川本かんとく陸上日記
2002年4月の日記

●4月1日(月)

 春の友合宿も終わり、一日研究室で原稿書きです。ポカポカと春めいた日です。こんな陽気のいい日に練習休むなんて、もったいないと思いつつ、研究室にいます。

 スプリント学会誌に「トレーニング・コーチング記録」ということで、「福島大学のスプリントトレーニング」を書いています。たまには、研究室で静かにPCに向かっているのもいいものです。同時に吉田の400mの酸素摂取の研究と雉子波の100mの酸素摂取の研究を投稿予定です。スプリント学会(会長:高野進)に興味がある方は、ご連絡下さい。

 4月から学内委員で教務をやることになりました。ちょっと時間的に忙しくなりそうです。川本は、ずっとグランドに出ていたいのですが、公務あっての陸上競技。大学の仕事はきちんと?やらなくては・・・・・

 雉子波が大学の近くの小学校に赴任したので、学校帰りに火・木の練習は見てもらえそうです。

ちょっと安心。

 

●4月2日(火)

 昨日ちょっとカウンターをつけてみました。なんとたった24時間で200以上のヒットが・・・・その手のサイトとは違って、この手のサイトとしてはいけてると思いますが、いかがでしょうか?

 各地へ講習会や競技会で行くたびにHP見てますよ。なんて言われていたのですが、本当だったのですね。

ちょっとというか凄く感激。ちょっと頑張ろうとっ思って、トレーニング相談を大量にアップしました。

相談は可能な限り、すぐ本人に回答しているのですが、HPへのアップとなるとなかなか時間がとれなくて、ついつい後回しになってしまいます・・・・・でもこれだけの読者に支えられているという実感があったので、これからはちゃんとやろうっと。

 ハードルの研究室などはちょっと手つかずの状態だったので、茂木にやってもらおうと考えています。茂木ファンのおじさんたち期待していて下さい。

 内山君のページも内山君が研究生になったので、もう少し充実できると思います。なにせ卒業までに10秒台で走りますから。しっかり色んな記録を残しておかないと・・・・・3年生になった内山君は、佐賀から出てきた頃と比べると大人になりました。色んなことを勉強して、ちょっと自信めいたものも出てきているようです。これから研究室で揉まれて、もっと大人になると100mの練習ももっと変わってくるはずです。自分の欲と行動のバランスがとれるようになるといいですよね。今は欲>行動ですからね。欲<行動、までいかなくても欲=行動、くらいになるとグンと記録も伸びるでしょう。川本研究室の先輩たちの愛のシゴキ?に期待しましょう。

 午前中、練習。大学の合宿と春の友合宿で、学生たちは息つく暇もなかったので、今日はちょっと休ませようとずっと考えていました。練習も無しにしようと思ったくらいです。朝の愛犬との散歩が終わって、女房の愛車のタイヤ交換をしました。8時前というのにポカポカ。こんなに天気のいい日は、絶対練習。ということで結構ハードなスピード練習へ変更。疲れていてもこれだけ暖かかったら学生はちゃんと走っちゃうんですね。800mチームの600などは1分22秒台。やっぱり、ちゃんと練習していると、暖かくなると走れるものですね。暖かくなるだけで簡単に速くなるから、やっぱり雪国は好き。

 

●4月3日(水)

 原稿がなかなか進みません。ピンチです。次から次に電話は入ってくるし、人は尋ねてくるし、やる気はもうひとつだし、会議はあるし、困ったもんだ。でも愚痴を言わずにやるしかないですよね。

 でも今日は最悪が続きます。まずPCで印刷できなくなってしまいました。何をどうやってもだめ。そうこうしているうちにPCの動きが悪くなって・・・・・あわててハードディスクごとバックアップ。でもPCの調子は戻らないし・・・・・。ハードディスクを最適化してもダメ。こんなんで時間をとるのはばからしいですね。色々いじっていたら急にMacが元気になって・・・・・やっぱりお前が好き。

 そういえば、雉子波が昨日、学校でプリンターが接続できないと電話をしてきました。そこでセレクターの話をさんざんしたので、きっとそれが原因だと思います。(ほんとかい)

 仕事の打ち合わせの電話を入れたら、2カ所とも担当の方が年休。こんなのあり?

 会議の通知が3つ。

 旅行会社からアメリカ遠征の連絡が。途中でファックスの紙がなくなり、大変。

 よし、これからと言うときに月陸から電話取材。本当にこまった一日でした。

 明日は、きっといい日でありますように。さあ帰って、ビール片手にジャイアンツの応援だ。

 

 

●4月4日(木)

 せんせ〜聞いて下さいよ〜。っと、午後6時過ぎ、雉子波が研究室に入ってきました。新学期が始まって結構大変みたいです。当たり前といえば、当たり前。「これが月給分働くって言うことですかね〜」なんて甘い、甘い。まあこれは本人もよく自覚していることで、授業が始まったらもっと大変だ〜って言っていました。で、川本も教務委員会が始まりました。週明けの入学式後のガイダンスから活動開始。会議の連続で陸上をやる時間が減りそうです。

 で、4年生に練習に対して責任を持つように話しました。

 リーダーとはどうあるべきか?

 練習を引っ張るときの責任とはどんなものだろうか?

 責任を果たすための相談はどうあるべきか。

 それぞれの役割を演じるための役割は?

