りません。
これから来年に向けて本腰を入れましょう。
女子は210点で2年ぶりの優勝。
他の大学のみなさんには、失礼ですが、日本インカレに向けてのシミュレーションができました。
全体的には順調です。
あと数名の奮起を待つだけです。
帰りの途中、久保倉から電話。
北陸実業団の報告。
今回は23秒を目指して、200にチャレンジ。
でも、十日町@新潟も雨で、低温。
「グランド脇には雪が残っています!!!!」
こんな状況で24秒53は立派。
月末の中国国際オープン400Hに期待。
夜は、K1先生と飲み。
U広域のT先生もいましたが、みんな結婚式のため朝の9時から飲んでいるとのことで、ほとんど話もしないまま、沈んでいました。
11時過ぎに帰りましたから、K1先生は途中休憩を挟みながらも14時間も飲んでいた?
●5月14日(日)久々の日曜
朝、あまりにも車が汚れていたので、近所のGSで洗車してもらって、練習へ。
そのため、10分ほど遅刻。
今日の練習は、OLチームだけなのでまあいいか!ぐらいに考えていたら
学生もグランドに大勢来ていました。
疲労回復のために軽く汗を流す程度の学生
くやしい想いを練習にぶつける学生
明日の代表を目指してコツコツと技術練習に励む学生。
さまざまな顔をみることができました。
ただ、グランドに来ない学生も当然います。
みんな今日は出てくる必要はないので、それはそれでいいのですが・・・・・
こういうところに差が出ます。
愚者は賢者を知らず
どのくらい努力しているかは、みないと分かりません。
それこそ今日はOLチームの実業団に向けた刺激日です。
これを観るだけでも勉強になります。
今日は、みんな練習が違いました。
なぜそうなのかを考えると、絶対面白い。
陸上を普通にやっている人たちは、あまり他人のことを気にしません。
が、やっぱり自分を育てるには、他人の観察からです。
練習は坂水の調整に手間取ったので午後2時くらいに終わりました。
その後は、日曜日。
●5月15日(月)ミーティング
息子が教育実習1日目。
教育実習生の心得などを・・・・
午前中、27・28日の中国行き(中国オープン)の段取りというか事務手続き。
吉田:400H、池田:100H、久保倉:400H、丹野:400
中国選手相手にアジア大会の下調べ?
続いて週末の新入生合宿研修の段取り。
クラスの学生に連絡するのは、メールの一斉配信。
いい時代になりました。
余った時間は、月陸と陸マガを読みました。
午後は非常勤でテニス。
帰ってきて、ゼミ。
着替えている途中で、ドンドン電話が入り、15分ほど遅刻しました。
時間がなかったので、今日のプレゼンは1名。
松田が「腹筋と背筋」について発表。
夕方から、陸上部のミーティング。
インカレの反省が主でしたが、
各ブロック長の反省が反省になっていません。
そこいらを注意。
続いて、改善することの重要性を将来の損失と合わせて解説。
19時から池田と食事。
日本記録が誕生したときも何もしないで帰りましたから・・・・・
●5月16日(火)いつもの大学
1コマ目は、大学院の講義。
それから、ずっとPCの前。
基本的には、毎日PCの前に座っています。
グランドに行く以外は、不健康な生活です。
その中で、健康的なのが、4コマのスポーツ実習・スプリントです。
今日は、接地で弾む感じ。
最初は、なかなか感じがつかめなかった素人さんでしたが、
授業が中盤にさしかかると、みんないい感じに変わってきました。
きっと、何かしらの運動感覚が目覚めたのだと思います。
どんどん速くなるのが、分かりました。
この実技は、師匠ー弟子の関係を作って、互いに観察し合うことをたくさん取り入れています。
そこでの師匠のアドバイスが、大変重要になります。
みんなのテーマは運動感覚を変える!です。
ですから、師匠は外から見たままではなく、運動感覚を変えるようなアドバイスをします。
だんだんうまくなってきて、みんな名コーチに変身。
弟子もフォームなど気にしないで、運動感覚の変更のみに全神経を使っています。
その甲斐あってか、劇的に変わることがあります。
これは、本人が一番驚いています。
やっぱり素人を教えるのは面白い。
夕方から、練習。
4コマ目の終わり頃から雨が降り出し、気温が下がったので、
OLチームのポイント練習は明日へスライド。
学生も補強程度。
日本インカレを控えて、ここで風邪を引いたら、最後の追い込み練習ができませんからね。
また、昼間晴れていて、天候が急変したので、みんな雨の準備間に合っていませんでした。
こんなときは、お休みするのが一番。
夜は、NACの創立VTRをHP用に圧縮する作業。
今ひとつのできでした。
●5月17日(水)ヤマザキパン祭り
1コマ目、「人間を科学する」今日は350名を担当。
立ち見までいて大盛況。
これは、川本人気?
なんてものじゃなくて、ただ単に受講生と教室のキャパの関係ですね。
「少人数教育」が福島大学のモットーなので、大教室がないのです。
ここは、ウリです。
授業を終えて、研究室に戻ると体育棟の玄関にパンの箱が、たくさん。
大阪GPでの池田の日本記録の副賞がヤマザキパンからプレゼント。
なんと食パン、コッペパンつぶあん&マーガリン、薄皮クリームパンがそれぞれ100個。食パンは「GOLD超芳醇」の最高級品!!!!
部員みんな池田さんからお裾分けしてもらいました。
大学の生協あたりでは、パン入りの袋を持った陸上部員が、練習帰りにうろうろしていました。まるで「ヤマザキパン祭り」状態。
水曜日は午後から練習の日。
OLチームは、最終刺激。
今回の期待は、渡辺。
いつも期待を裏切る渡辺ですが、今回はどうでしょうか?
でも、練習では、期待大です。
横一線からのスタートで勝負するのが、スプリンター。
ただ足が速いだけでは、勝てませんからね。
栗本と松田のスタート改善計画も進行中です。
これがなかなか進みません。
ということは、進行していない?
18時から現代教養コース・健康運動科学実習・バドミントン。
みんな楽しそうにゲームをやれるようになりました。
19:30に授業が終わって、グランドを見ると、栗本、松田は、松本と吉田の指導のもと、まだ練習していました。
これが身になるといいのですが・・・・・・
●5月18日(木)忙しい一日
息子は、川本より早く出勤していきました。
高校生のときまでは、朝はすこしグズグズしていたのですが(下の娘、高2がそうです)、
朝食を食べ、新聞に目を通して、サッサと「行ってきま〜す!」と出て行きました。
いや〜、すがすがしかった。
息子の成長ぶりを感じたオヤジでした。
1コマ目、陸上競技
リレーの練習。
授業にはめずらしく、バトンパスの極意を伝授。
でも、今日教わったことが、企業秘密だということは、学生は気づいていません。
2コマ目は、ちょっと一息。
余裕でOLたちと話(当然話題は陸上。マニアの集団ですから)をしていました。
お昼も近づいた頃「教養演習」の時間を間違えていたことに気がつきました・・・・・・
何を思ったか、3コマ目の開始は、14:40だと勘違いしていました。
実際は13:00からです。
3コマ目の教養演習の今日のテーマは「リーディングの基本スキル」
○テキストの種類に応じた読み方を身につける
○効率のいい読書の方法を身につける
で、スキミング → スキャニング → クリティカル・リーディング
のそれぞれの技法などを説明していきます。
が、その資料を作っていませんでした。
慌てて、資料をつくり、その後、プレゼン用のパワーポイント作成。
まさに泥縄の1時間でした。
授業は「分析読み」までの解説ができたので、大丈夫だったと思います。
授業で読み方の指導を行うのは、20数年前に小学校の先生をしたとき以来です。
国語の朗読力を上げたら、子ども達の学力が飛躍的に向上したのを思い出します。
そんな指導を大学でやるなんて、時代は変わりました。
自分で言うのもナンですが・・・・最近の大学の先生って、大変です。
授業終了後、すぐに杉浦先生の車に乗り、隣の県立医大へ
非常勤です。
今日も医大生は、一生懸命スポーツに励みました。
昨年の授業評価の自由記述欄を事務から頂きました。
大部分は「楽しかった」という内容ですが
「先生が遅刻してくる」というのがいくつかありました。
授業を開始するにあたって初回に「3コマ目に授業あるので、5分遅く出席をとります!」
