川本かんとく陸上日記
202年5月の日記

●5月1日(水)

 1コマのゼミの後、昼間、会議がひとつだけあって、午後は練習。今日は、ちょっと時間にゆとりがありました。茂木のハードルが本気モードに入りつつあります。池田はあとひと絞り。400パートがいい練習をしていました。水戸国際(5/6)が楽しみ。また、内山君がいい感じ。昨日のスティック練習からきっかけを掴んだみたいで、いけてる走りに変わってきました。師匠の宮田(貴志/98ICチャンピオン)も「いけてますね〜」と嬉しげな眼差しでした。

 6時から夜間の授業。ゴルフです。でも、照明がないので、打席で打てるのは、日没で終了(ちょっと間抜け)。陸上競技場に場所を移して、わずかな夜間照明でアプローチの練習。

 夜は、H高N冨先生とF高W部先生と大阪屋集合。指導者談義に花を咲かせました。大阪屋では、いつもの常連さん(いつもいるから常連さん?)が楽しそうな会話で盛り上がっていました。我々も大盛り上がりで、気がつくと閉店時間をとうに過ぎていました。親方ごめんなさい。

 入店早々、田口監督とゴルフの約束をする約束でしたが、いつの間にか約束を忘れて、飲んでいました。ゴルフはいつできるのでしょうか?まあ予想では、年末かな?せめて夏に1回くらいの時間は欲しいものです。

 

 

●5月2日(木)

 1・2コマ授業。吉田以下5名は朝から静岡国際に出発しました。川本は、午後の授業を終えて、夜、静岡に行く予定です。昨日のうちに明日の朝の集合時間を決める手回しの良さ。7時半、玄関前集合。今夜は、ゆっくり寝ます。

 

●5月3日(金)

 昨夜は、10時に静岡に着きました。夕食は、新幹線の中。GW後半戦ということで、超満員。ホテルの前のケンタッキーでチキンを買って、太ってしまいました。

 今日は、絶好の陸上日和。ちびっ子達が、サイン帳や色紙を片手に選手たちを追っかけます。さすが、陸上が盛んな県はひと味違うという感がします。ただ、サブトラックにも入ってくるんですよ。サブの周りはフェンスがあって、入口もきちんとしているのですが、小学校リレーの選手たちなので、IDを持っています。明らかに練習(アップ)とは違うので、入らないようにして欲しいものです。ちょっと危険。これは、昨年の反省会(強化委員会)でも言ったのですが、改善されていませんでした。選手たちは真剣ですから、アップの途中で、「サインお願いしま〜す」は勘弁して欲しいところです。

 伊東浩司君が甲南大の先生として、サブに登場。10秒00の日本記録保持者は、現役を引退しても大人気。川本と話している途中に「サインお願いしま〜す」そこで、伊東先生は「ここは、アップ場だろう。選手のみんなは、一生懸命練習している。サインはサブグランドの外でするから、出ていなさい」そのとおり。選手はやっぱり競技に集中したいもの。伊東選手、もとい伊東コーチならではの発言でした。選手の時からこの手の問題には、きっと頭を悩ましていたんでしょうね。子どもたちの気持ちも分かりますが、選手のことも周りの大人達が考えて欲しいものですね。選手たちはサインをやれるときは、ちゃんとしますから。

 為末君は、レース終了後、主催者に「サインをしますよ」と自ら申し出て、急遽サイン会を開いてくれました。大変なことかも知れませんが、必要なことですね。池田?どこに行っても人気は高いのですが、まだ学生でもありますから、その手の活動は控えさせています。卒業し、社会人になったら、きちんとした活動を考えています。

 400Hで、原田が61秒53で日本人3位。ちょっと収穫。実力的にはいけていると思いますよ。日本選手権の参加標準記録が61秒50なんですよ。原田の持ちタイムは61秒51。今回もわずかに届かず。8・9・10台目とも足が合わず、チョコチョコハードル。う〜ん惜しい。原田は100Hのインターハイチャンピオン。最後の学年に賭けます。川本もこのまま沈めておく気持ちはありませんから頑張ります。日本インカレを楽しみにしていて下さい。

 帰りは、原田統括部長と一緒。聞けば、康さんも昨夜、同じ新幹線。互いに遅かったので、遠慮して「飲も〜か?」の電話を入れなかったと判明。同じ列車だったら駅からそのまま飲みのパターンですが、互いの人柄が偲ばれますね(自分で言うか?)

 

●5月4日(土)

午前中、大学で練習を見ました。東北インカレも2週間後と迫り、緊迫したいい雰囲気になってきました。このままいい状態で、インカレに突入したいものです。上級生の盛り上がりが、大切です。

午後から資料整理。ピカイチノート点検。

今日は早く帰ろうっと。

 

●5月5日(日)

 午前中、11時まで大学とTCの練習。みんな元気でいい練習を展開中。名残は惜しいのですが、車で水戸へ出発。お昼は得意のコンビニ。後ろでズルズルと音がするので、ミラー越しに覗くと坂水がソバを食べていました。車の中だけにはこぼしてくれるなよ・・・・でも音はツルツルではなくズルズルでした。坂水なりに気を遣ったのでしょうか?
 その坂水。今回水戸国際に参加した女子7人の内、ただ一人日本選手権の参加標準Aをクリアしていません。56秒20なので、坂水の練習の状態からすれば、昨年中に楽にでているタイムです。締め切りまで、あと数日。水戸国際陸上にかけます。ホテルに到着してみると、坂水の名前が宿泊リストにありません。プルグラムには記載されているのですが、いや〜な予感。