などなど、ちょっとは理解できたみたいです。いままで辛いこと、大変なことから逃げてきた学年です。ここいらで、ちょっと目を覚ませば、きっといいチームが出来上がります。期待しましょう。

 夕方、安部先生(都立大)から電話。これから大学を出るとのこと。明日・明後日と超音波の筋測定です。学生のひと冬の成果が、数字になって表れます。やったこと、やっていないことをきちんと数字にして、現実と向かい合うことも大切。安部先生は8時には福島到着予定。

さあ、飲みにいこ〜っと。安部先生の好物はイカ刺し。

で、今日も原稿は進まず。これでいいのかオヤジ!!反省。

 昼間、フダカメラの店長さん(前列右)から、部員の卒業を祝って、ステキな絵が送られてきました。中央下が川本です。まわりは卒業生たち。みんなよく似ています。ちなみに私の右は大阪やさん、左が雉子波。その隣がとしちゃん(本物はもっと美人?:ジョンベネちゃん似)。まあ身内しか分かりません。ごめんなさい。大阪屋さんは「福島大学陸上部大阪屋後援会」を名乗っていただいて、いつも応援していただいています。感謝

 

 

●4月6日(土)

 今年度初のTCの練習でした。新メンバーの子どもたちでグランドは一杯でした。みんな陸上競技が好きになってずっと続けてくれるといいですね。期待しましょう。雉子波も生き生きとコーチしていました。吉田先生(飯坂温泉リハビリテーション病院)もグランドに登場、学生たちのチェックをしていただきました。

 安部先生も超音波の筋測定の合間にグランドに登場。TCのご父兄も会わせて、すごく大勢のギャラリーでグランドは活気づいていました。学生も気が抜けず、いつも以上に頑張りました。内山などは「いきます〜」なんて大声を出していました。いいことです。

 午後の研究室では、茂木と吉田が新TCメンバーの確認やら名簿作成をしていました。これもちょっと手間もかかるし、大変な作業ですが、地道にこなしていくしかありませんね。

 福島はやっと桜が満開。

 学生も満開になるといいですね。最近のテーマは、満開になるためには、どうしたらいいか?学生に問い続けていますが、ピンときているのでしょうかねえ。

 

 カウンターが早くも1000を越えようとしています。うれしい限りです。感謝

 

 二本松市と共同研究が始まります。二本松市の競技力向上(長距離)のプログラム作りと支援です。具体的には、学生コーチの派遣となりますが、私も時々は行こうと考えています。また、3つある中学校での体力作りと陸上競技の競技力向上も支援していく予定です。これからは、連携と言うより融合といった方がいいくらい垣根をなくして、どんどん共同の研究(事業)を行っていく時代になっていくんでしょうね。

 やるべきことがたくさんできて、ちょっと大変。でも、やりがいはありますね。

 

●4月7日(日)

 「監督。活気が出てきましたね。特に男子部員に・・・・・」練習をご覧になっていたTCジュニアのご父兄の言葉です。「やっと男子の気がでるようになりましたね」そのとおりです、以前の男子は、女子に押されて、「気」が全然出ていませんでした。本当に活気のない練習をしていました。

「自分の気持ちを具体的行動に表す。気持ちを前面に出す」と彼らはことある毎に口にしていたのですが、実際には全然できていませんでした。

 この3月に徹底して、叩き込みました。最初は本当に何も理解できていませんでいたが、やっと形として表れるようになってきました。これが続くといいのですが。結果次第で、右にも左にも転ぶのが、最近の若者。これからの男子の成長に期待しましょう。

 人間のDNAには、「やる気」のスイッチがあるのですが、OFFになっています。「やる気」のDNAがONになれば、簡単に行動が伴うようになります。ただ、ONになった気がしているだけで、実はOFFの学生もいます。ONにさえすればいいのです。この作業がコーチとしての面白味ですよね。

 

●4月8日(月)

 入学式です。教務委員は今日は関係なし。明日からガイダンスが始まります。

 練習は、月曜なのでやすみ。今日は夏日を思わせる陽気。こんな日に休むなんてもったいない。なんて思いながら研究室の窓からグランドを見ると(研究室はグランドのすぐ横)ちゃんと練習している部員がいるではありませんか。ちょっと監督は嬉しい。

 お昼に教室会。今年度の教室内の役割分担などを決めます。

 午後から二本松市役所・教育委員会へ。担当の方と二本松一中、二中、三中を訪問。春からの陸上部へのコーチ派遣の件で、打ち合わせ。

 6時30分頃「せんせ〜一太郎はありませんか?」と雉子波が入ってきました。聞けば、雉子波の小学校はWindows環境に加えて、一太郎が主流のようです。雉子波のibookには、wordしか入っていません。

 白いibopokが泣いている。雉子波も泣いている。でも研究室のMebius(=Windowsマシン:実験器具をつなぐために仕方なしに購入、実験ソフトは何故Macでは動かない?)は、何故かwordで一太郎の文書が読めました。Windowsって凄いかも?いや、いや、だまされてはいけない。川本はMacにこだわって生きていきます。

 ところで、みんさんは、もう福島大学陸上競技部のHPをご覧になりました?HP委員会がこの春から頑張り宣言を出しました。読者層を高校生に絞って「週間福陸」を創刊。毎週1回月曜日に更新です。他のページは随時です。部員の素顔がでていて結構おとなも楽しめる内容です。一度、訪問してみて下さい。カウンター何ぞをつけて、楽しみにしています。

 

 ★雉子波の発言で、「一太郎はありませんか?」というのは、ソフトのコピーを指しているのでは?というご指摘を頂きましたが、川本のMacの中に一太郎が入っていないかという意味で、そこでファイルを変換(一太郎→word)してほしいということです。その後の話の流れを読めば、ファイル変換にいきあたっているので、容易にご理解していただけると思います。当然ながら、研究室に寄った雉子波はFDしか持っていませんでしたし、wordに長年慣れ親しんでいるため、一太郎を使う気もまったくないようです。自慢のibookは、小学校の職員室で、子どもたちのために働いています。4/9

 

●4月9日(火)

 ついに教務委員の仕事が始まりました。第1段は新入生ガイダンス。午前9時開始。途中、マネージャーから携帯に着信。でも仕事中。12時終了。まっすぐグランドへ。ガイダンスのために研究室を出たときは、暖かかったのに何だが様子が変です。すっごい寒い。降雨の跡もあるし・・・・。そうです、練習の途中で、大雨。

 「降った雨が跳ね返って、下からも降ってきたんですよ」と吉田。ほんまかいな?でも部員たちはずぶ濡れ。横マネからは「雨がひどいのですがどうしましょうか?と相談したかったのですが・・・・・先生がいないときに限ってこうなるんですよね」

 今日は、ちょっとスピードを上げようと思って、スタートなども入っていました。ちょっと失敗です。でもねえ、ガイダンス中に電話はとれないからね。メールは、面倒くさくて一切やらないし・・・・・

いつも困るのは、横マネ。ごめんなさい。

 お昼ご飯を食べようと思ったら、午後の大学院向けガイダンスの時間。これは1時間ほどで終了。2時過ぎにやっとお昼。HP委員会の鯨(情報科学教育コースなので、むちゃくちゃPCには強い)とWindowsとMacの互換性について検討。やっぱりうまくいきません。PageMillのWindows版ってないんですかね?