と、学生に説明していたのですが、学生はそんなことを忘れてしまいます。
医大と福島大は、同じ時刻で授業コマが組まれています。
ですから、3コマ目と4コマ目の間は、10分。
3コマの授業の片づけをして、移動して授業・・・・・
ちょっと困難ですね。
でも、杉浦先生と2人で反省して、改善策を考えました。
夕方から練習ですが、研究室に戻ると何故か電話が鳴りっぱなし。
対応するのに小1時間かかりました。
練習は、日本インカレに向かって急ピッチ。
400Rは、いろんなオーダーがでてきて、いろんな組み合わせをやっています。
自由自在にオーダーが組めそうです。
サプライズはありませんが、適材適所でやってみたいと思います。
●5月19日(金)新入生合宿研修
今日は授業のない一日です。
午前中は、勉強。
午後も勉強。
勉強という言葉は非常に都合のいい言葉です。
基本的に机の前にずっと座っていました。
14時から講義を聴きに医大へ。
今日のテーマは、医療の素人には難解でした。
まあ、とりあえず聴いて、理解することが大切。
知らない単語がドンドン出てきます。そうなるとダメ。
川本も説明するときテクニカルタームを使うことがあります。
こりゃあダメだ!!と反省
人の振り見て我が振りなおせ
帰ってきて、移動の準備。
今日は新入生合宿研修。
担当のクラスを連れて、中ノ沢温泉で合宿研修。
土湯峠を通って行きますが、いつの間にかすばらしい道が開通していました。
快適なドライブコースです。
今まで、新潟に行くのに高速道路を通っていっていたのですが、きっと土湯峠を通ってもあまり時間は変わらないと思います。
吾妻小富士の脇を抜けて走るので、景観も抜群。
(脇見運転に注意)
ただ、今日は小雨で霧がかかってせっかくの景色が見えませんでした。残念
次回からは、新潟へは土湯を通って猪苗代に抜けることにします。
何せ高速代が浮きます。
合宿研修は、研修なので、研修をしました。
内容は・・・・大学で学ぶことの意義について。
オリター(2年生)が絶賛していましたから、いい話だったのでしょう。
新入生合宿研修のもうひとつの目的は親睦。
大学の公式行事ですから、未成年者の飲酒は禁止。
川本は親睦会に参加せずに合同で行った別のクラスの先生と飲みました。
温泉もいい温泉でした。
久々にゆっくり風呂に入りました。
そういえば、お風呂にゆっくり入ることは、めったにありません。
自宅でも、さっさと入っておしまい。
こんなんじゃあ、体に悪いですね。
少し生活を改めましょう。
誕生日にOLたちから万歩計をもらいました。
ときどき思い出したようにつけています。
昨日は1万歩を越えていたのですが、今日は2000歩ちょっと。
これでは体重が増えるわけですね。反省の日々です。
●5月20日(土)東日本実業団
新入生合宿研修は、何人かの学生がリーグ戦中ということもあり、9時にホテルを出発。
10時には、大学へ。
2時間ほど学生の練習。
気温も高く、みんなの調子もうなぎ登り。
福島のコンディショニングは簡単。
気温さえ上がれば、調子はあがります。
本当にやりやすいですね。
こんなのを「地の利」というのでしょうか?
12時に松本@福島大TCをピックアップして、仙台に
今日のお昼は、ケンタッキー!とひらめいて、ドライブスルー。
こんなしゃれたものは、滅多に食べませんが・・・・
何せマックを食べたのは、大学入学後、
ケンタッキーフライドチキンに至っては、20歳を過ぎてから食べました。
それぞれ衝撃的においしかったのを今でも覚えています。
本当に田舎で育ったんです。
実家の近くに信号機が着いたのは、たぶん10年くらい前だったと思います。
川本の実家から小学校までは、信号がありません。
実にいいところで育っています。
ですから、高校生が外で食べるものは・・・「うどん」
いい時代でした。
おっと、フライドチキンの話でした。
このフライドチキン、運転しながら食べるのには、ちょっと適していません。
助手席の松本の助けを借りながら、幸せになりました。
「先生、あ〜ん」なんてことはありませんから・・・・念のため
1時間ちょっとで、グランディ21。
先週とはうってかわって、気温は22度。
風はありますが、陸上日和です。
午前中に200の予選は終了していました。
ビデオで確認。
木田@北海道ハイテクは、まずまずの走り。
渡辺@ナチュリルが間抜けな走りをしていました。
プラ2でやっと決勝へ。
まあ、ちゃんとした競技会で200を走るのは、室内以来2度目の経験ですから仕方ありませんね。
ここは、コーチの腕の見せ所。
決勝のアップで、コーナー走とコーナーの抜け、そしてレース構成を修正。
まあ、スタートからフィニッシュまで全部です。
どう変えたかは、いつものように企業秘密。
木田も悪くはなかったのですが、堀江さんに負けていました。
やはり、決勝では負けてはいけない相手です。
秘策?を伝授。
こういう勝負事って面白いですね。
決勝は、修正の甲斐あって渡辺が2位、木田が3位。
1位の信岡さんと渡辺は1秒の差がありましたが、ここでは、決勝に進んだ他のメンバーに勝ったことを評価しましょう。
勝負事は、対戦成績が重要。
勝つことで、自信がつきます。
勝つことは、一番のメンタルトレーニングだとおもいます。
まあ、メンタルトレーニングの正しい手法は専門家に任せて、
素人は、ひとつひとつ実績を積み上げていきましょう。
吉田の400Hは、58秒16で優勝したものの、いまひとつスピードに乗り切れません。
日本選手権に向けてもう一絞り必要ですね。
今日はナチュリル、富士化学工業から副社長さんをはじめ応援団がいらっしゃいました。
富山から専務さんも駆けつけて下さって、NACをバックアップする会社の意気込みが伝わります(富山からは他にも有力社員さんが3名も!!)。
Tシャツもできていました。
紅白の小旗も準備して、完璧。
あとは、横断幕とノボリ?
ちょっと騒がしい応援集団でした。
これまで、自分たちだけで競技をしていた選手たちにとっては、本当に心強い味方です。
一体感が醸し出されて、いい感じ。
ただ、応戦スタイルはまだ確立していません。
日本インカレで勉強してみては?とアドバイス。
全日本実業団では、学生ばりに「ゴーゴーレッツゴー」が聞けるかも知れません。
でも、実業団では浮きますか?
夜は、応援団チームと食事!!!
富士化学工業の体育会系ノリは見事です。
●5月21日(日)東日本実業団
100の予選。
松本は、いつもの感じですが、ちょっと力強さに欠けました。
渡辺は、どうしたんだ!というくらい今日も間抜け。
スタートが200のスタート。
大学で見せていた、切れ味抜群のスタートは影をひそめて、寝ぼけたスタートになっていまいました。
400は予選がなくなり1発決勝。
54秒95で木田が吉田に競り勝ちました。
タイムが1秒くらいモノ足らないのですが、風が強かったので仕方に所でしょうか?
800は、竹内@秋田ゼロックスが西村さんに競り負けて2位。
ここあ大事なところです。
竹内は力はあるのですが、勝負に対する執着心がありません。
もう少し欲が出るといい選手になると思います。
アップのできは、2分5秒くらいの手応えはありました。
まあ、タイムを出してから大きいことは言いましょう。
坂水@ナチュリルは、今回は2分10秒が目標。
練習タイムからは、いけそうですが、ここ一番の踏ん張りが不足しています。
今回も目標達せできずに4位。
同じレベルの選手に競り勝ったのは、評価しましょう。
でも、後ふた絞り必要です。
100決勝は、信岡さんが欠場。
アップで間抜けなスタートを改善した渡辺ですが、本番では発揮できずに佐藤さんに先行されます。
ここで、力強いスタートからうまく加速した松本が、追いついてきますが、佐藤さんがうまくスピードに乗って1m程リード。
そこから松本、渡辺ともに追い上げます。
80くらいで渡辺が並び、最後の4歩で佐藤さんを逆転。
松本は、追い込みきれず3位。
風のためタイムは出ませんでしたが、渡辺の勝負としては合格点。
松本、佐藤さんは昨年の日本選手権ファイナリスト。
ステップアップするためには、勝つことが大切。
ナチュリル応援団は、フィニッシュライン間際の特等席で見ていましたから
渡辺の逆転劇に大興奮!!
そのまま川本は、大学へ。