 池田の練習。最近、踏切で、わずかにひざが抜けるというか、ピシッと地面反力がもらえていません。ビデオで見てもあまり分かりませんが、本人の感覚と川本の観察がそういう結論に達しました。まあ跳躍練習も大してやっていないので、仕方ないことですが、水戸国際に臨むための課題は、骨盤の使い方にしました。詳細は企業秘密です。教えろとか言わないで下さい。

 松本、吉田、木田はいい感じ。2日前に風邪をひいた佐藤はちょっと不安。キャリアがない久保倉、竹内には、気後れすることなく、いつものようにと指示。このいつものようにというのが難しいんですよね。気負うとだめだし、かといって落ち着きすぎてもねえ。勝負事ですから、力がでる状態、勝てる状態を作らなければいけません。このサーキットは、一流どころが集まるので、その選手たちの格に負けないような面構えを作るにはいい練習場です。

 水戸のレセプションは、小学生、中学生が一緒に参加するため、ノンアルコール。福島大勢は全員参加。選手で参加したのは、ミズノチームと福大チームとイボンヌとあと誰だろう?いてもちょっとだけ。数カ所に分かれているホテルからバスも出ているのですが、誰も参加しません。少なくとも招待されている選手は、参加すべきだと思います。そういうところまで含んで、「招待」ではないでしょうか。福島大学は、レセプションは、いつも参加します。経費がないので、夕食代が浮くのも事実ですが、レセプションを企画する地元陸協の方のご苦労を考えるとみんなで「にぎあわせ」に行こうと思います。これも福島陸協の中に入れていただいて、担当の先生方の仕事を少しなりとも見ているから分かる部分もあります。これを読んだ招待されている選手たちは、ちょっと考えてみて下さい。競技に専念したいと言うことも分かりますが、国体のようにそんなに早い時間から始まるわけでもないしね。まあ、考え方はいろいろありますが・・・・・

 

●5月6日(月)

 強風です。400mの記録は難しい?サーキットの400mは一発決勝です。8名を越えると持ちタイム順に組を作ります。400mB決勝に竹内、坂水、久保倉が揃って出場。竹内は、いつも前半飛ばしすぎて失速するレースパターン。でも自重しすぎてタイムがでないこともあります。要するに3年生ながらレースがまだ組み立てられません。7レーンの竹内は、いつものように飛ばします。が、うまくリラックスをして、いったん下がっていきます。最終コーナーを抜け、竹内が遅れ気味。坂水、久保倉はじめ他の選手が一線でラスト勝負へ。ここから竹内が、猛追。坂水、竹内がフィニッシュへ。1着の竹内の速報は56秒10。坂水の標準は・・・・56秒17。破っていました。これで日本選手権決定。久保倉も56秒2で3位に入り、このクラスでは勝負できました。満点です。

 A組は吉田、木田の出場。吉田は今回も柿沼さんに0.2秒ほど負けました。ここ数回同じパターンで負けています。吉田には「ウサギとカメ」の話をして上げました。大阪グランプリで、答えを出しましょう。木田は、杉森、日色に勝ち、吉田に続いて日本人3位。54秒台で走り、実力がついたことを証明しました。つぎは、スピードをつけて53秒台へ。条件が良ければ、すぐにでそうです。

 松本も60まできちんと走れました。坂上さん、石田さんとはちょっと開きましたが、サーキットで瀬戸口さんに負けなしは、この時期充分。ラストの失速については、練習量の不足。普通の中学校の先生には、週日のこれ以上の練習量は難しいので、11秒8台は、よくやっていると思います。実業団なら、もっといけると思いますが・・・・・まあ、現役後も安定している職業を選んでいるのですから、このくらいがいいところでしょう。

 佐藤も800mD組で1位。このクラスなら・・・・・でも1分54秒ではねえ・・・・50秒台まで少しずつステップアップ。まずは、1面クリア。

 池田は、踏切2歩前までは課題をうまくこなしました。最後の2歩がうまくいかず6m30台。これから絞って、来週の大阪グランプリで、いけると思います。火曜、水曜の練習がポイント。ちょっと見えてきました。数日で良くなるのか?と疑問もありますが、ここまでくると、選手はポイント練習の一瞬で変わります。長くかかる部分が大部分ですが、すぐ変わってしまうところもありますよね。さなぎの次は蝶です。池田の脱皮を楽しみにしましょう。

 それにしても末続くんのの10秒05は凄い。

 

●5月7日(火)

 GWも終わって、いつものように大学が・・・・・授業と会議の1日でした。最後の会議がちょっと早く終わり研究室に戻ると茂木がサッとコーヒーをいれてくれました。ホッと一息。こんな一時に幸せを感じるオヤジでした。

 午後から雨。ちょっと練習内容を変更。この寒さじゃあ、普通の練習は無理ですね。グランドの藤の花が満開です。雨はちょうどいいかも?練習もここで休めってことですかね。

 

●5月8日(水)