 そうこうしているうちに夕方からの大学院向けガイダンスその2。これは速攻で40分。すぐに別の委員会の会議へ。6時過ぎに研究室。鯨がHPの検索システムについて一生懸命研究中。いいことだ。

 茂木も「ハードルの研究室」のリニューアル中。開発途中ですが、ちょっと覗いてくださいね。

 何もできないまま、一日が終わりました(おっと、大学の仕事をしていた)。

 やっぱり痛恨は、今日の練習。天候と練習内容が合いませんでした。

 この辺が、東北地方の辛いところかな?練習は付きっきりでないとダメですね。こんな天候でも試合はあるからね。と納得。昨年のこの時期のアメリカ遠征に吉田は手袋を持っていきました。LAにですよ。でもレースが夜になったため、昼間とはうって変わって低温。手袋が役に立ちました。万が一の低温を考えられるのは、東北地方の強みですね。暖かい地方では、この気温の急変は考えられませんからね。やっぱり東北は選手が育つ?明日から吉田、木田はアメリカです。手袋は?当然、持っていきます。備えあれば、憂いなし。

 昨日アップした陸上部のHPをたくさんの方に訪れていただいてありがとうございました。HP委員会も励みになります。これからもかわいがってあげて下さい。

 ところで、最近、ちゃんと日記を書いていますね。これは、時間があるってことですかね?

 

●4月10日(水)

 午前中、新入生と顔合わせ。いや〜新入生っていいもんですね。これからそれぞれの長いつきあいが始まるかと思うとなんだかワクワクしてきますね。長く付き合えば、人間色々分かり合えるはず。期待しましょう。

すぐに引き返し、練習。今日も少し肌寒く、思ったようにスピードが上げられません。やっぱり千葉へ行けばよかったかな?まあ、雪がないだけましか?

 お昼、助言教官会議。教育学部では、助言教官制度をとっています。まあ、クラス担任みたいなものですが、高校までのように学生との関係は、濃くありません。3年生合宿研修の打ち合わせでした。

 午後、教授会。大学再編問題もあって、結構長いのですが、今日はめずらしく5時30分くらいに終わりました。教務委員は、座るところが別。大変な委員会なんだ。実感。

 夕方、スポーツユニオンの理事会。理事長の佐藤先生が海外研修から帰られたので、これまでの経緯や事業予定などを報告。HPも眺めて下さいね。

 明日から、講義開始。1コマ目4年生対象の「保健体育科教育学」と2コマ目3年生対象の「トレーニングマネジメント」の準備。1コマ目の授業は、初めての講義。内容をどうするか、いまだ検討中。大丈夫なの先生?

 2コマ目は、ちょっと得意分野。トレーニング構成論がメインです。なにせ吉田真希子は、学部、大学院と4年も続けて聴きましたからね。ちょっと自信ありの講義です。ホントかな?

 明日のために早く帰って寝よ〜っと。8時30分。

 

●4月11日(木)

 今日は、大学の先生らしいことをやりました。朝一から、心配だった「保健体育科教育学」。これが結構いい授業(自分で言うか)ができました。横マネの採点は、120点。

 2コマ目の「トレーニングマネジメント」これがちょっと失敗。自信過剰はダメですね。2時間続きというのもダメかな?2コマ目はエネルギーがちょっと枯渇気味。

 河合塾(丹野健夫/河合文化教育研究所所長)の授業評価によると、先生の年齢が40歳を越えると生徒の授業満足度が次第に落ちていくとのこと。50代を過ぎても生徒の満足度80%を越える先生もいると断ったうえで、一般的には年を経るにつれ教材作りの腕はますます冴え、若い頃より授業のシナリオも遙かに充実しているにもかかわらず、授業の人気は落ちていく。つまり、担当教科の学識は厚みを増し、授業に対する情熱は少しも衰えないにも関わらず、人気が今ひとつ。それを説明できる論理的根拠もないとのこと。

 う〜ん、オヤジとしては、考えさせられますねえ。この若さの持つオーラが先生と生徒との溝を小さくし、生徒の学習意欲を喚起しているのではと、丹野氏。やっぱり、エネルギーですよね。若さの持つオーラを越えられるのは・・・・・そう、たった90分×2の授業でエネルギーが枯れてはいけない。

 来週は、この点にチャレンジ。単なるオヤジで終わってなるものか。昼飯を茂木と食べながら心に誓うオヤジでした。といいつつも、今日もお昼は、カツ丼。オヤジはオヤジか?

 4コマ目は、お隣の県立医科大学へ非常勤。今日はお医者さんの卵にガイダンス。体育の単位を落として医者になれなかったやつがいる(訳などないが)とガツンと言っておきました。これでしばらくは、ちゃんと授業を受けるんですよ。まじめな医大生は・・・・・・医大6年生のK君は、この春休みずっと福大の練習に参加していました。頭脳明晰、ルックスよし、スポーツ能力抜群、こんな子がいるんですね。すごい好青年です。最終学年、ひと花咲かせたいものですね。

 練習は、週末に記録会もあることだし、技術走中心。この繰り返しが、大変だけど、技術が変わらなくっちゃあ速くならない。でも、こればっかでも速くならない。このかね合いが難しいところ。

 

 

●4月12日(金)

 午前中、海外青年協力隊の二本松訓練所から説明会開催のごあいさつに所長さんが、来室されました。昨年は、柔道部の学生が1名合格。今年も海外に出て、人のために人肌脱ぎたいという学生が、出てくることを希望します。えっ?なんで川本がそんなことをって?実は、3年前に学部の就職委員長をやっていたんですよ。その関係で、体育専攻の学生の就職担当をかってでました。福島大学の学生たちは、優秀なスタッフの教育の成果で、非常に優秀な学生へと変貌していきます。ただ、就職となると、これが自己PRが下手というか、田舎ものというか、うまく自分を売り込むことができません。また、ちょっと地方のため、のんびりしていて就職戦線に乗り遅れがちです。凄い能力があるのにもったいないと思い、余計なお節介をしています。企業に就職希望の学生たちがちょくちょく経過報告に来ますが、やっぱり甘い。これが学生さんですね。