午後からインカレチームの練習です。
練習開始は15時。
100の決勝は14:15の予定だったので、そのまま競技場を後にしたら、アップ終了後に着く予定でした。
でも競技が遅れたため、予定より30分遅れて出発。
警察車両には、細心の注意を払って、少しだけ急ぎました。
本練習が始まる直前に着いて、セーフ。
この1週間が勝負ですね。
●5月22日(月)いつもの月曜
土、日と日記をアップしていなかったので、早速作業に取りかかろうとすると、電話。
終わって、そのことを処理して、さあ日記(そこまで力を入れることはないのですが・・・)。
すると、電話。
朝はそんなことの繰り返しでした。
それにしても、電話の多い午前中でした。
午後から大原看護学校の非常勤。
だんだんテニスらしくなってきました。
大学に戻ると、運動用具の納品でした。
納品用具をチェックして、それぞれの担当の先生に納品をメール。
倉庫には、それぞれの先生に入れてもらいます。
おっと、ゼミが始まっています。
サッカーのトレーニング関係の論文を抄読しました。
終わって夕方からは、こまごまとした仕事するためにPCの前に座り続けました。
今日は6000歩しか歩いていません。
●5月23日(火)普通の日
1コマ目:大学院の講義
今日は走高跳の技術構造について、ビデオを観ながら検討。
でも走高跳は、ちょっと苦手。
というか、どうしたら跳べるかが本当のところ分かりません。
まあ、らしいことは少しは言えるのですが・・・・
それらしい選手が来たら勉強します。
2コマ目は、報告書作成。
お昼もOL達は仕事をしています。
それぞれきりがいいところで食事をとっています。
13時ちょっと前に昼食も食べずに業務をこなしていた吉田が「中村先生の所に行ってきます」
と、書類の確認に行きました。
すぐに戻り「会議中でした」
!!12時30分からの会議をすっかり忘れていました。
中村委員長から会議の開催通知が来ていました。
スケジュールボードにも書き込みを忘れていました。
まあ、そんなこともあります。
ボードに書き込まれていないと、一切忘れてしまいます。
本当にスケジュールボードだけが頼りです。
今日は、OL日記にあるように仙台で合宿中の円盤の畑山くんとハンマーの土井君が遊びに来てくれました。
投てきの学生には、いい刺激になったと思います。
それに比べるとスプリント系の学生は、恵まれた環境ですね。
ただ、全然活かしていないのが、難点です。
3コマ目も報告書作成。
一向に終わりがみえません。
4コマ目は、スポーツ実習「スプリント」
今日のテーマはトップスピードを上げよう!!
女子学生も4名受講しています。
「よくこんなマニアックな科目を受講したね」
と聞くと「この授業がとりたかったんです!!」とうれしい答え。
今日も気合い充分で、教えました。
夕方から練習。
投てきチームは、ずっと前から投げています。
みんな本当に投げるのが好きなんですね。
練習開始前にNHK山形の取材。
池田の日本新へのコメントです。
19時から福島大学スポーツユニオンの総会。
会議はいつもの中華料理屋さんでした。
●5月24日(水)成田まで
朝やることは、パッキング。
月曜日には帰国なので、きばることもなく、サーキットと同じようなもの。
15分くらいで終了。
おっと、忘れいけないものが、パスポート。
ただ、今回は、中国の鄭州に行くことは知っているのですが、後はよくわかりません。
大体、鄭州の中国での位置もあまり定かではありません。
ホテルも広州大酒店というのは分かっているのですが、住所も分からず行くことになりそうです。
アジアでもまれ続けているチーム川本はあまりそんなことには、こだわりません。
まあ、行けば何とかなる、じゃない、何とかするのが、チーム川本。
パッキングもすぐ終わったので、いつもの時刻に出勤。
午前中は、報告書作成。
月末までのものですが・・・・・終わりませんでした。
吉田、池田、久保倉は午前中練習。
丹野は授業があるので、午後から練習。
6月の最終週に東北学生総合体育大会があります。
この管轄は学生課。
つまり大学主体の大会です。
ですから、エントリーなども大学を通して行います。
そのエントリーの締め切りが金曜日!!
これを昨日聞きました。
選手選考ができないから、交渉して来い!!
といっても相手(主管の弘前大)があることだからちょっと難しい話です。
要は、うちの大学のミスですが・・・・
でも、昨日の今日で選手を決めることは難しいので、ダメ!とマネージャーに伝えました。
そういわれると学生課も困ります。
とりあえず、明日、選手選考のトライアルをすることにして、
エントリーシートは金曜日に出すことにしました。
貸しを作ることも大事。
おっと、陸上部は借りを作ってばかりだから、チャラかな?
12:30から健康・運動系列会議。
2時間ほどで終了。
グランドに顔を出して、練習を眺めました。
丹野の練習が終わったので、じゃあ30分後に出発。
福島駅には、新幹線発車の7分前に到着。
みどりの窓口は、行列。
とりあえず、東京までの自由席を自販機で買って、飛び乗りました。
大宮あたりで、真っ暗になり稲妻が!!!
この世の終わりかと思うくらいの天候でした。
東京駅でも成田EXに8分の待ち合わせ。
これはピンチ!!
ここでもダッシュ。と言ってもwithスーツケースなので、気持ちだけダッシュ。
ぎりぎりセーフ。
成田空港からホテルへ。
何せ、空港に着く直前に「今日どこ泊まるの?」
なんて、聞いているお気楽監督です。
空港でシャトルバス乗り場に行くと、ホテル行きのバスが到着。
ここでもダッシュ。
ぎりぎりセーフ。
非常に時間が短縮できた移動でした。
一足先についていたみんなとちょっと遅い夕食。
といっても普段よりは、ずっと早い夕食。
生ビールをジョッキで2杯頼みました。
会計は1800円!!
何かの間違い?と思うくらい。
いや〜高いビールでした。
まあ、お姉ちゃん4人に囲まれてビールを飲んだと思えば安いのですが、
そうとも思えないですからね・・・・・・
●5月25日(木)鄭州へ移動
成田のホテル出発は8:00。
毎回海外遠征では、失敗する久保倉。
パスポートの有無は昨夜のうちに確認しておきました。
出国は、10:25。
書店によって、ダヴィンチコード・下を買い求めていると「先生!」と
宮田記者@共同通信にバッタリ。
テニスの全仏オープンに取材とのこと。
「インカレはいけませんが、頑張ってください!」
ということは、ずっと取材でフランス?大変ですね。
今回のフライトはJALです。
北京までは3時間45分。沖縄に行くくらいの感じですね。
でも、食事も出て、ビールもワインも飲んで、やっぱり国際線に搭乗した雰囲気は味わいました。
ビデオも観ていたのですが、途中で眠っていました。
北京空港で乗り継ぎ。
「ターミナルが違う。14:30にはクローズするから」とお姉ちゃんに言われて、慌てて隣のターミナルへ。
途中で、「チケットを見せてください」とお兄ちゃんに言われて、提示すると、「こりゃいかん、少し急いで!」と中国語と英語で言われました。
ここいら変がちょっと怪しいのですが、胸にはchina east air らしきバッチが。
で、第2ターミナルに着いたら、これで大丈夫!とチップを要求されました。
吉田たちの荷物を持っていた兄ちゃんの胸にマークは「ランバード」!!
よくある手ですね。
やられた!って感じはしましたが、川本としては、昨日のビールのほうがやられた!!!感は強かったですね。
吉田は、あんなのにやられるなんて・・・・と落胆していましたが・・・・
感じとしては人の心の隙をついて「うまい!!」ですよ。
外国の空港では、無理やりスーツケースを運んでチップを要求する人もいますが、頭を使った分だけ中国の人が上手!
ここでは、人をだます人もいる!ということが分かって、いいスタートでした。
福島に住んでいると、まわりがいい人ばかりで、人を疑うことをしません。
大学でも陰謀が渦巻く!なんてもこともなく(気づいていないだけかもしれませんが)平和に暮らしています。
北京から鄭州(Zhengzhou)まで1時間20分のフライト。
たぶん、緯度は台湾ぐらいだと思います。
空港で組織委員会のお姉ちゃんにピックアップしてもらって、ホテルへ。
40分くらいで市内に着きました。
ホテルはキレイでいい感じです。