 1コマ目のゼミが終わって、卒業アルバムの写真撮影・・・・・なんといつも来ているカメラマンは、研究生3年の藤田のお兄さん。ゼミでは、ビデオカメラの話からカメラの絞りなどにとんだのに・・・お兄ちゃんちょっと早く来て、説明してくれたよかったのに。それにしても近頃の若い者は、ものを知らなすぎる。蛍光灯がつく原理も知らなければ、東日本と西日本のヘルツの違い、そこからフォッサマグナまで・・・・ちゃんと知っていたのは、内山君だけ。佐賀県の教育水準の高さ?が証明されましたね。

 お昼は、その前に木次谷がたこ焼きを持って来室。ちょっとつまんで、教務委員の仕事。学生の事務的ミスの処置。本当に困ったものだ。

 終わって、教授会。福島大学は、大学再編と教育学部再編問題で揺れています。独立法人化に向けて、本当に生き残れるのでしょうか?生き残りを賭けた議論をしているのかちょっと疑問です。川本?練習計画を練っていました。ゆっくり時間がとれるのは、このときだけですからね。6時15分前に退室。教務委員長が、「飲みに行く?」なんて冗談を言うもんだから、みなさんの視線を感じてしまいました。授業です。

 授業終了後、教授会の後にもうひとつ会議をこなしてきた中村先生とお茶。青年海外協力隊二本松研修所の所長さんから頂いた二本松のどら焼きが疲れた身体と心を癒してくれます。中村先生と今後の体育科の行く末を検討。生き残るためには、何ができるか?川本は陸上しかありませんから、これで生き抜いていきます。一段落して、横マネ登場。みなさん横マネの写真は見ましたか?あの週間福陸4/29号に出てましたよね。新入生歓迎会のサルの横で(横マネは、幼稚園児のコスプレ)、裸で踊るお兄ちゃん達の真ん中で(横マネもスイマーで)。そして、「今週の人」コーナーで。普段はステキなお嬢さんですが、あっという間にあんなことができちゃうんですよ。すごい子ですね。で、横マネとエントリーや各大会の宿泊、移動の打ち合わせ。何でも、先先にやってくれます。本当に君はエライ。もともと横川は、走幅跳の選手だったのですが、混成をやりたいと言ってきたので、棒高跳をやったら?の一言で、「イヤです。マネージャーやります」とマネージャーに転身。決断の早さ。マネージャーは、彼女のいいところが、活かされていると思います。適材適所でした。今の福大陸上部には、いいえ川本には、なくてはならない人材です。彼女も4年生。卒業したらどうしよう?卒業させなければいいか?

おっともう9時だ。かえろうっと。

 

●5月9日(木)

 今日は、授業の日。2コマ目の「トレーニングマネジメント」は、A4の資料が1枚。その前にトレーニングの目的などの話をしていたら、酸素借や酸素負債の話題になってしまい(自分がしたのですが)、気がついたら、授業時間が終わってしまいました。昨日、時間をかけて資料を作ったのに・・・・・

 夕方、体協の小椋先生とHP作成の打ち合わせ。県体育協会のHPに新しい息吹を!

練習が終わって・・・・研究室では、吉田と茂木が「オヤジたちの夜」さんがカメラをゲットした話題で、盛り上がっていました。彼女たちは、デジカメが欲しいとのことでした。「チョウテン様」いい一品をお願いします。その時、茂木が「実家から持ってきた古〜いカメラがあるんですよ」

吉田「それって、手巻き?」

茂木「そうです。ふるいやつです」

吉田「レトロが好きなんだあ〜」そこでやめとけばいいのに(本人もきっとそう後悔しています)

吉田つづけて「それって、シロクロ?」

?????カメラに白黒があるか?テレビじゃないぞ。

白黒はフィルムが決めるんだろう?ねっ、よしださん(吉田は、明日は大坂グランプリで体協には行きません、月曜日にどんな顔をして出勤するのでしょうか。これを毎日読んでいただいている福島県体育協会のみなさん、吉田を温かく迎えてやって下さい。決して「あっ、白黒カメラを持っている人だ」なんて言わないで下さいね)。ここは伝説の先輩のコーナーではありません

 

●5月10日(金)

 大阪にやってきました。今年の大阪GPは、W杯のために長居から万博記念に変更。10数年前、この競技場で日本インカレがありました。福島大は持てる力を全部出し切って戦いましたが、日本インカレに相手にされませんでした。そのグランドに選手達と戻ってこれたかと思うとちょっと感慨深いものがあります。人間、絶対に夢をなくしてはいけませんね。夢を実現できるのは、自分だけなので、自分を信じて行くしかありません。万博のグランドに立ち、改めて40代の夢に向けてのファイトが湧きました。

 6時からレセプションがありました。その後7時30分から、なんと陸連の強化委員会がありました。2時間の会議の後、やっぱり大阪の街へ飲みに行きました。オヤジは、オヤジでした。

 

●5月11日(土)

 池田との朝練、朝食。8時30分から専任コーチ会議。9時57分終了、10時のシャトルバスへ飛び乗り。池田の走幅跳は約束通りまとまってきました。体も絞れて、助走もしっかり走れるようになりました。1本目は、数センチファールながら、6m60は越えていました。これで、アジアンサーキットに出せます。