 その後、地元ラジオ局の収録でした。と言ってもアナウンサーの方がカセットとマイクを持って、簡単設営。お昼の番組「アサヒスパードライプレゼンツ「挑戦、輝きの瞬間」」かっこいい題でしょう?企画としては「チャレンジスピリット」:常に前向きに目標に向け努力を惜しまず、地元で活動を続ける人;結構いけているコンセプトではありませんか。1日分3分ほどのやり取りを5日分録音しました。

 いろいろやり取りをした中で、昔の学生のエピソードを語ったら、「それ、いいですね〜。実は私、朝の日産フラッシュジャーナルも担当していて、スポーツ情報で5分ほどあるんですが・・・・・いいですか?」ということで、続いて「日産フラッシュジャーナル、今朝は福島大学陸上競技部監督の・・・・・」なんて、始まりました。でもインタビュー中、アナウンサーの方はとっさにすごいセリフを言ったりするんですね。感心

 今回の「挑戦、輝きの瞬間」スパードライのキーワードは

 ・挑戦し続ける

 ・全力で取り組む

 ・諦めず、常に前向きに生きる

 ・更なる夢(または 可能性)への挑戦

 ・自分らしさにこだわりを持つ

やっぱり大企業というか、伸びている企業は違いますね。われわれもこうありたいものですね。

 

 午後、ちょっと時間がありました。月刊陸上競技5月号のページをめくっていると「結局、強くなる選手とならない選手の違いはここにあるように感じます。強くなる選手は練習の1投1投を大切にし、砲丸投を心から愛し、日々努力し、研究しているのです」が目に留まりました。保原高校の永冨先生のトレーニング講座です。IHチャンピオンの大橋君をはじめ多くの優秀な砲丸投げの選手を育てた先生は、さすがちがいますね。砲丸投げは、地味なスポーツと説明しながら、「試合でもいつの間にか始まり、いつの間にか終わっています。普通の練習でも、グランドの隅っこで寂しそうに投げているのが砲丸投げの選手たちです。しかし、そのような種目にひたむきに取組み、地道に技術を磨き上げてこそ、価値ある人生を送ることができるのではないかと最近つくづく感じます」うちの息子もこんな先生に教えて頂いたらいいな。(ちょっと涙が溢れながらこれを打っています。)永冨先生のグランドでの日々の取組が目の前に見えるようです。今日のうちの練習は休み。明日は、永冨先生に恥ずかしくないようにしっかり練習をみよう。

 その前に今夜はスパードライのコンセプトを忘れないよう、しっかり飲まなくては。

 成長しないオヤジでした。

 

 

 

●4月14日(日)

 午前中、あづまで県陸協の強化合宿2日目。昨夜は、東北ムネカタハンドボール部の田口監督を囲む会があったために合宿所には泊まりませんでした。田口監督とは、飲み友達なんていうとお叱りを受けますか?この3月でムネカタのハンドボールチームは実業団リーグから撤退しました。田口監督は群馬のご出身で、佐賀から出てきた私を非常にかわいがってくれます。東北の地で根を下ろすことの難しさをよ〜く分かっていらっしゃるから、親身になって、いろんな相談を快く聞いていただいているのだと思います。私は、福島でゴルフを年に2回くらいやりますが、必ずご一緒しています。ゴルフ友達がいないのかな?田口監督を通して多くの企業の方々と知り合いになりました。そこから色んなことを吸収することができました。感謝

 午後、息子の練習試合を高校でやっていると連絡が入ったので、早速学校へ。相手は県の教員チーム。息子もスーパーサブで登場。父は、ちょっと嬉しい。今年から監督さんが代わられて、新しいチームカラーになりそうです。彼らの試合ぶりを見ていて、やっぱり高校生という感じがしました。それはそれでしかたないのですが、これから変わっていくのが楽しみです。私のチームにも言えるのですが、練習で試合を想定できない。高校生の本試合は、トーナメントのサドンデスです。一度負けたらおしまい。やっぱり、練習試合からこの気持ちが伝わってこないとダメですね。いくら相手が強くても向かっていかなきゃね。攻撃を見ていて、思いました。相手は、ゴールを守るために必死で防御する。それを突破するには、強い意志がないと突破できない。そのためには、「勇気」。ちょっと欠けていました。1クオーター(10分ですが)だけ、監督さんが指示を出されていました。まずは、今までのチームを観察して、次にちょっと変えてみる。こんなところが名将の可能性を感じさせますよね(父母会は期待しています)。監督さんはさかんに「戦え」「戦え」と。そのとおり。彼らに欠けているのは、戦う心。東北高校の野球場には「闘志なき者は去れ」という横断幕があります。トーナメントを勝つためには、闘争心です。相手が強かろうが、弱かろうが、自分の知恵と勇気を出して、向かっていく姿勢です。これから練習試合を重ねながら、彼らは叩き込まれることでしょう。頂点を目指して、仮に途中で破れても、困難に立ち向かう勇気を学ぶことができたら、高校時代の部活動は十分ではないでしょうか。

 息子はガードです。教員チームのガードは、中学校の時のコーチ、T先生。T先生にバスケットの、スポーツの素晴らしさを教えていただいて、高校に進学してもこの2年間、バスケットを続けてきています。T先生は息子からすれば、プレイにおいても雲の上の人です。ポジションが同じなのでT先生と1対1で、対戦する場面がたくさんありました。息子は先生に向かっていくのですが、どこかに越えられないという気持ちがあり、ジャイアンツの元木みたいに一発狙おうという気持ちが見られませんでした。夜,息子をマッサージをしながら、勇気を持って、挑戦することの大切さと、そこから生まれる人生観の違いを話しました。厳しい勝負の世界に身を置くことは、必ずプラスになります。子どもの成長を願ってやまない、オヤジです。

 

 

●4月15日(月)

 午前中、会議。昼過ぎまでかかりました。お昼ご飯を食べる間もなく、大原看護専門学校へ非常勤。いつもは、テニスですが、1回目ということで、ガイダンス。看護婦(士)さんの卵たちは、基本的には、スポーツをやりに学校に来ているわけではない。そこで、笑いをとりつつ、運動が上達する仕組みを解説。ここでうまく学生さんの心をつかめるかどうかで、来週の実技に臨む態度が違ってくるので、そりゃあ必死。一人でも多くの学生さんたちにスポーツの持つ面白さが伝えられたら川本の授業は成功。15回の授業に期待しよう。

 大学へ帰って、これからの授業準備。給料の分はしっかりやらなくっちゃ。あたり前か?