お風呂のお湯もきれいな水の色ですし、シャワーの勢いが弱いのが玉に瑕ですかね。
川本は勢いのいいシャワーが好きです(これは誰も?)。
食事の前に散歩
ホテルの隣は、人民公園。子供だましのような遊具もあり、不思議な公園ですが、まあ散歩するには十分。

食事は、中華。
アジアサーキットを回っている感じで、ぜんぜん大丈夫。
ちょっと塩分が多いのは、南方のせい?
でも、サラダ(生野菜)はやめておきました。
ここではスイカが旬なのでしょか?街でたくさん売っていました。
で、旬なものを食べておこうと、スイカは食べてみました。
選手たちは、手をつけていませんでしたが・・・・・
食事に関しては、とりあえず気をつけるに越したことはありません。
これで川本のおなかが大丈夫なら、明日からスイカはOK。
食後は水を買いに近くのコンビニに。
お店はきっとシブン・イレブンだと思います。
今日のビールは500mlで3.5元(60円!!!)。
どうだ!!って感じで飲みました。

●5月26日(金)前日練習
日本との時差は1時間です。
今日は7時過ぎに起きる予定でしたが、日本時間の6時過ぎに目が覚めてしまいました。
2時間も早起きしてしまって・・・・・
散歩をして食事。
今日の天候は、どんよりした曇り。これって黄砂?
道は自転車と車で、トラフィックジャム状態。