茂木のハードも4台目までは、最近の改良がうまくいきました。このまま10台目まで行くと日本人初の12秒に突入。まだちょっと時間はかかりますが、オリンピックの年には12秒でいけてると思います。吉田は、「ウサギとかめ」をねらったのですが、まだまだ。また柿ちゃんに負けてしました。でも柿ちゃんに勝つ、負けるなんて考えていたら成長がありません。やっぱり、52秒前半で走れば、いいんですよ。まずは、そこから。うちのモットーは、誰々に勝つとかではなく、自分を出し切る。これですね。

 

●5月12日(日)

 午前中、練習。トラッククラブのジュニアもいい活動ができるようになりました。短距離チームは、落合コーチの指導のもとスタートの練習。小学生の時に正確な動作を覚えておくと後が楽ですから、ここは厳しく基本のマスター。今年も日清カップの決勝に何人かは残したいですね。雉子波コーチは、張り切っていますけどね。最近の雉子波コーチは、中学生の指導も熱心。早朝からの学校の奉仕作業を終えて、練習に来ました。小学生の時から見ている子どもたちが3年生になったら、全中で入賞させると意気込んでいます。その前にジュニアオリンピックですね。昨年は1人の参加だったので、今年はもう少し人数を増やしたいと思います。クロスカントリーリレーもありました。これもいかなきゃ。

 おっと、その前に大学生の東北インカレが来週末でした。リレーのバトンパス。男子は39秒台を狙っています。今回じゃなくて、日本インカレで。39秒5くらいだと決勝にいけるので、その線を狙っていきたいと考えています。宮田を中心にだんだんチームらしくなってきました。今回も39秒台に向けて、いいレースができると信じています。

 女子は、ちょっと間に合っていないのが実状です。日本インカレに向けて、夏が勝負です。2年の高橋香縫が復調すれば、まあ何とかなるでしょう。池田が11秒7くらいで走っているのが条件ですが、45秒台を目指して、挑戦してみます。今年のインカレは、日体大、筑波が強敵です。うちのモットーは「自分らしさ」。45秒を出すことに集中しましょう。日本選手権では、徳州会が最大のライバル。日本って広いね〜。女子マイルも日本学生記録を密かに狙っています。9月を楽しみにしていて下さい。

 

●5月13日(月)

 いつもの教務委員会。午後は、大原看護学校へ非常勤。息子のインターハイ県北大会3日目です。非常勤の帰りにちょっと寄ってみました。昨日は、ライバル校に負けていますが、今日は勝ちゲーム。後半は、スーパーサブチームの登場。勝っていることもあって、スーパーサブチームは、はつらつとプレイしていました。個人的には、ちょっと下手な子たちが、互いに助け合いながらプレイをする姿勢は好きです。恥ずかしい話ですが、オヤジになってこんな簡単なことが分かるようになりました。ユニフォームを着られるのは、F高では少数派ですが(学校によっては、5人だけのチームもあります)、サブチームの代表(?)として、彼らはプレイしているようでした。みんなバスケットが好きなんですね。勝つことは、本当に大切だと思います。でも、彼らを見ているとそれだけではなさそうです。難しいことですが、勝ちながらも一人一人の満足を考えてあげなければいけないようです。指導者として、懐を深くすることを痛感しました。

 終了後、N病院へ。インドに行く池田の衛生面のアドバイスを聞きに行きました。やっぱり、餅屋は餅屋。難しいことは、専門家に聞け!ですね。

 帰ったら、息子チームの子が、腰が痛いというので、ちょっと見て上げました。ちょとのマッサージで、元気回復。若いっていいね。その友だちに友達が大勢ついて来たので、勝利への秘訣を伝授。さすが、試合があったばかりなので、みんな真剣にオヤジの言うことを聞いていました。内容?企業秘密ですが、少しだけ。

「養兵千日、用兵一日」をもとに話しました。F高は4月に顧問の先生が替わったばっかり。子供達は、自分たちが今までやってきたことと、新監督がやろうとしていることの違いを感じ戸惑っているようです。そこで、勝ちたかったら監督がやろうとすることを理解しなさい。彼らを動かす(用兵)のは、監督さんですからね。彼らは2年かけて練習してきました(養兵)。自分たちの力を出し切るためには、監督がやろうとすることを理解するしかありません。そうすると、この2年間が無駄になりません。県大会までの3週間で、監督のやりたいバスケットを理解して、ものにしなさいと諭しました。勝つために監督を利用しようと。また、今まで自由な雰囲気(聞こえはいいのですが・・・・・)でやってきた彼らは、新監督からの細々した注意もやや受け入れ難いようです。これも簡単。勝利の女神に微笑んでもらうために、細かいこともきちんとやっていく必要があると説明しました。みんな素直ないい子。明日から県代表目指して全力でぶつかってくれると思います。ぶつかるって大切ですよね。これが人をひとまわり大きくしてくれるのですから・・・

 

●5月14日(火)

 オヤジたちの俺にも言わせろのアクセスグラフを眺めていたら、いつもに比べたら、今日はちょっと少ない感じ。そういえば、吉田が、体協のLANがウィルスに感染したと言っていました。と言うことは、体協のオヤジたちが読者(お得意さま)だったのかな?という推測が立ちますね。いつもありがとうございます。早くメインコンピューターが立ち直るといいですね。しばらくは、アクセス数も減るのでしょうか。これは困った。