今日は、電話も少なく、落ち着いて勉強ができました。でも、メールは山ほど入っていました。

さあ1週間頑張りましょう。春季サーキットは目前です。とは言っても、チーム福島大にとってサーキットは、とても準備が間に合う大会ではないので、ここで調子を上げて、日本選手権に臨んでいます。その次の学生たちは、5月3週目の東北インカレねらいです。まあ、時間はありますね。ということで、今週もゆっくりと・・・・・・

 

●4月16日(火)

 寂しがり屋のあなた、陸上おたくのあなた、オヤジたちの掲示板/オヤジたちの「俺にも言わせろ」を開設しました。どんどん使って下さい。これであなたもオピニオンリーダーへ。

 というのも3コマ目のガイダンスが早く終わり、4コマ目の会議がなかったので、時間がとれました。ここは一発がんばって掲示板作りに時間を使いました。明日のゼミの準備は大丈夫かな?と心配しつつ、はまってしまいました。これがオヤジのサガというものですね。ちょとの時間でHPをいじるのは、ちょっと大変。

 

●4月17日(水)

 1コマ目は、研究室のゼミ。ただ、10時から某企業へ行く約束があったので、今後の勉強方針などを話し、早めに切り上げて、会談へ。昼休みは、体育の教室会。お昼を食べようとしたら、開始時刻。半分残し会議室へダッシュ。すぐ終わるかなと思ったら、ちょっと長引きました。弁当の残りを食べ、1時30分からまた会議へダッシュ。2時35分からは附属中学校で新任教官の研究授業。会議を中座して、車で市内へ。ここは、安全運転で、ダッシュなし。附属中の保健体育の先生が替わられて、短距離・リレーの授業。これは川本の担当ですね。帰ってきて、鯨と陸上部のHPの検討を1時間ほど。今日の中で、唯一楽しかった時間かな。6時から夜間主コースの授業。時間に追われた一日が終わりました。これから明日の授業準備をして、帰ります。なにせ明日は、大学で3コマ、医大で1コマの授業デイです。ゆっくり勉強する時間がありません。早起きして、がんばろうとっ。

 

●4月18日(木)

 今日は、働きました。4コマ全部授業でした。大学の先生になって初めてです。これでいいのかな?と疑問を感じつつ、今まで勉強したことを出しています。特に「トレーニングマネジメント」は、必ず毎年違う解説をしようと心に決めていたので、準備が大変なのですが、時間が・・・・・でも決めたことは、どんなことがあってもやり遂げなければなりません。これも修行。がんばろうとっ。

 今日は木次谷君が病院がお休みということで、研究室に遊びに来ていました。一日中勉強。えらい。若さっていいね。若いもんに負けないように勉強しなきゃね。やっぱり貯めないことには、出せませんからね。

 

 

●4月19日(金)

 午後から、「平成14年度新規採用職員研修」(ふくしま自治研修センター)で講演をしていきました。県内自治体の新規採用職員の方が、5日間通しで研修を行います。川本は最終日の最後の研修というか、まあ研修か?研修の内容は「行政課題と主要施策」とか「地方公務員制度」とか非常に硬めの内容に比べて、オヤジは「今日からあなたも絶好調」という演題。内容は、具体的な行動が生む身の回りの変化と目標をどのように実践していくかとか結構いい話が散りばめられているのですがねえ・・・・・・まあ、学生さんたちに話すように今回は、話しました。講演でやりやすいのは、お母さんたちですよね。お母さんたちは、必ずうなずきながら話を聞いてくれるので、非常にいいですね。また、下ネタ(あくまでも品位を持って、軽めです)にも(年の功か?)充分ついてきてくれるので、つかみやすいですよね。やっぱり同業者相手はやりにくいですね。

 女房が実家に帰っています。出産か?そんなことはないね。「実家に帰らせていただきます。バタン。」でもありません。ご心配なく。で、昨夜は息子と食事。息子がちょっと先に帰宅しました。風呂を沸かして、洗濯物をたたみだしました。おっと、その前に弁当箱を洗っていました。普段は、カバンの中に入れて、出すのさえ忘れる息子が・・・・・感心感心。

 食事はオヤジの担当。と言っても帰宅途中に岩代寿司によって、ベニマル(福島だけにしか分かりませんね。スーパーの名前です)でお肉を買ってきて、焼いただけです。でも、寿司とステーキ、このオヤジが作る?夕食の定番です。川本は、もう何も料理ができません。あとは、卵料理(ゆで卵、スクランブルエッグ、目玉焼き以上)しかできません。サバイバルには向かないオヤジです。

 それから、息子は体操服を洗濯。お前は偉いぞ。「皿はパパが洗ってね」と指示。オヤジは、洗濯機の使い方は、全然分かりません。昨日、研究室で木次谷と茂木が簡単ですよ。とサルでもできるようなことを言っていましたが、オヤジはサル以下です。

 朝ご飯はおやじの担当。といってもパンを焼いて、ソーセージをボイルしただけ。ケチャップは出し忘れました。弁当はちょっと作れないので、コンビニで買ってくれと・・・・コンビニってコンビニエンス。今夜の夕食は、飯坂病院の吉田先生と会食のため、フリー。明日は、中華を食べに行こうな。改めて主婦の大変さを実感しました。早くもリビングと寝室は雑然としています。主婦の仕事の煩雑さに比べると我々の仕事は簡単ですね。世のオヤジたち、互いにしっかり働こうね。