交差点のところでは自転車のブレーキのキー、キー、キー、キーという音が重なり合っています。中国ならではの音でしょう。
慣れるまで(まだ慣れません)大変です。
それぞれの自転車に油を差して、あの音を止めたい衝動に駆られました。
午前中はテクニカルミーティング。
Yoshida がYaoshidaにKubokuraがKubokuroになっていました。
今日の突然のエントリーでも大丈夫ということだったので、丹野を日曜の200にエントリー。
全種目、予選、決勝のみ。
つまり、予選はタイムレース!!
この大会は、中国全土から選手が集まっています。
プロに載っている表の読み方が間違いじゃなかったら、選手は1200名を超えています。
海外組は、オーストラリア、ベトナム、台湾、シンガポールそして日本。
丹野が急遽エントリーした200は、もちタイムが22.94・23.38・23.41・23.50・23.56・23.81・23.86と俄然やる気が出てくるラインアップ。
いい経験になります。
400も52秒台の選手もいて、いい感じ。
参加者は、56名!!
池田の100Hは13秒05の選手も登場。
池田も俄然やる気を出しています。
400Hは54秒が1人、55秒3人、56秒2人と上位は実力者ばかり。
やる気が沸いてきます。
今のところ、世界は池田を除いて、挑戦するにはちょっと遠い感じです。
予選落ちするだけの試合はしたくありません。
で、アジアだと勝負できるくらいの力がつきました。
これも、10年前は、うちのチームとして勝負なんて考えもできませんでした。
こうやって、少しずつ階段を上がっていくしかないんですね。
午後から練習。
スタジアムは、「河南省体育中心」たぶん「河南省スポーツセンター」
これは、長居競技場の8割くらいの大きさで、立派。
 