 練習は、インカレ直前と言うこともあって、熱が入っていました。いつもこんな感じだといいね。

 池田が、アジアサーキットに出発しました。6月7ー9日の日本選手権を前にインド・タイ・フィリピンに行くなんて無謀だという声も聞こえてきますが、池田が今後、大きく育っていくためには、こんなタフな試合も必要と考えています。これくらい平気でやれなくては、世界で通用するはずがありません。まあ失敗しても、次に生かせばいいわけですから。池田も川本も全然気にしないで、今回の遠征は、日本選手権へ向けての強化合宿くらいの位置づけです。池田には、阿武隈川の野鯉になって欲しいですね。池田は、元気に「では、行ってきます」と出発。あの子の度胸の良さには、感心させられます。

 実は・・・・宿泊するホテルも分かっていません。とりあえず、明日、成田から出発して、バンコクへ飛んで、そこで1泊。次にインド・ハイデラバードに飛び、第1試合です。帰りはマニラ→バンコク→成田だったので、マニラ→成田に変更。ただし、そのチケットも手元に来ていません。大丈夫なのでしょうか?でも、これも勉強。絶対この経験は、池田を育ててくれます。逆にこんな経験は、滅多にできないことですからね。

 N冨先生から選手のけがの治療のことで相談の電話。どこの先生も選手のことを思う気持ちは一緒。選手は、かわいいものですよね。

 吉田が、新入生から「さようなら〜っす。」と言われたと驚いていました。これをもとに横マネと新入生のしつけというか指導法の話に発展。ただ、先ほどの「さようなら〜っす。」は、彼の方言で、最大級のさよならかも知れない?と結論。福島大学も東北だけでなく、色々な地方から学生が来るようになりました。言葉も違えば、考え方も違う。同じ価値観を持たせて、チームをひとつにしていくことは、結構大変。でもやり甲斐がありますよね。

 

●5月15日(水)

 3時から臨時教授会でした。でも、1時30分からの教育改革委員会は、中止だったので差し引きゼロですか?教授会は、教育学部再編問題。生き残りをかけて、議論白熱。今日は、内職もせずに参加しました。夜はいつもの夜間主のゴルフの授業。今日は、早く帰って、ランちゃんとハリーポッターのDVDを見よ〜っと。

オヤジたちは「ギルド」と「徒弟制度」を知っていますか?最近の若いもんは、何にも知らないんですよ。教育県佐賀の内山も知りませんでした。岩手の木次谷、名門女子高安積女子の吉田も知りませんでした。名門女子高は、「頭が5つあるやつですか?」「火吹くやつですか?」と、きたもんだ。それは「キングギドラ」。

内山が、自分のフォームの分解写真を作っていて、一度川本から説明を受けたのに忘れていたので、「ちゃんとメモをとりながら人の話は聞け」と小言をいいながら、「昔の親方なら教えないところだ」で、ギルドと徒弟制度の話。ゆとり教育もいいけど教養だけはちゃんと身につけて欲しいものですね。あっ!ひとつ前の指導要領か?関心・意欲・態度かな?その前?ゆとりが出たときか?個性教育?今は、ゆとりの中で、生きる力を育むか?時間的ゆとりと精神的なゆとりだっけ。教育内容の厳選。授業時数の縮減。それから個に応じた指導の充実だったか?おっと、ここで、弱みを曝露。教育学部の教官ながらここは弱いところ。でも、ギルドくらいは知っとけよ。なんだかオヤジたちの子どものころの勉強がよかったね。でも木次谷、吉田は広辞苑で引いていました。ここは川本研究室。「どうせ調べるなら、ちゃんとしたもので調べろ」広辞苑などちゃんとしたものは、ひとつのことを調べて、もっとたくさんのことが分かる。

 

 

●5月16日(木)

 バンコクに飛んだ池田から連絡がありました。ホテルは非常に大きなホテルで、快適に過ごしているとのこと。一安心。明日は、インドに飛びます。暑そうなので心配。40度を超えています。大丈夫かな?

 明日からインカレ。第1陣は出発しました。川本は、お通夜があったので、明日出発です。知り合いのT先生の息子さんが亡くなりました。自分の子供が死ぬなんて、とうてい受け入れることができません。心中お察しいたします。心よりご冥福をお祈りいたします。合掌。

 

●5月17日(金)

 インカレ1日目です。仙台は雨。気温12度。本格的な東北です。東北・北海道以外の人は信じられないと思いますが、これが東北です。雨が降るだけで、気温が下がります。これだけ気温が低くては、記録は狙えません。ここは、対校戦でチームを引っ張っていくしかありません。明日の予想も14度。せっかくのインカレですから、いい条件で試合をさせてあげたいものですが・・・・・チームは、全体的にはいい雰囲気です。トラック種目も終了し、残っているのは三段跳。4年生の副主将棚橋が、14m90ちょっとを跳びトップでベスト8へ。しかし、4跳目で逆転されました。6跳目、棚橋は逆転にかけます。いい感じでホップステップジャンプ。15m13の自己新で逆転。チームが一丸となった瞬間でした。寒さに震えながら応援していたチームメイトもうまく波に乗れそうです。

 

●5月18日(土)

 インカレ2日目です。女子が調子が出ません。強いとか、弱いとか言う問題ではなく、自立心の問題です。男子がいる分、男子に依存してしまって、自分たちで戦うという姿勢が出てきません。仙台大に104対94と負けています。ここ5年以上考えられない状況です。勝敗ではなく、自分たちで戦う姿勢が出てこないと国立競技場では、戦えません。女子特有の「甘え」と「依存心」が悪いほうに出ています。昨年までは、雉子波、吉田、茂木とチームを引っ張る核がいましたが、このままでは、だめ。