 

●4月20日(土)

 息子が仙台高校へ練習試合です。起きたら6時55分。まずい。7時20分に高校集合でした。昼ご飯を買いにコンビニへ寄って。困ったオヤジだ・・・・・間に合ってよかった。

 トラッククラブのお花見でした。桜はちょっとしか残っていませんが、父母会の顔合わせも兼ねて行いました。春先はお約束の行事ですね。父母会の会長さん、副会長さんも決定して、発足1年目でだんだん形が整いつつあります。詳しくは、トラッククラブのページでどうぞ。TCの会員は50名強、ちょっと大人数で大変ですが、楽しく陸上競技をおこなっています。卒業生の協力が嬉しいですね。

 

 

 福島にはアサヒビールの工場があります。そこから直送の生ビールは最高においしかった(決してPRではありません。直送、生、青空がキーワードです)。それで、木次谷とついつい飲み過ぎました。雉子波に自宅まで送ってもらって(当然、お迎えにも来てもらいました)。そのまま、お昼寝。

 息子の帰りを待って、二瓶夫婦と中華料理店へ。昼間さんざん飲んだにもかかわらず、ここでも飲んでいるオヤジでした。

 

 

●4月21日(日)

 午前中練習。やっと全体のレベルが上がってきましたが、まだまだ気迫ある練習となりません。上級生たちの奮起を期待しましょう。インカレまで1ヶ月を切りました。これからが勝負だと考えています。で、本日インカレ選手を発表しました。監督として非情にならなくてはいけないときです。選手たちのこの冬の頑張りを見ているので、ついつい頑張った学生を選手にと考えたくなります。でも、インカレだから競技力を。でも、速ければいいのか?で、最終的には、頑張りと競技力のバランスをとりながら、「選手」を決めました。ある学生は頑張りで「選手」に、ある学生は競技力で「選手」にそれぞれふさわしい「選手」を選んだつもりです。1ヶ月後にきちんと結果を出して欲しいものです。

 東京選手権から学生たちが帰ってきました。2日目もやっているのですが、終了した学生は、練習に帰ってきました。結果は明日の「週間福陸」に掲載されるでしょう。この冬の成果は出ていると思います。今年もそこそこやれそうな手応えです。まずは、結果に一喜一憂しないで、慌てないことですと自分に言い聞かせて、帰宅します。

 ところで、息子のチームは昨日、仙台高校(昨年のインターハイ優勝チームだよね?違った?)に1点差で惜敗。相手のエースが全日本の合宿に行っていたのですが、仙台高校は、仙台高校だ。いやあ〜、オヤジとしては、期待しちゃうよ。

おっと、今一喜一憂しないでと言ったばかりか?今日は、福島大学と練習試合。明日は、バスケットの監督にいけるかどうか聞かなきゃ。そろそろ全国大会応援用のホテルも予約しなくては・・・・・と夢は広がるオヤジでした。

おっとその前に県大会の日程を空けておかなきゃね。早速年休?親ばか。

 息子には、全国ベスト8くらいを目指して、挑戦して欲しいですね。あの子たちは、中学校の時、新人戦地区大会で軽く敗退したのに、3年生のシーズンで、見違えるように成長して県の8までなれたので、彼らの成長力に期待。ここも親ばか。でも、親が子どもの成長を信じなかったら、子どもはどうなる?きっとこの数ヶ月で成長しますよ。これが競技スポーツの良いところ。難しいことにチャレンジするから成長する。簡単なことは、成長を止める。

 

 

●4月22日(月)

 午前中、会議。

 午後。大原看護専門学校へ。テニスの授業。今年の看護婦(士)の卵たちは、すなお。90分間喜んでなんちゃってテニスをやっていました。スポーツの楽しみは、まずここから。次は技能で遊ぶために練習。エースをねらえ。

 そのまま帰りに旅行代理店へ。手配していたサーキットのチケットを受取に。これが結構な値段。本当にお金がいくらあっても足らない。クレジットカードって本当に便利ですね。記録も残るし、資金の自転車操業はできるし・・・・・おっとその前にホームセンターに寄ったんだ。木次谷が藤棚を見ながら、キーウィなんて植えたらいいんじゃないですか?それはいいけど・・・・先生、グランドの隅のほう耕しても良いですか?トマトなんか植えたらいいと思います。なんてことを言ったので、早速、キーウィの苗と土を買ってきました。ただ、グランドの土は、本当に痩せているので、育つことやら・・・・・

 キーウィといえば、自宅の庭にもあります。H原高校のS田先生から頂きました。最初に頂いたいたのが、97年の世界選手権出場記念。ただ、川本の庭は、芝生はきれいなのですが、ほんの表面だけ。土地はやせていて、栄養価ゼロ。「簡単に育つから」といわたキーウィを簡単に枯らしてしまいました。翌年もS田先生は、キーウィの苗を持ってきてくれました。その年は大切に育てました。芝生にちょっと雑草が目立ちだした夏のある日。除草剤(芝を痛めず雑草だけ枯らす)をまきました。あんなに元気よかったキーウィは、あっという間に枯れました。S田先生には、もう枯らしたなんて言えません。でも、先生は、うちの庭をちゃんとご覧になっていて、また苗を届けてくれました。感謝

 土地を耕し、土地を肥やして植えました。そして2001年、キーウィは、酸っぱい実をたくさん付けたのでした。その年の世界選手権に選手が出場しました。

 ここから学んだこと。1回の成功くらいで安心していると大切なものは、あっという間になくなる。だからオリンピック選手がでなかった。絶えず足下を見つめて、耕すという地道なことを忘れるな。運は自分で運んでくること。手を抜いたやつに運なんて飛び込んできてはくれない。

 今年もサーキットの季節がやってきます。GWは、新緑の季節。命が芽吹いて、こちらまで自然界のパワーをもらえるような気がします。日本中からエネルギーを吸収してきます。兵庫リレーカーニバルまであと6日。わくわくして眠れない。

 

 

●4月23日(火)