肝心のサーフェスは、チップ仕上げですが、アジア選手権の仁川@韓国よりは硬い感じがします。
まずは、スタジアムの撮影

途中でいきなりの夕立。
それまで、スモッグがかかっていたような練習終了は16時15分。
ホテルへ帰るバスは17:30。
待つには時間がありすぎたので、タクシーでホテルまで。
道路は人、自転車、バイク、車のごちゃ混ぜ状態。
事故が起こらないのが不思議なくらいです。
歩行者優先なんて、全然ありません。
でも、自転車に乗る人、高級車に乗る人、
日本で言うと、40年くらいが一度に凝縮して混在している感じですね。
今にいながらタイムスリップしているというのがいいのかな?
スタジアムは立派ですが、トイレとなると、ごめんなさい!!というくらい不衛生です。
混沌としてるのが中国?
夜は、中国陸連主催の歓迎会。
海外組が招待されました。
高級な食べ物(写真:写りは悪いですが、鶏の頭です)はいいのですが、
乾杯の連続で・・・・・

それも赤ワインか白ワイン(これは度数が60度あるやつ、白ワインではありませんね)で乾杯。
力いっぱい飲み、友好親善。
●5月27日(土)大会1日目
朝は、丹野と散歩からスタート。
お姉さんたちは、競技や練習の関係で少しゆっくり目。
川本と丹野は一足先に競技場へ(写真1丹野ファンへのサービス)。

競技場では、ワゴン車でTシャツやジャージを販売しています(写真2)。
それもナイキやランバード!!
どう考えても、ばったものですが、made in CHINAなので、本物?

今日の天気は晴れ、でも西風が8mくらい吹いています。
一緒に黄砂も吹き荒れています。
スタジアムのいすは、黄砂でこんなになっています(写真3)。
コンタクト派の吉田、久保倉は目を守るために思い思いの対処法を・・・・

吉田はゴーグル!、久保倉はサングラス(写真4)。
その後ろの丹野は、黙々とアップ(写真5)。
 
10:45から予選。7組ありました。
丹野は55秒84で決勝へ。
風はスタートからフィニッシュまでずっと強い向かいでした。
吉田、久保倉の練習終了を待って、ホテルへ。
この大会は、午前と夜の2部制です。
ホテルで昼食。
15時のバスで池田とスタジアムへ。
池田は軽くアップして、予選は13秒21(+2.0)で通過。
アップ中にいいアイディアがひらめいたので、予選で早速やってみました。
結果は、5台目までできました。
ただ、その後は、筋力?がついていきませんでした。
池田のレースが終わった頃、きれいな夕日でした(写真6)。
明日は、20時30分過ぎのレースです。
簡単な照明しかなかったのでアップの頃は真っ暗。
ハードルを跳ばないアップを検討しました。