明日一日の女子の立ち直りに期待したいと思います。勝負事での一番大切なことを忘れています。

 雉子波が小学校の運動会が中止だったので、応援に来ました。帰りに「国立で戦えませんね」と言い残して新幹線に乗り込みました。がんばれ4年生。

 松本、吉田、茂木は、東日本実業団。

 

●5月19日(日)

 インカレ3日目。女子最初の決勝種目は、砲丸投。仙台大は1・2・5位。福島大はエントリーなし。ここで、29点差。

次は、5000m。昨日、5000mより10000mがスピードが低いので、膝の故障にも優しいと判断して、2年生の宍戸は練習の代わりに10000mを走りました。冬の間は、キロ3分40〜50秒で20キロくらいをこなしていたのに、今回のレースは、キロ4分の40分。昨日走り終わって、「膝は痛くないか?」の問いにやや時間をおいて「痛くありません」と言った宍戸。インカレにかける心意気を感じました。止めても「走ります」と言うだろうから、行かせました。「膝は大丈夫か?」の問いにやはり「痛くありません」彼女は彼女なりに根性を出しました。けがを押してまで、競技を続けることはないというのが川本のポリシーです。「リレーのために個人種目を棄権します」なんていうのは、もってのほかです。でも、「先生、やります」という心意気も買います。このあたりが、監督とコーチの川本が同居しているところです。で5000mは、10点差をつけられました。ここで、39点差。ピンチです。

午後からは、決勝ラッシュ。まず、800m。400m専門の竹内が飛ばして、優勝。2年生、1年生もがんばり、2・3位で21点。仙台大0で、18点差。
400mHも1・2・3で、21点。ここで逆転。あとは、200m、走幅跳とマイルリレー。走幅跳の佐川は6跳目で逆転優勝。これでやっと安心。

みんないい勉強になったと思います。インカレは、勝ち負けも大切ですが、勝ち方、負け方が大切ですね。明日のミーティングの材料がたくさんできました。詳しくは、「いわんばことはちゃんというばい」のコーナーで。数日後。

 今日はやっと晴れ。気温も24度まで上がりました。こうなれば、記録もでます。昨年自己記録が更新できなかった(インターハイ・国体400m3位の)坂水。まわりのみんなが自己新を更新していく中、「先生と相性が悪いのでは」とまで言われていましたが(冗談ですよ)、向かい風の200mでやっと自己記録更新。これから大きく伸びて行くでしょう。

 

●5月20日(月)

 昨日、インカレが終わるとき仙台大の横川先生と「明日から授業」と言い合って帰りました。楽しい陸上が終わった翌日の大学は、現実に引き戻されるようで、辛いものがありますよね。でも仕事は、仕事。やることはやりますよ。

 で、夕方は陸上部のミーティング。1時間ほど話して、教務委員会の飲み会へ直行。社会人は飲み会が大切、コミュニケーション第一です。飲み会が早めに終わったので(と、思っているのは、川本だけか?)大阪屋へ直行。今日も飲んで帰りました。11時過ぎですが、風呂に入って寝ます。こんな日記でごめんなさい

 

●5月21日(火)

 今日は、定例の会議がお休み。昨日も定例会議が休みだったので、2日連続で、すごくうれしい。休講の時の学生さんの気分ってこんななのかな?でも休講がよろこばれるような授業では、いけません。これからの独立法人・福島大学では、クビになってしまいますね。授業は、きちんと。

 オリンピックの陸上競技の参加選手が多くなりすぎているとのこと。参加選手を制限するために、参加標準記録が、びっくりするくらい上がっています。女子の100mはA標準11秒27・Bが11秒34。昨年までは、雉子波の11秒36でA標準を切っていました。夢も希望もありません。と思いきや。リレーは、オリンピックの6月までの国別ランキングで、16位までに参加資格が与えられるというグッドニュースが・・・・・。昨年日本女子の400Rは、44秒24でランキング19位。44秒を切ると14位。マイルリレーは3分32秒43で18位。30秒を切ると12位。やる気が、いきなり湧いてきました。

春はマイルチームをアメリカに出したので、この夏は、400Rチームをヨーロッパへと考えています。1日も早く日本記録を43秒台にしたいものです。坂上さん、石田さんが走れているので、新井さん、鈴木さんの復調待ちですが、今年中にいけると思います。というより、行かなければいけません。まずは、ベスト16入り。次にベスト8。この4人に、うちの松本が割って入れれば、すご〜い。オリンピックイヤーが勝負です。

 アクセスが4月1日以来10000カウントを越えました。50日で1万なので、1日平均200人の方がこの研究室に来室していることになります。こんなマニアックな研究室に・・・・・・非常にありがたいことです。感謝。

これからもスプリントを考えていこうと思いますが、教務委員とそれにまつわる委員が・・・・・・。できるだけ頑張ります。忙しくない仕事なんか、ありませんからね。

 

●5月22日(水)

 昼休み、教室会議。教授会を前に教務委員の打ち合わせ。教授会は、長い。昨夜深夜と今朝超早朝に間違い電話。で、今日の川本は、すごーっく眠い。なが〜い会議についウトウト。これじゃあ、いかんと反省。こんなことでは、大学再編問題は乗り切れない。気合いを入れて、会議に臨もうとしたら、もう6時前。おっと夜間の授業の時間だ。