 陸上競技の授業がありました。毎回授業内容をノートにまとめさせています。結構いいまとめをする学生がいるんです。逆に「お前これじゃあ中学生以下だろう」という学生もいるわけで、まあ学生はそんなところですか?で、このノートを学生たちに断って「ピカイチノート」として公開することになりました。ご期待を。

 午後から会議。茂木の1台目の入りが心配だったので、練習時間前にアップをするように指示して、会議が終わるのを待ちました(こんな態度で良いのだろうか?)。3台目まで改良。結構いけるようになりました。サーキットもこれで安心。茂木には、日本人初の12秒台で走ってもらいたいものです。

 夕方から県北地区の体育の先生たちが一堂に会しての飲み会「きまま会」がありました。ほんとうにきままで、開会の挨拶の前に勝手にのみ出すというきままさです。普通は「朝自習」とかいって軽く飲むのですが、気まま会は、もう最初から本格的飲みです。各種目入り交じっての飲み会なので、結構いけている感じがします。私的には好きです。

 で、気まま会が終わって、S木、N冨、M浦、A本、H積先生と大阪屋へ行きました(記念写真は後日掲載)。大阪屋さんはすもうが大好き。お店の中は、相撲の写真や番付表で一杯。そこへ、S木、N冨という相撲取りみたいな先生たちがいったものだから、おおはまり。非常にいい感じの2次会ができました。その後、川本はタクシーに乗って帰りましたが、残りはちゃんとそのまま帰ったのでしょうか?絶対、もう少し遊んで?帰って。「川本先生と一緒だった」と奥さんに言ったと簡単に想像できますが、どうでしょうか?

 

●4月24日(水)

 1時30分から始まった教授会が、先ほど(7時40分)終了しました。川本は、夜間主の授業(ゴルフ)があるため、6時前に退室したのですが・・・・・大変です。国立大学は、独立法人化問題を抱えているし、その上、福島大学は、理工系の新学部創設で、大学再編の問題を課されているし、教育学部は、教員養成大学の担当校の問題があるし・・・・・・教授会は、長引きます。ここ数年で、私を取り巻く環境が大きく変わりそうです。陸上競技をじっくりやれる時間がとれるのでしょうか?心配です。おっとその前に川本のポストがあるか、心配しなければ・・・・・・木次谷が持ってきてくれた団子を食べながら思案しています。まあ、やれるうちに、しっかりやれるだけのことは、やっておきましょうか。まずは、学生の納得するいい授業をやることですかね。川本なんかが心配してもどうしようもない大きな問題ですからね

 

大坂屋さんにて、みんな似ている? 川本だけは何故か似ていない(もっとキムタク似だと思う)。誰が?

 

●4月25日(木)

 木曜日は、いままでの勉強の貯金を吐き出す日。4コマ全部授業の日。2コマのトレーニングマネジメント。「競技的状態」の解説だったのですが、運動の自動化のところで、特別な知覚についての話の流れで、いつの間にか、上達していく選手と上達しない選手の違いについて、画期的な?仮説を立てることができました。ここで書くと長くなるので、別の機会に。小学校の先生をしたときに同僚の先生が、「学生の時、1軍の選手に負けないくらい一生懸命練習したのにうまくなれなかった。なにが違うんだろう・・・・」と呟いたのを聞いて、ずっと心に残っていたのが、今日自分なりに解決することができ、すっきりしました。予定の1/4くらいしか授業は進みませんでしたが、実にいい授業だったと自画自賛。

 4コマの医大の非常勤から帰って、会議がひとつ。ダッシュで会議室へ。終わって練習へ。雉子波が練習に顔を出していました。週末に記録会があるので、上級生はちょっと軽め。やっと全体的に動けるようになってきました。

 研究室に帰り、サーキットの段取りと附属養護学校の運動会のボランティアの人選。こちらはヨネがいろいろやってくれました。附属養護学校の運動会には、昨年からお手伝いに行っています。学生の教育上必要なことだと考えています。これから茂木と明日の新入生歓迎会の「福大をもっと知りたくて」の企画。問題を検討します。詳しくは、「週間福陸」で・・・・・・

 ちょっとした読み物に名将に聞け!日本記録を生む「監督貢献度90%」の秘密を掲載しました。

あの?みずほフィナンシャルグループ富士総合研究所の月刊誌Meme(ミーム)に載せていただきました。

リードの記事は、「陸上競技界で、福島大学が旋風を巻き起こしている。地方の国立大でありながら、昨年も三人の選手が日本記録を樹立。「記録を出せたのは90%が先生のおかげ」と言われる川本監督に話を聞いた。」でした。名将に聞け!なんてすごいタイトルですね。ちょっと気恥ずかしい(川本は結構恥ずかしがり屋)ですが、思い切って掲載。

 

●4月26日(金)

 午前中、富岡町とスポーツユニオンの打ち合わせ。午後、院生の林君を囲んで、A社のSさんと総合型スポーツクラブの勉強会。今後の展望を検討しました。

 これから、新入生歓迎会。あいさつ考えなきゃ。ねっ茂木。というのも茂木とは、昨日の企画の続きを検討していました。上級生の芸?が楽しみです。

 明後日からサーキット。神戸、広島です。

 

●4月27日(土)

 春期サーキット出発。福大チームの第1戦は、兵庫リレーカーニバル。ホテルは、新神戸駅のすぐとなり。会場のユニバーシアード記念競技場までは、地下鉄利用で40分くらいかかります。車で5分くらいのところに練習会場があります。昨年は、案内のシートをよく読まずに本会場まで練習に行って、そこで、小学生のリレーの予選会のアップと重なり、散々でした。今年は・・・・・そのこともすっかり忘れていて、また、本競技場へ行こうとしていたら、「練習会場がありますが・・・・・」「早く言えよ〜」で、近くの練習会場へ。1年前のことを忘れるなんて、本格的なオヤジ突入です。

そこで、茂木が「今年は、まだハーフタイツで練習していませんね」池田も「ロングタイツしか持ってきていません」そう、福島大は、今年はちょっと出遅れ気味です。例年、4月頭に千葉でサーキット用の合宿を組んで、8分くらいの仕上げをしてサーキットに臨むのですが、今年は、6割くらいの仕上げです。理由は、国際大会の実質的な選考会ではないことです。今年は、6月の日本選手権にあえばいい位で、ゆっくり目の発進です。たまには、いいでしょう。