丹野の決勝は20時05分。ただ、競技が20分遅れたため、ずっと待ちました。
電光掲示板などは立派なのですが・・・・・
決勝の丹野は全然走れずに53秒90で2位。
織田記念と同じ状態です。
たぶん、予選の向かい風で力を入れて走ったので、リズムを崩したのだと思います。
アップを見ていて気づかなかった川本の責任です。
何をしに中国まで行っているんだ!!という感じです。反省。
丹野のダウンが終わったのが21時10分くらいかな。
ホテル行きのバスは22時。
そんなに待てないので、タクシーで帰ることにしました。
なにせ、丹野の200予選は8:55スタートですから・・・・・
ホテルについて夕食会場に行くと、掃除の最中。
夕食は21時まででした。
でも、「2階に行って」という中国語で、2階へ。
川本の中国語は、ほとんどダメ。
今回分かったのは、お姉さんが指でVサインをしていたからでした。
きっと、2階に食事を準備しているということかな?と想像して2階へ。
それらしい部屋がありません。
でもレストランが営業していました。
食券(ミールクーポンですがここは中国風に)を見せると、受付のお姉さんはどこかに電話。
やっぱり、だめか!
と、そのとき、フロアー主任風のお姉さんが大丈夫よと我々を案内してくれました。
この辺の記述は、1を聞いて50くらい想像できる(できる人の5倍!)吉田が乗り移っています。
レストランでは、飲茶をいただきました。
英語が話せないのが難ですが、みんな親切なお姉さんばかりです。
もうひとつ、このホテルのいいところを。
ドアのノブは真鍮でできています。これがピカピカ。
鏡もピカピカ。
その枠もピカピカ。
水道の蛇口もピカピカ。
本当に心のこもった、滞在しやすいホテルです。
幸せになって、部屋に戻ったのが22時30分くらいかな?
明日は、6時に丹野と散歩です。
丹野にとってはハードな競技会です。
●5月28日(日)最終日
ドアをノックする音で目が覚めました。
朝の散歩に遅刻!!
枕もとの時計を見たら「1:45」
「1日目のリザルトができました」
頑張ったのは分かるけど・・・・・
この時間にもらっても、どうしようもないから・・・・
でも、この時間まで作業をやってくれてのですね。感謝
朝は、6:10から丹野と散歩。
出発は、7:00タクシー。
散歩のときからホテルの前に停まっていたおばちゃんタクシーです。
スタジアムまで19元。
20元渡すと、おばちゃんが「1元のおつりはいいよね」という顔をしていました。
期待通り、キープ ザ チェインジ。
破顔一笑のおばちゃんでした。
8:55!!丹野の200予選。アップで昨日の修正をします。
思ったように改善できません。
F1エンジンの調整みたいなものですね。
ちょっとの狂いが、大きなダウンに。
そして、完璧に調整できると、とてつもない力を発揮する・・・・
今の丹野は、調整段階。
インカレくらいで、大ブレイク?
予選は、24秒53(0.0)で7着通過。6位から24秒52・53・54・55・56というきわどさ。
持ちタイムからするとこんな感じです。
準決勝があると、もっと面白かったなあと感じます。
走りそのものは、中の下。
いまひとつタイミングが合っていません。
400H予選
吉田(写真1:今日はサングラスで登場)は、いい感じで、押さえ気味に走り58秒40で通過。
9台目はミスしましたが、決勝に期待が持てる感じでした。
やや重の感じ。

久保倉(写真2:目を開けろ!)は、1台目つまりすぎるくらい好調。
「何だか逆足が多いと思ったんですよ」のとおり7台目まで16歩。
自分の好調さが自覚できないのが、久保倉のいいところ。
ただ、飛ばしすぎて後半失速58秒98で通過。

この原因は、スタート前にありました。
みんな準備しているのに久保倉だけハードルを跳んでいます。
通告も始まったのですが、言葉も分からず、慌ててジョッグで戻りました。
スタート位置でタイツを脱いだ瞬間、位置について!
ハアハアした状態でスタートに!
これも久保倉らしいといえば、久保倉らしい一面です。
ここで、一旦ホテルに帰り、昼食と昼寝。
2時間の昼寝の間に5回起こされました。
夕方、最初の決勝は、400H
スタートは19:35だったのですが、現地では19:25スタートといわれたようです。
吉田は35分だからと言って、断固準備しないで待っていました。
アップからスタートまでぎりぎりの時間でやっているので、休みが少ないと回復しません。
一方、久保倉は午前中のことがあるので、タイツを脱いでいつでもいける状態で大待機。
結局スタートは、19:30。
川本がスタンドの階段を上がろうとすると、通告が聞こえました。
これは中国語なので、全然分かりません。
ただ、途中に英語が入りました。
きちんと聞き取れなかったのです、3人ほど置いてまた英語。
吉田が3レーン、久保倉が6レーンです。
こりゃあ、始まる!!
と階段ダッシュ。
スタンドに着いたときは、「用意」がかかっていました。
スタートから好調は、久保倉。
吉田は1台目からスピードに乗れません。無理に走っている感じでした。
久保倉は快調。
ホームに入ってもいい感じでスピードを維持して56秒61でフィニッシュ。
世界選手権の標準Bまで0秒11。
昨年もアジアGPで56秒58で惜しい!!という結果でした。
うれしいような、残念なようなタイムでした。
吉田は58秒69と予選で軽く走ったときより悪いタイム。反省の余地あり。
スタンドはこんな感じです(写真3)。
スタンド中央には入れないので、ほんの一角に人がいるだけです。
中国の陸上人気も日本と同じくらい寒いものでした。

丹野200はスタートですこし置いていかれました。
その後、いい感じで持ちなおし、コーナーを抜けて、横一線。
もしかして?と思ったら
「みんなも同じようにスピードが上がりました」と
そのまま一線でフィニッシュラインへ。
24秒32(+0.2)で5着は、順当。
やっと走りが戻りかけました。
池田の100H決勝。
このレースも新しい試みをやってみました(企業秘密)。
スタートから池田は、抜群のでき。
隣の13秒05の選手をぶっちぎります。
と、うまくいったのは6台目まで。
12秒台を確信させる前半でしたが、後半大きく失速して13秒34(0.0)
風が追ったら・・・・・
ただ、今回の試みは非常にうまくいったので、今後に期待。
と、言っても次のハードルは南部?
という訳で、今回の中国ツアーのMVPは久保倉に決定(写真4)