 午前中は、池田のヨーロッパ遠征の段取りとIDTMに池田のWHEREABOUT送付をしました。池田は、世界ランキング20位以内なので、3ヶ月毎に練習場所と居場所をスウェーデンにあるIDTMに報告しなければなりません。昨年の11月(3日、その時の怒りは、昔の日記にて)にドーピングの抜き打ち検査があったやつです。3ヶ月後の予定なんて、未定です。特に夏合宿などは全然まだ。横マネは、準備中。そこで、毎月、訂正の報告をします。結構大変。

池田は、今アジアサーキットでバンコクにいます。食事など心配だったのですが、元気に暮らしているようです。先日のファクスには「10日間近く、修行のつもりで体も心もたくましくなって帰ってきたい」と書いてありました。ちょっと大人になった池田です。アジアだけでは可哀想なので、7月上旬はヨーロッパで跳ばせる予定です。何事も経験。今年は失敗しても構わないので、どんどん何でもやってみようと考えています。池田自身もそんな環境を楽しんでいるみたいです。

 

●5月23日(木)

 池田から「元気でやっています」の電話がありました。このアジアシリーズは、日本選手権に向けての走力アップ期間と位置づけています。予定どおり、走力がアップしているとの報告。ただ、踏み切りでつぶれる感じがあると言うことだったので、秘策を伝授。次は、そこそこいけるかな?それより、武者修行がメインテーマ。明るい声から、うまくいっているのが手に取るように分かりました。連日35度前後の気候で、「日焼けしました〜」などと当たり前のことを言っています。3戦目(5/26)のマニラには、明日移動予定です。マニラ→成田のチケットも陸連の手配で、ホテルに用意されているらしいとのこと。帰りのチケットも持たせずに、本当に気楽なコーチです。

 今日は、木曜。4コマ全部授業です。医大の非常勤が終わって、県体協でHP作成の打ち合わせ。1時間くらい話したあと、練習。日本選手権組は、いい練習をしています。400に吉田をはじめ、竹内、木田、坂水、久保倉と5名出場します。3番手にも決勝に残って欲しいな。少しずつ速くしていきましょう。楽しみに。

 

●5月24日(金)

 実は、締め切りが過ぎていた原稿がありました。昨日、出版社の担当の方から、電話を頂いて・・・・「せんせい〜、原稿がまだ入稿されていませんが・・・・・」と遠慮がちに「4ページ空けているのですが・・・・・」

「が〜ん」ちょっと古い?で、今日は、インターハイ県大会の1日目。朝グランドにちょっとだけ顔を出して、研究室にこもりました。

昼食時間3分。

「夏合宿のPLAN・DO・SEE」のタイトルで、原稿用紙15枚/6000字を書き上げて、午後4時に入稿。担当の綾部さん本当にごめんなさい。反省

久保倉が「日本フォトコンテスト」の入選作に載っているとチョーテンからその雑誌を送っていただきました。女性の美しさを表現する「美・道場」です。あの秋山正太郎さんが選者です。これはすごいぞ。うちの選手達は、インターネットでブルマなどを取り上げたちょっと別なサイトには度々登場します(隠し撮り的に無理矢理です)が、今回はれっきとした芸術作品。スタート前の選手の気持ちが良く表れていますよね。日本選手権リレーの決勝前です。

 

 

●5月25日(土)

 午前中、学連の強化会議に日本青年館へ。10時前だというのに国立競技場の周りには、サッカーのサポーター達がいっぱい。試合は、夜だろう?陸上にもこんなにサポーターが欲しいものです。

 会議終了後、学連の用意してくれた昼食をちゃっかり頂いて、福島へ。インターハイの県大会ですからね。教え子(といってもオヤジですが)の根本先生(聖光学院高校)の生徒さんが100m優勝。おめでとう。追い参ながら10秒6台これは、楽しみ。
高校の県大会は、OB会の懇親会があります。福島大も、筑波大も・・・・・・まずは、福島大に出席。OBの方々には、物心両面でご支援いただいていますからね。感謝

 続いて、筑波大に参加。これも大切。さんざん飲んで帰りました。お風呂は明日の朝、入ります。おやすみなさい。

 

●5月26日(日)

 日本選手権に向けて、あづまで練習をしました。「山岳」の練習会の激励に来ていた県体協A本先生も顔を出して、「いい練習できていますね!」と言い残して、再び山岳へ。

松本が走れるようになってきました。松本とは、高校以来かれこれ10年になります。あっという間の10年でしたが、ここらあたりで、ひと花咲かせたいものです。

 

●5月27日(月)

 今日の教務委員会は、めずらしくお昼前に終わりました。午後は、大原へ非常勤。でも、途中から雷雨。先週も途中降雨で終了。ついていません。帰りヒョウが降ってきました。天変地異の前触れか?時代は、末法から滅法へ。