 

 

●4月28日(日)

 100Hの予選で、茂木が全然走れませんでした。あまりにもひどかったので、決勝前は、真剣にアップ。とりあえず今持っているものは全て出せるようにしました。アップをやりすぎて、ふと気づくと競技開始13分前。最終コールは・・・・・・ちょっとだけおまけしていただきました。兵庫陸協さんありがとうございました。決勝の茂木は、きちんと走れて、まあ大丈夫でした。

 兵庫陸協といけば、非常に教育的です。小学生のスタートは、フライングをしても注意だけ。それも個人にではなく、全体にスタートはきちんと止まろうね。とか指導するんです。少々ラインから手がでていてもおとがめなし。また、リレーのオーバーゾーンもその場で注意して、失格なし。本当に愛あふれる審判ブリです。実際にフライングをした子供でも何が悪いのか分からない子もいるはずです。一斉にスタートの精神は守りながらも子供向けのルールもあっていいですよね。F県の審判などは、小学生に怒鳴り散らして、怒って・・・・端で見ている私がイヤになるくらいでした。言うことをなかなか聞かない(聞けない)小学生ですが、そこが小学生。大人が温かく指導しながら、ルールやマナーを身につけさせたいですね。

 夕方、そのまま広島へ移動。ちょとお腹がすいたので、つまみとビールを買って新幹線へ。今日はドーピング検査の対象にならなかったから、すぐ帰れましたが、明日はどうでしょうか?もしドーピング検査があったら、福島へ戻れません。ちょっとピンチかも?

 

 

 

●4月29日(月) 

 松本がいい感じでした。追い風ながら11秒7台で走ったので、合格。昨年は12秒からのスタートでしたからね。吉田は、柿沼さんに肉薄。あと一歩が越えられません。秘策を練らなければ・・・・・・木田もアメリカまで行った成果が出ています。いい感じ。池田は調整不足というか、こんなものでしょう。ちょっと遅れ気味です。暖かいところに住んでいるライバルたちは、仕上げも順調。福島大チームは、これからと言ったところでしょうか?今年の勝負は後半。ちょっと待っていて下さい。

 松本の100決勝が終わって、速攻、タクシーで空港へ。ドーピング検査に誰も当たらずにセーフ。でもこれで、ドーピング検査にひっかかって、福島に帰れなかったら、どうするんでしょうかね。プロ的な活動をしている選手はいいですが、学校の先生なんか困ると思いますよ。それこそその日のホテル代、休業補償などねえ。ホテル代はお金で解決できますが、仕事の穴は、どうしてくれるのって感じですよね。ドーピング検査のなら何でも通るというのは、ちょっとおかしいと思いますね。(本当の意味の)アマチュアをプロの犠牲にしてもらいたくありませんね(池田の抜き打ちで昨年の11月3日、朝6時前に川本に電話をかけたあなた、あなたもそうですよ)。

 で、空港へ5時ちょい前に到着。そうだ川本の昼は200円のポップコーン半分。これじゃあお腹がすく。ということで、空港のお好み焼きやさんへ。10分で焼けると言われたけど、熱いお好み焼きはすぐには食べられない。おっと空港中に響く呼び出しの声。「仙台へ出発の川本様・・・・・・」オレらだー。ダッシュ。ゲート前でちゃっかりマイレージ登録をして、飛行機へ。仙台空港へは予定より5分早く到着。15分後に電車が・・・・。タクシーの運転手さんにお願いして、やっと間に合いました。

 福島駅で「お先に〜」(学生は2駅先の金谷川駅です)。と降りようとすると、池田が「そのクーラーボックス静岡に送らなくてもよかったんですか?」早く言えよ。シートなどを入れたクーラーボックスは、広島から静岡に送る予定で、池田はホテルの住所も控えてきたのに・・・・すっかり忘れていたオヤジでした。今日も本格的なオヤジへの道を一直線。

 

 

●4月30日(火)

 連休の谷間ですが、授業。でも会議はなし。ちょっとうれしい感じ。例年、織田記念(広島)と静岡国際の間は、福島へ帰らずに合宿をしていたのですが、今年は、そこまで上げなくてもいいのかな?という判断で合宿をせずに授業をしました。アジア大会の最終選考は日本選手権なので、まあのんびりと行きましょう。

 空きコマに茂木と兵庫のレースのVTRを観ながら修正点を検討。VTRにすると見える部分とVTRを観て失敗する部分がありますよね。ここいらがちょっと難しいですねビデオを観るときは。

 机の上には、今日までの書類がたくさんあって、処理に時間がかかりました。まあ、ひとつひとつこなしていくしかありませんね。

 昨夜、ビールを飲んで、ゆっくりしていたら「ただいまー」と息子。塾の帰りです。何と息子は、髪を切って坊主頭でした。F高校のバスケット部にバリカンがあって、みんなで切ったとのこと。息子はちょっとテレ笑いを浮かべていましたが、なかなかいいぞ。坊主にすれば、気合いが入るのか?という意見もありますが、私は大賛成。坊主頭にではなく、おしゃれなんか気にせず、やっていこうという感じがして好感が持てます。息子は当然毎朝、髪を整えていましたからね。自分たちでやったというのがいいね。髪が長くてもちゃんとしていく子もいますが、何かを断ち切って、最後に賭ける。青春ぽくていいね。頑張れ息子たちとエールを送りたいですね。結果は、勝利がいいに決まっていますが、プロセスは青年期には非常に重要なこと。オヤジは、応援しているよ。

 横マネと東北インカレの宿泊の打ち合わせ。何から何まで、段取りして、最後に先生どうですか?と判断を仰ぎます。本当に成長しました。息子の成長と共に学生の成長も嬉しいオヤジ。

 4月1日につけたカウンターが、1ヶ月で5429を数えました。この研究室を訪問いただいたみなさん本当にありがとうございました。こんなに大勢の方に読まれているとは、正直思っていませんでした。これからも訪問いただけるよう勉強したいと思います。

 

 

 

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