●5月29日(月)帰国
ホテル出発は8:20。
鄭州の空港で、選手達はそれぞれの所属におみやげを購入。
室長は、空港でも「まけて〜」と値切ります。
このたくましさが、アジアでは重要。
北京までは、順調な空の旅。
途中、いたるところろに茶色の土が露出していました。
これが黄砂の原因ですかね?
今回の遠征では、この黄砂にずいぶん悩まされました。
なにせ、吉田はゴーグルですから・・・・
目もそうですが、呼吸がだめ。
カラオケをやりすぎた翌日みたいにノドをやられます。
オーストラリアの選手などは、すごく咳き込んできました。
うちの選手達もこれには、ちょっと勘弁!って感じでした。
でも、やっぱりホコリ(黄砂)ですかね。
ホテルに戻って、手や顔を洗うと水が汚れますから・・・・
ちゃんと洗わないと、タオルが真っ黒!(ちょっと言い過ぎ)
北京空港でJALのカウンターが見あたりません。
よーく見ると、セキュリティチェックを受けてから、中でチェックイン。
なーあんだって感じでした。
無事、出国審査も終わり、搭乗。
そこからが、悲劇。
なかなか飛び立ちません。
出発時刻を20分ほど過ぎてから
「北京空港は、ただ今離陸の便で非常に混んでいまして、等機は13番目です」
一体いつになったら飛べるの?って感じでした。
結局90分ほど遅れて、やっと北京を後にすることができました。
成田到着は20時。
福島の最終新幹線は21時30分くらい。
こんなこともあろうかと、昨夜、東京駅の近くのホテルを予約しておきました。
「備えあれば憂いなし」
夕食は22時過ぎからホテル近くの居酒屋でスタート。
居酒屋は、好きなものが食べられて、非常に便利です。
飲むのはオヤジだけですが・・・・・
●5月30日(火)大学へ
朝、東京から福島へ。
大学へ行こうかと思ったら、あまりの車の汚さに「これは洗車!」
結構気楽な稼業ですね。
お昼に出勤。
木田と報告書の最終チェック。
やっと完成しました。
4コマ目は、「スプリント」
今日はダッシュの神髄のさわりだけ。
これは難しかったですね。
来週もダッシュの神髄。
夕方から練習。
インカレに向けて急ピッチ。
5月31日(水)
午前中、たまっているメールの仕事。
仕事はメールに乗ってドンドン運ばれてきます。
月陸から依頼のあった池田久美子物語は、書けず・・・・
中国で書く予定でしたが、資料を袋ごと忘れてしまい、結局ダメでした。
12:30 スポーツ・芸術創造専攻の教員会議。
これは、司会の先生の段取りの良さもあって、30分で終了。
会議はこうでなくっちゃ。
13:30 練習
インカレ前の最後のポイント練習かな?
でも、この時期のインカレは時期的に少し早いですね。
何よりも1年生が本気になっていません。
一般入学の学生が多いので、彼らはやっと受験疲れから抜け出したところ
まだ、寝ぼけた顔で練習しています。
それにつられて、推薦チームも気分は1年生です。
まあ、うちみたいな大学はしかたないですね。
上級生に期待しましょう。
でも、4年生は「就活」も「教育実習」もあるし・・・・
本当に普通の大学生のことを考えて、競技日程を決定しているのでしょうか?
疑問です。
学生の競技会は可能なら、大学の休みの期間にするのがいいと思います。
最近は、どこの大学もセメスター制をとるようになって、
夏休み前に試験まで行うところが多くなりました。
9月の上旬などは、どの大学もきっと夏休み中だと思います。
9月だと大部分の4年生は就職もほぼ決まり、教育実習もなく、
教員採用試験の1次は終わっているし・・・・2次にぶつかるかな?
1年生も夏合宿を過ぎて、大学生らしくなるし・・・
休み中に競技会があれば、授業を休むこともなく、いいことずくめですけどね。
東北インカレも土・日だけ2週にわたって開催!
なんてことは、できません。
何せ、東北は広い。
移動だけでも時間もかかりますし、何より交通費と宿泊代がかさみます。
そこいら辺も関東や関西とは違いますね。
で、東北インカレは週日を含んだ開催となってしまいます。
大学生の本分は、大学で学ぶこと!
忘れてはいけませんね。
そう言う意味でも、日本インカレは、少々残暑が残っていても夏休み中にやるのが大学人の良識と思います。
まあ、そんなことを言っていたら「競技力向上」は、どうするんだ!
と言う声も聞こえてきそうですが、まずは学生ですから・・・
学生を競技会で休ませることは、本当に気が引けます。
トップクラスの学生は、金曜日の授業の出席日数が不足します。
大会によっては、金曜日の4コマまで授業を受けて、土曜のレースに夜移動ということもあります。
福島からなので、やはり金曜のお昼から移動させたいのですが、本分は本分。
昨年までは、日本インカレも金曜日は、授業がある学生は授業を受けてから土日だけ応援という態勢をとっていました。
今年は、応援もインカレ!と考え直して金曜からの参加にしました。
その代わり、今まで応援も含めて全員で行っていた東北学生総体は、選手だけの参加にしました。
大学の先生として、少しは学生の学業も考えています。
おっと話が違う方に進み出しました。
まあ、インカレを夏休み中の9月にしよう!ということでした。
18:00からバドミントンの授業。
今日は、めずらしく懇切丁寧な指導をしてしまいました。
先週、中国行きのために休講にしたいので、罪滅ぼし?
研究室に戻り、何だかんだで21時過ぎてしまいました。
帰ってバリバリバリューを観ながら夕食です。
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