早く研究室に帰れたので、今日の仕事もはかどり、夕方から息子のF高バスケ部に福島大学が胸を貸すというので、F高へ直行。4月中旬の教員選抜との練習試合に比べると格段の進歩。勇気を持ってゴールに突っ込んでいく姿勢が多々見られました。いままでは、かわして、かわしてきれいにシュートという感じだったのですが、今回は一心不乱にゴールへ向かうという原点にかえることができました。これで、今週末からの県大会は、いい戦いができそうです。結果?前回は全然相手にならなかったのですが、今回は、高校生の勝ち。福大は、教育実習でレギュラーが欠けていましたから・・・・・でも、県大会を前にして、大学生に勝てたのは、大きな自信。杉浦監督(福大)ありがとう。

 池田から無事福島に着きましたと報告。成田に着いたときに連絡しろ(心配しいるんだぞ!)と指導。でも、ほっと安心。彼女もひとまわり成長することでしょう。日本選手権を楽しみに。

 

●5月28日(火)

 4コマ目の教育課程委員会が中止。時間ができました。うれし〜。と言っても何だかんだといろいろあって、何ができたという達成感もなく、練習の時間を迎えました。雉子波が練習に寄りました。1年生の渡辺のスタート姿勢が悪かったので、指導してもらいました。きちんとしたことを教えてくれるので、大助かり。また、年齢が年齢だけ(どういう意味?先生! byきじなみ)に川本の話し相手にもなりますね。貴重な存在です。これは、話し相手ではなく、コーチとしてですよ。

 雉子波とは、14年目ですかね?人の運とは誰も分からないものですね。本当の無名選手だった雉子波が、日本記録保持者になってしまって・・・・・・彼女の名誉のために言っておきますが、高校時代は、無名なだけで、実力はあったのですよ。ただ、3年生の時は、怪我でシーズンを棒に振ってしまいました。怪我さえなかったら、インターハイの準決勝くらいはいけたと思いますけど、予選落ちか?ここまで、来たのは、彼女の運ですよね。その運をもたらしたのは、雉子波の行動、練習。その前に考え方の変化。「心が変われば、細胞が変わる。細胞が変われば、身体が変わる」本当にそうでした。誰にでもクモの糸は降りてきているんですよ。それをつかまえることができるか、どうか。すべては、行動です。彼女を見ていて、つくづくそう思います。

 

●5月29日(水)

 今日から「コーチング特講」の始まりです。白石先生と2人で担当しているので、後半は私。小川先生と2人で担当している「保健体育教育法」は、今週で終わり。一難去って、また一難。な〜んて考えたらバチが当たりますね。本業は、大学の先生ですからねえ。ただ、木曜日は、1コマ目がなくなりました。これで、1コマ目に2コマ目の「トレーニングマネジメント」の下準備ができます。なんだか自転車操業のような毎日が続きます。じっくり授業準備をして、講義などもやりたいものです。

 福島大学は、水曜日午後は、教授会や各種会議のために授業がありません。今日は、会議もなく、練習を見ることができました。今週は、時間がとれる週かも知れません。こんな時は、勉強!と思いきや手元に新しいibookが届いているではありませんか。補強は見ずに研究室へ。ibookと遊びました。

 練習では、吉田、木田、坂水と自己新を連発しています。これは、もしかして・・・・・なんて考えると勝負はたいてい負けますね。勝負に慢心は禁物。最後の最後まで、手で水をすくってもこぼれないような気配りと用心が大切ですね。600が走れすぎていた(1分30秒を楽に切っています)ので、急遽練習変更。これからは、調子の見極めだけです。

池田の助走と跳びだしの方向を変えました。跳びだしの方向が悪かったので、相談をしながら少し、下方向に変更。うまく抜けていきそうです。助走は、出だしがいまひとつしっくりきません。出だしで、うまく加速する感じがでてくれば、70くらいの跳躍にはなりそうです。土曜日にもう一度やります。そこで、仕上げです。身体も絞れてきました。

私も含めて、だんだんと戦闘モードに入っていくチーム福島大学です。

 

●5月30日(木)

 時間っていくらあっても足りませんね。1日が30時間くらいあったらいいのにと、ついつい思ってしまいます。みんなに平等に、公平に与えられているのが時間。昨日の時間は戻ってはこないし、明日の時間を今日使うわけはいかず。1日24時間をどう生かすかは、その人の力ですね。反省。寝る時間が8時間。仕事の時間が8時間。残り8時間は、私の自由な時間。

 そういえば、「1日24時間をどう使うか」を読んだのは、16年前でした。システム手帳やタイムマネジメントなどが流行っていましたね。でも、その頃の川本は、20代後半。そんなに忙しくありませんでした。なんで背伸びしてそんな本を読みあさったのでしょうかねえ。若気の至りと言うところですか?まあ、今になって生きているというのがたくさんあるから、良しとしましょう。今日は、自分のために「大阪屋」に行くことにしましょう。全然理由になっていない?

 4日も続けて自宅で食事を食べたので、ちょっとお休みが奥さんのためにもいいでしょう。毎晩、9時半くらいから川本の夕食を作ってくれるんですよ。遅いときは、10時くらいからです。煮物以外は、下ごしらえだけしていて、川本が帰ってから、それを揚げたり、焼いたりして、温かいものを食べさせてくれます。これには、頭が下がります。川本は、リビングで、ビールをグビッと。幸せなひとときです。ねっ、たまには外で食べて帰らないとバチが当たってしまうでしょう?それにチョウテンと「たこオヤジの絵日記帳」の話もしなくてはいけないし・・・・・大阪屋の集まりも大切な社会生活です。

 

 

 

 

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